素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

大阪府の内申書が絶対評価になる公算大に

2012年08月31日 | 日記
10時に家を出て志摩に向かった。木津、伊賀を抜ける最もよく使うコースである。ちょうど12時過ぎに関に着いたので初めて関ドライブインに寄り昼食を取った。いつもの安濃よりもいろんな店があり面白いと思った。そこからおよそ1時間20分走り14時少し前に実家に着く。
約4時間のドライブ中、つれづれなるままに色々なことを思うのだが、一番長く考えたのが内申書に絶対評価を取り入れるという話が現実味を帯びてきたことに関してだった。

相対評価か絶対評価かという二者択一的な発想は卒業しないといけないのに。

どちらにも良い点、悪い点がある。改革と称して、その評価の持っている欠点を上げ評価方法を変更する。しかし、その評価にも問題点があるので何年かすると前のことを忘れたようにして欠点を上げつらい変更する。

小学校入学以来、生徒して、教師として50年余り評価方法に付き合ってきたがその場しのぎの安易な変更の繰り返しだったという思いが強い。
具体的には何度もブログにも書いてきたが、それらを思い出しながらまたかとうんざりした。

校内だけの評価であればまだ問題は大きくならないが、内申書となるとレベルが違う。もっと慎重に検討すべきだと思う。
過去のさまざまな入試改革、きちっと検証されていないように思う。何か変更すれば良くなるという『変更神話』だけで進んできた。だから堂々巡りにも平気なのだ。このことにストップをかけることが必要。

完璧な評価方法はないということをしっかり踏まえること。
選抜試験はどのような方法を取ろうが理不尽な部分は残る。
テストの結果についての分析や評価の議論は多いが、元になっているテストそのものの内容の妥当性についての検証はなされていない。

そのこともしっかりすべきである。欠陥のある測定器具で出されたものを元に検討しても正しい方向は選べない。

過去、絶対評価を広い範囲で実施しようと試みた時にぶつかった壁がこれであった。

それらを踏まえないと混乱のみに終わる。泣かされるのは、いつも現場。
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ランニングマシーン60分間走・記録更新11.38km

2012年08月30日 | 日記
 トレーニング効果を高めるためには休養をとることが大切ということはかなり前から頭ではわかっていた。しかし、実際には毎日トレーニングをしないと何となく不安になってしまうのも事実である。いろいろな競技での猛特訓の残像が邪魔をするのである。8月は2泊3日の旅行が3つ入っていたので今まで中途半端であったトレーニングと休養に関してしっかりメリハリをつけてみようと思った。

 出かける前はしっかりトレーニングに励み旅行中はトレーニングの類は何もしないということを徹底してどうなるかを試してみる価値はあるだろうということ。ブログに書いたように北海道に出かける前の1週間はかなり追い込み22日と25日に60分間走で11kmを達成した。旅行明けの昨日は筋力トレーニングを中心にしてランニングは1kmにとどめた。隣で走っていた人が「もう終わりですか?」と驚いたぐらいである。

 今日は筋力トレーニングは一切しないで、すぐにランニングマシーンを使った。最初からスピードを上げていった。思っていたよりも足も軽く、呼吸のほうも楽であった。30分を過ぎた頃に「今日は新記録が出せそう」という予感がした。今日は思い切って時速12kmまでスピードを上げた。3分間は続けたが、これ以上だとストレスを感じるとおもったので少しだけダウンした。

 結果、今までは11kmを越えるのがやっとという感じであったが今日は余裕を持ちつつ11.38kmと記録を更新した。少しずつだが体を通してわかることがでてきた。

 明日からは予定にはなかったが、志摩に帰ることにした。このことをまたうまく休養として使ってみようと考えている。

 先週の日曜クラブにあった海原純子さんの「新・心のサプリ」を旅先で読んだが、心にストンと落ちるものがあった。ロンドンオリンピックで、苦境や挫折の後躍進した競技や人々に共通するものは何だろうということから“苦境からの回復力”について述べている。

 「まずひとつは自分の足りない部分をしっかりみつめる、ということだろう。これには勇気が必要だ。自分のダメな部分を見たり気づいたりするのがどんなに苦痛かは、みなさんも日々の生活でよくわかるはずだ。失敗しても人のせいや条件のせいにしたり、みてみぬふりをすることがないだろうか。

 更にその後、その部分を補うためにどうするかを客観的に分析する冷静な視点が必要だ。これもむずかしい。みなさんも仕事で失敗した時やうまくいかない時、“自分はダメ”と感情的になって自分を受け入れられず、何かにあたったりすることがないだろうか。

 自分の不足した部分を分析した後、必要なのはその部分を強化する方法を実行する地道な努力である。これもむずかしい。しかしこれは必須項目だろう。

 苦境からの回復力には、こうした三つのステップが必要だと思う。つまり、第一ステップで自分の不足した部分と実力をはっきり見すえる。次に、その自分を受け入れ分析する。不足を補い実力を上げるために必要なことを考える。第三ステップで実行。これはスポーツならずとも日々の生活の中で大切な視点だと思う。」


 そしてフィニッシュも見事に決まっていた。

 「自らをみつめ精進するのはスポーツも人生も同じ。ダメな部分をみつめる勇気をもち、かつそうした人を支える力をもつ人間でありたいと思う。」

 私の思っていることをズバッと書いてくれた。久しぶりにスカッとした心持になった。
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デジブック 『夏の道東15景3日間』

2012年08月29日 | 日記
 今回の旅行では、美しい自然の風景もさることながら、そこに生きる植物、動物、人間の“厳しさ”を感じた3日間であった。


デジブック 『夏の道東15景3日間』
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夏の北海道さいはて15景最終日は釧路湿原のみ

2012年08月28日 | 日記
快晴。第十三景は‘‘快速しれとこ’となっていた。どんな列車かと思いきや一両編成のディーゼル車、天井で扇風機が回り窓は手で上げ下げできる昭和二十年代までの世代にとっては懐かしい代物。15景のひとつに入れるのだとみんなで大笑い。
釧路湿原駅で下車、20分ほど歩いて細岡展望台より第十四景の釧路湿原を遠望する。霧の日が多いみたいだが今日は蛇行する釧路川、緑の湿原、遠くに阿寒岳の連山を見ることができた。
再び釧路湿原駅に戻り釧路湿原を走るノロッコ号に乗車して終点の塘路駅まで。これが最後の第十五景。釧路市に戻り和商市場で昼食、買い物をして14時55分発のANA986便で伊丹へ。16時55分着。18時19分に家に帰り、The End!
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夏の北海道さいはて15景2日目:道東の岬巡り満喫

2012年08月27日 | 日記
宿を出る時は霧。第三景のプユニ岬の断崖から知床ウトロ方面を眺め第四景の知床五湖に着いた時はさらに雨が加わる。傘をさして高架木道を歩いたが見通しが極めて悪くヒグマは発見できず。
天気運の良さもこれまでかと思ったが、峠を越えて羅臼に出るとうそみたいに回復。第五景の風蓮湖では日傘が欲しいくらいの日差しとなった。
落石駅からは第六景のJR花咲線で根室駅に移動する。有人では最東端の駅である。

根室駅から第七景本土最東端の納沙布岬までは約40分。北方領土が間近に見え、海上保安庁の巡視船の姿を見ると領土問題にも思いを馳せる。
その後第八景春国岱、第九景霧多布岬、第十景太平洋シーサイドラインとさいはての風景を楽しみ、第十一景霧多布湿原・琵琶瀬展望台で締めて一路およそ140kmを走り釧路市中心街にある釧路プリンスホテルへ向かった。
ホテル手前にある第十二景幣舞(ぬさまい)橋で夕焼けをバックに写真を撮り18時40分にホテル到着。朝7時30分に出ての変化に富んだ長い1日が終わった。
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