塩哲の色不異空

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ミュージアム巡り 明治の学び 教育勅語

2015-07-21 05:39:01 | ミュージアム巡り_2015
 明治23年(1890)10月30日、明治天皇は宮中にて山懸有朋総理大臣
と芳川顕正文部大臣を召して、「教育勅語」を文部大臣に下賜する。
これまでの法令とは異なり、国務大臣の副署が省かれ親署と御璽の
みが記された“勅語”形式がとられる。
 成立に当たって、同年9月26日に芳川文部大臣が閣議に提出し、
山縣、芳川、元田永孚枢密顧問官、井上毅法制局長官との間で草案
の修正が行われる。
 最終案が示されたのは10月20日で、24日に天皇の裁可を得て発布
される。芳川文相は勅語の謄本を全国の学校に頒布し、学校の式日
などで奉読するよう訓示する。
 大正12年(1923)9月1日の関東大震災で文部省庁舎が全焼。金庫
に保管されていた「教育勅語」原本は、被災し焼失は逃れたものの
黒く変色してしまう。

 教育勅語は2014年に文部科学省から同館に移管され、今回の展
示会は初めて公開されている。但し、展示物は複製だ。
(国立公文書館:千代田区北の丸公園3-2)
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