塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

Weekendの麺処巡り ワタリガラス で 節ソバ塩+鮨

2024-07-20 13:21:56 | 麺_2024
 先日7月17日、南烏山4丁目に創業された麺処「ワタリガラス 麺鮨」
へGO。

 こちらの店主は、「八咫烏」の出身で、女将さんがお寿司屋さんの
娘さんだとか。では、麺だけでなくお鮨も頂こう。「節そば塩」に
「鮨二貫」セット1,200円をコール。お代は食後に。

 握られたばかりの鮨の登場、ちゃんとがりも載せられている。器が
おしゃれ。で、メインの一杯は、着鈍してから鰹の削り節が盛られる。
こんなちょっとした演出でも食欲をそそられ、いいものだなあ。

 そのスープを頂くと、出汁にオリーブや数タイプの香味オイルが加
わって、素晴らしい旨味を表現されている。このスープに厚さと深さ
とまろみが加わり、ツヤが出ている。そのお汁を舌の上で遊ばせ、砕
いて香りを愉しむ。舌がくたびれない。

 美味しく頂いた、ご馳走様。退席するときに創業記念としてオリジ
ナル削り節パックと店名入りボールペンを頂いた。ありがとうござい
ます。素晴らしいお店がオープンした。
 
ワタリガラス 麺 鮨
世田谷区南烏山4-25-9
11:00〜14:00、17:00〜21:00 火曜定休日

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ミュージアム巡り 光悦の大宇宙 伊勢物語

2024-07-20 05:18:35 | ミュージアム巡り_2024
 続いて、「伊勢物語」(慶長13年・1608、紙本木版・古活字版、27/
19.2cm、二冊、東京・大東急記念文庫所蔵)。
 日本の出版文化史において初めて登場した絵入本で、近世初頭に製
作された活字印刷本&古活字版第1種本。本品は、“嵯峨本”と呼ばれ
る校閲流の書体と華やかな雲母摺り。

 具引きの楮紙を色替えで用いた袋綴装の冊子本で、巻末に校訂者の
中院通勝による肉筆署名がある。表紙の印刷題箋“伊勢物語”の版下も
通勝によるもの。本文は連綿体の流れを留めた連続活字を使用し、木
活字であるが肉筆に近い感じを表している。
 これは物語の各場面の挿絵の存在が大きく、刊行を重ねて広く読ま
れている。江戸時代に成立した伊勢物語主題の工芸意匠には、この挿
絵を下敷きとした刊行本が多くある。挿絵画家としては狩野永徳の門
人・一雲に比定する説があるという。
 この伊勢物語の普及により、一部の階層で占有されていた知識が広
い範囲で多くの人々まで共有されるきっかけともなった。
TNM(台東区上野公園13-9)

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