続いて、「桜山吹図屏風」(江戸時代、色紙:本阿弥光悦筆、屏風:伝俵
屋宗達筆、紙本着色、155.7/363.6cm、六曲一双、TNM所蔵)は、宗
達が主宰する工房作と推測され、寛永年間(1624〜44)頃の製作と考え
られる。
屏風絵の上に金銀泥で装飾した色紙が30枚貼り付けられており、そ
のうちの4枚は時代の下る後補されたもの。また26枚は雲母摺り(9枚)
や金銀の泥・砂子で彩られ、菊や千鳥の動植物が手彩色で描かれている。
その色紙には光悦が「古今和歌集」の和歌を一首ずつ書き記して慶長
10年(1605)頃の書と推定される。
それぞれの色紙の内、白・茶・緑に着色され異なる彩色画が併用され
るなか、この9枚の雲母摺りはいずれも“雷文蔓牡丹文”に限られる。
TNM(台東区上野公園13-9)
屋宗達筆、紙本着色、155.7/363.6cm、六曲一双、TNM所蔵)は、宗
達が主宰する工房作と推測され、寛永年間(1624〜44)頃の製作と考え
られる。
屏風絵の上に金銀泥で装飾した色紙が30枚貼り付けられており、そ
のうちの4枚は時代の下る後補されたもの。また26枚は雲母摺り(9枚)
や金銀の泥・砂子で彩られ、菊や千鳥の動植物が手彩色で描かれている。
その色紙には光悦が「古今和歌集」の和歌を一首ずつ書き記して慶長
10年(1605)頃の書と推定される。
それぞれの色紙の内、白・茶・緑に着色され異なる彩色画が併用され
るなか、この9枚の雲母摺りはいずれも“雷文蔓牡丹文”に限られる。
TNM(台東区上野公園13-9)