![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cb/f8bea6a8f692756dac530bf1a531f9dd.jpg)
次は、「扁額 正中山」(江戸時代、本阿弥光悦筆、木製、135/73cm、
一面、千葉・中山法華経寺所蔵)。こちらは、法華経寺山門にこの「正
中山」、大堂に「祖師堂」、法華堂に「妙法花経寺」の三面の扁額が
掲げられていた。
同寺の山号「正中山」の文字には、黒漆の上に朱が施され、その上
に金の痕跡がみられ、同じような華飾がなされた額の縁部分と同じく、
額面には金の文字が浮かび上がっていたと思われる。
その文字部分は薄い板状のもので、額面の文字の縁部分には小さな
釘が打ち付けられている。この扁額には署名や銘文がないものの、筆
勢を考慮すれば光悦の筆にかかったものと断定されている。
TNM(台東区上野公園13-9)
一面、千葉・中山法華経寺所蔵)。こちらは、法華経寺山門にこの「正
中山」、大堂に「祖師堂」、法華堂に「妙法花経寺」の三面の扁額が
掲げられていた。
同寺の山号「正中山」の文字には、黒漆の上に朱が施され、その上
に金の痕跡がみられ、同じような華飾がなされた額の縁部分と同じく、
額面には金の文字が浮かび上がっていたと思われる。
その文字部分は薄い板状のもので、額面の文字の縁部分には小さな
釘が打ち付けられている。この扁額には署名や銘文がないものの、筆
勢を考慮すれば光悦の筆にかかったものと断定されている。
TNM(台東区上野公園13-9)