台北賓館に来ました。日本統治時代、総督の官邸だった建物です。現在は外国のお客さんを招待する場所となっています。けっこう長い間、台湾に住んでいるのに、ここへ来るのは初めて!
正門を抜けると、こういった風景が目に飛び込んできます。おおおお、さすが立派な建物です!
まずは外側から建物を眺めることとしましょう。建物の正面玄関を真正面から見てみます。素晴らしい風格です。入り口のまん前に噴水も設置されていますね。
どっしりとした重々しい造りです。屋根の窓は木で作られているんですね!!
それでは中に入ってみましょう。
入ってすぐに階段がありました。白い壁には金で装飾が施されていて、なんとも豪華な雰囲気。階段には赤い絨毯。手すりなどは木でできていて、昔らしい造りです。
天井はかなり高いです!シャンデリアが遠い!
階段を上り切ったところにこんなものがありました。
どうやら「中日和約」の模様を再現したもののようです。太平洋戦争に敗れた日本が、台湾の統治をやめ、中華民国に返す条約を結んだのが、この台北賓館だったということです。
踊り場の突き当りには、大きなステンドグラスがはめ込まれた窓がありました。
二階にはいくつかの部屋があり、それぞれ見学できます。亜熱帯の台湾ですが、暖炉も作られていたんですねえ。
こちらの部屋にも鏡の下に暖炉が設置されています。
こちらの奥まった小部屋の真ん中には、何か黒い箱のようなものが展示されていました。何でしょうか?
木彫りの黒い箱のようなものには、日本の風景が描かれています。厳島神社でしょうか。木彫りの装飾も凝っていますね。
ピントがあっていなくてごめんなさい。これはこの黒い箱の中の天井の部分です。どうやら何かをしまっておく箱型の引き出しのようなもののようで。
こちらは一階の広間です。なんてゴージャス!社交の場としてではなく、総督の執務が執り行われる場でもあったようです。
調度品も素敵ですね。カーテンの上部の装飾も素敵です。
こちらの部屋のカーテンの上部に施された装飾は、なんとも華やかです。「梅花鹿」という台湾の鹿の頭を作って飾っています。
天井のシャンデリアもクラシカルで美しいですね。
こちらは第二客室。来賓用の部屋だったようです。
木製の洋服ダンスも完備。
そしてこちらが朝ごはんを食べる部屋。ダイニングルームですね。
食器棚もありました。こんなふうに並べられていたんでしょうね。
ダイニングの側にはこんな設備が!さて、これは何でしょう?答は・・・料理を運ぶための小さいエレベーター!!一階の調理場からこのエレベーターで料理が運ばれてくるってことか!
大勢のお客さんがこの立派な台北賓館を見に訪れます。
本日はここまで。続きは「その2」でお伝えいたします~。
この時代の建物、街並み好きです。
総統府と同様に8月まで暫定的に休日開放停止と聞いていましたが、もう再開されたのでしょうか?
そうですね、以前は大々的に開放されていなかったようですね。
現在では月に1回ペースで参観が許されているようです。
参観できる日は、台北賓館のホームページを参考にしてください。
本当に素晴らしい造りの建物でした。
ただし、この建物は毎日参観できるのではなく、毎月1回だけなのです。
参観できる日にちは、台北賓館のホームページに書いてあります。
行事があって、一般の人が入れないこともあるからなんでしょうねえ。