ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

博物館みたいな喫茶店「秋恵文庫」

2014-06-10 21:34:12 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 博物館みたいな喫茶店が台北市にあると聞いて行ってみました。場所は観光客に大人気の永康街に近い通りにあります。この看板が目印ですよ~。


    
 カフェはビルの3階にあります。ビルの入り口から奥にあるエレベーターに乗って3階へどうぞ。


    
 エレベーターの手前にはでかでかとカフェの宣伝用ポスターが貼られていました。おおおお、気分はもはやレトロです。


    
 3階に着きました~。エレベータのドアが開くと、突き当たりに「秋恵文庫」と書かれたドアが見えます。


    
 入り口には「歓迎光臨(いらっしゃいませ)」の文字が。木製の看板は台湾の形をしていて面白いですね。



 早速お店に入ってみました。おお、なんとここはカフェと言うよりすっかり博物館です!至る所に骨董品が展示されています~。



 ほらほら、所狭しと並ぶレトロなグッズに囲まれています。こういうところでお茶するのって楽しそう!



 こちらはカフェになる前は、居間だったんじゃないかと思われるお部屋です。もちろんこのテーブルでもお茶がいただけるのですが、本、ポスター、陶器などなどに囲まれてのティータイムとはちょっと贅沢? 



 とりあえず私たちも席に着き、メニューを見せてもらいました。



 飲み物が来るまで展示されているものを見てみましょう。ぬぬっ、これは屋根に取り付けられていた瓦の一部でしょうか。「武」と言う字がありますが、屋号の一部なんでしょうかね。



 こちらも瓦の一部です。日本時代のものでしょうか。



 花瓶、鹿の角、貝細工や象牙細工のものなどがいっぱい。



 これは大きな木製の彫り物。客間などに飾られていたのでしょうかねえ。



 おや?これは神棚なのでは?榊を入れる白い花瓶もお神酒の入れ物もありますね。


    
 飾り棚の中にも上にも下にも骨董がひしめいています。



 こちらは醤油問屋mの醤油壷。年季が入っていますね。



 貝細工の鶏や入れ物。下の棚には貝細工の動物がたくさん入っていました。でも、それより気になるのは「台湾キャラメルバナナ」の看板。昔、そんなものが作られていたのですね。どんな味だったのかなあ。



 こちらも貝細工。美しい白鳥さん。



 おやまあ、これは!毛沢東VS蒋介石!こんなところで対決でしょうか。



 老舗の木製看板もたくさんありました。その中のひとつ、鹿港にあった「裕春金物店」の看板。



 店内には昔のポスターがたくさん展示してあります。和服を着た婦人の絵や、昔の味の素のポスターなど、日本統治時代に描かれたものがたーくさん。


    
 どうやら保険会社の宣伝ポスターのようです。


    
 映画「サヨンの鐘」のポスター。李香蘭ってことは、主演はあの山口淑子さんですね。でも、山口淑子さんにしてはちょっと顔が恐ろしいような・・・


    
 大日本精糖公司って砂糖の会社ですよね。日本髪に和服の日本女性が全面的に描かれています。


    
 なんと台湾製造のタカサゴビールのポスターなどもあるのですね。日本女性が台湾の女性にビールを注いでいるというのが面白いです。


    
 日本語のポスターです。なんと宇津救命丸の宣伝!なるほど、お母さんになる人に売り込もうというわけですね。



 なんだか異様な絵のポスターですね。歯磨きの宣伝なんでしょうか、ヤニがとれるよってことかな?



 お店の陳列品を眺めていたら飲み物が運ばれてきました。洋甘菊紅茶です。



そしてもう一つ。アイスコーヒーです。氷が溶けてもコーヒーが薄まらないように、氷もコーヒーで作られています。


秋恵文庫:台北市信義路二段178號3F(MRT東門5番出口下車すぐ)   電話(02)2351-5723
     営業時間11:00~19:00、月曜休み

にほんブログ村 海外生活ブログ 台湾情報へ