ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

可愛くてアットホームな台湾の民宿

2006-09-03 23:56:21 | オススメの宿
 蘇澳冷泉へ1泊2日旅行した際、我々は民宿に泊まりました。日本語で“民宿”というと、安い宿という感じがし、それだけにサービスもそれなりで、部屋もそんなにきれいな印象がないのではないでしょうか。しかし、台湾で“民宿”というと、最近ではきれいでオシャレで、しかもサービスもいいと聞き、一度泊まってみようということになったのです。

          

 予約を入れた民宿は羅東縣冬山郷にある「蘭洋風情」という名の宿。インターネットで検索して決めたので、写真を見て少しは感じがわかったものの、さて実際はどんなところかと正直少し不安はありました。が、着いてみたら、あらまあ、どーーんと広がった田園の中にぽつんと建った洋風のおうち。“民宿”というより“ペンション”ですね!これが「蘭洋風情」だったんです。

        
        
        

 なんと、お庭には芝生の部分にブランコまであって、可愛い雰囲気。そして案内されたお部屋は写真のようなお部屋。ピンクのカーテン、少女チックな家具、お人形やぬいぐるみもたくさん飾ってあって「わあ、かわいい~」と叫んじゃいました。レースひらひらの電気スタンド、テーブルの上にはシンデレラを想像させるようなガラスの靴の飾り。娘もすっかりお部屋が気に入って大喜びしました。きっと、ここのオーナーは小さい女の子連れのお客が来るということで、こんなお部屋を提供してくれたのでしょうが。

        

 民宿によっても条件はいろいろ異なるでしょうが、「蘭洋風情」では台湾式の朝ご飯付き。ダイニングキッチンでいただきました。老板娘(女主人)が作ってくれた朝食は地瓜(サツマイモ)入りのお粥に、そのお供。お供のおかずは円卓にずらりと並びました。昆布の煮物、ツァイポンヌ(台湾風玉子焼き、切り干し大根が入っている)、豚肉のそぼろ、野菜炒め・・・・。台湾らしい朝ご飯が味わえて、民宿ならではの心遣いが伝わってきます。

 オーナーのご夫婦はとても親切で、近郊の観光地への行き方を教えてくれますし、細かいリクエストにも応えてくれますし、本当にアットホームな雰囲気でした。夜は星を見上げながらオーナーや同じ宿泊のお客さんらとテラスでお話ししたりで、ホテルで過ごすのとはまた違った趣がありました。これで1泊ツインルーム1500元(日本円で5000くらい)ですから、とってもリーズナブル!

ただ日本語が通じないってのが、日本人客にはちょっとツライかも。中国語が話せたら、オーナーとの会話も弾むし、いろいろなことが聞けるので楽しいのですが。しかし、こんなに素敵な暖かい台湾の民宿だから、是非とも台湾以外から来たお客さんにも利用してもらいたいなあ、なんて思いました。