囲碁の趙治勲

私は高校を卒業して、関西の大手化学工場に就職をしました。
２２才の時大阪営業所に転勤になり、その時先輩から囲碁を教えてもら
ったことがありました。昼休みになると囲碁を打つのが楽しみになり、
日曜日のテレビ対局を見たりして勉強もしました。でも素質がなかった
ので、なかなか上達はできませんでした。
日曜日のある日、囲碁のテレビ対局を見ていると若い棋士が解説に出演
していました。女性アナウンサーが、次の一手はどうでしょうかなどと
言うと、若い棋士がこの手はどうのこうの批評するわけです。
そして女性アナウンサーが「では、次はどう打てばいいんでしょうか」
と言うと、若い棋士は突然「そんなのもわからないんですか。この時
は、これしかないでしょうが！」と怒り飛ばしました。
女性アナは驚いてたじたじになりましたが、番組進行を進めなくてはな
りませんので対局が変わるたびに、解説をします。
「この一手はどうでしょうか？」と半分べそをかきながら聞くと
「この手はあまり良くない？　そんなこともわからないのか！」と
解説をするたびに、若い棋士から怒り飛ばされてしまい、テレビが終わ
る頃になると、女子アナは目を真っ赤にはらしていました。
その時の若い棋士が１７才の趙治勲氏だったのです。
昨日の新聞に、趙治勲氏最多タイ１３６２勝と掲載されていました。
囲碁の７大タイトルをすべて獲得し、グランドスラムを達成。獲得タイ
トル数７１は史上最多です。時は流れて偉くなり、ひげを生やして、
すました顔をした５４才の趙治勲氏の写真が載っていました。
１７才の小天狗の時を思い出すと、ついふきだしてしまいました。

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ある売り不動産

昨日のニュースを見ていると「早くも登場しました・・・」。
サンタのおじさんがやってきたの話題だったのです。１１月の前半とい
うのに少し早いかなと思いましたが、楽しいことは早くから話題になっ
た方が、不景気な世の中も明るくなるからいいもんです。
昨日は、日曜日に中古住宅を見せて欲しいというお客さんが、来店され
るので物件の下見に行ってきました。以前見に行ったのですが、それか
ら日にちがだいぶん経過しているからなんです。お客さんを案内するの
に準備不足では失礼になりますし、案内する方がお客さんの質問に答え
られないようでは、お客さんが気に入っても話が前に進みません。
売り主さんに物件のカギの所在を訪ねると、以前はある位置に保管をし
ていたんですが、最近キーボックスに保管をやり変えていました。
４けたの数字番号を回さなければ、玄関カギが取り出せないんです。
下見の準備をせずに、案内当日現地に行ってカギが開かない、なんてあ
わてても日曜日なので売り主さんと連絡が取れないわけですね。この段
階でこの話はご破算になります。水回りから居室をひとつひとつチェッ
クをして見て回りましたが、きれいにリフォームされています。価格も
適正価格だと思うのですが、この物件がなぜ売れないのか不思議な思い
がしました。今までにも、何人かのお客さんが見に来ても相性が合わな
かったのかもしれませんが、売り不動産は、チャンスを逃すと次のお客
さんはなかなか現れないものです。お客さんが気に入ったのであれば、
販売チャンスを逃さないようにしたいものです。

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笠戸島はなぐり公園

昨日は久しぶりにのんびりとした休日でした。
庭に出て一個だけ大きくなったゴーヤの実を見ると、これから先はあま
り太くなりそうになかったので、もいで食べることにしました。
朝食の時、さっそく湯がいて皿に盛りつけられていたのでドレッシング
をかけて食べてみました。少し固さがあり苦くもありましたが、自分で
育てたものを食べる素晴らしさを味わいながらいただきました。
朝食中、テレビを見ていると画面上にニュース速報が出てました。
尖閣諸島のビデオ流出問題で、犯人逮捕のニュースでした。日本政府が
オープンにしなかったビデオでしたが、あのビデオを見た日本人の大半
が納得をしたんでしょうね。政府の対応は、日本人の心を無視した対応
だったように思えました。その対応に業を煮やして、情報をオープンに
した神戸市の海上保安庁の職員を罰するようなことをして欲しくないで
すね。罰するなら、日本政府の弱腰外交を罰するべきだと思います。
朝食が終わって天気も良かったので、布団を干して女房と出かけること
にしました。風もやんでおだやかになったので、笠戸島のはなぐり公園
に行ってみました。はなぐり公園の散歩コース道は、海の上に作られて
いますが、そこを歩くと海は満潮でした。波が岩にあたり、砕け散る波
しぶきと海の青さは迫力があって素晴らしかったですね。
来たときは老夫婦と私たちだけでしたが、帰る頃には５～６組の人達が
風がおだやかになった秋の海を味わいに来ていました。

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建設業のきびしさ

昨日の朝は、月曜日で燃えるもののゴミをだす日でした。
家中のゴミかごと、庭に置いてあった枯れ葉などをひとまとめにして、
仕事出かけにゴミを出しに行こうとすると、お隣のＮさんが私より少し
早くゴミを出して前を歩いていました。Ｎさんと私は、駐車場が同じな
んですが時間がいつも少しずれて話すことはありませんでした。
その距離１０ｍほどですが、昨日は早足で追いついてめずらしくＮさん
と話をしてみようと思いました。縮めるのに１分程かかりました。
私は世間話をするのは苦手でいつも「そうですかハハハ」で終わってし
まいますが、昨日はめずらしく仕事の話に花が咲きました。
挨拶をすませた後、「仕事の方はお忙しいですか」
「大型工事が今月で終わるので、来年から大変になりそう・・・」
Ｎさんは空調関係の仕事をしていますが、私も建設のことはわかるので
話はどんどん深層部分に入っていき話はつきません。でも駐車場にあえ
なく着きそこで終了しました。不動産業もきびしいですが、建設業は
ますますきびしさが増しているようです。大型工事を受注して完了する
まで１年半程かかったと言っていましたが、その間工事を受けた業者が
３社も倒産してしまったそうなんです。価格競争が激しくて、利益どこ
ろか赤字の工事を受けたための倒産でした。職人を遊ばせるよりもまだ
ましと、安易の考えで無理をしたのがよくなかったようでした。
今年も残り一月半ですが、この不景気は来年も続きそうです。
来年は今年以上の努力と工夫が必要になってきます。

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下松市福祉健康まつり

下松市福祉健康まつり
昨日は朝８時から下松市平田川で草刈り清掃がありました。
１年に２回、８月と１１月に町内会の清掃行事になっていますが、モー
ル前不動産も町内会に入っているので、私が代表で参加するようにして
います。８月の時は朝７時からありましたが、１１月は１時間遅れの８
時からになっていました。朝の雑用をすませて、８時少し前に平田川に
向かって歩いていると、町内会の人達が歩いて帰ってきました。
年配者の方が多く、皆さん早めにきて清掃を始めたようで８時には終了
をしていました。私としたことが不覚でした。来年は７時半には現地に
行くようにしようと思います。
そして昨日は、ザ・モール周南の中央広場で、下松市福祉健康まつりが
行われました。昼から事務所を出て行こうとすると、マイク越しになに
やら聞こえてきました。「イー・アル・サン・スー・・・・」どうやら
中国語で太極拳の体操を始めたようです。「イー・アル・サン・スー」
「イー・アー・ウー・アー」まともな声に混ざって、おかしな声も聞
こえてきました。犯人はそうなんです。となりのインコのロロちゃん
だったのです。日本語の「おはよう」「バイバイ」「さいなら」など
は上手に言えますが、中国語はまだ苦手なようです。それにして中国語
まで覚えようとする３５才のロロちゃん、あなたは偉い！
会場に行くとたくさんのお店が並んでいました。福祉健康まつりは、
体の不自由な人達もたくさん参加されていましたが、会場で体操をする
姿はみなさん元気いっぱいでした。そんに姿を見ていると、私も元気を
もらうことができました。
福祉健康まつりの様子　→→→ http://www.geocities.jp/sennenhome/H221107/

ぐるなびの進化

ネットで飲食店を紹介する情報サイト「ぐるなび」があります。
全国で５万店のお店を紹介していますが、単にお店だけをガイドするだ
けではなくて色々な方面へ進化しているようです。
お店向けに食材ツアーを企画したり、要望を吸い上げたり、統計情報を
提供したりコンサルタント的な役割も始めました。また食文化の調査も
手がけるなど飲食店の支援企業になりつつあるようです。
外食産業は、いい材料をいかに安く仕入れてメニュー化するかが大切に
なるわけですが、小さなお店だけで食材探すことは困難なわけです。
それを「ぐるなび」ではレストランのシェフなど１０名ほどを募って
「食材探しの旅」にご紹介します。
ツアーに参加すれば、思わぬ食材を見つけだすこともできます。実際に
あるイタリア料理のシェフは、ツアーをきっかけに秋田名産のジュンサ
イを使ったデザートを開発しました。その後秋田の食品会社から定期的
にジュンサイを仕入れ始めました。
今回は、小型バスを借り切って一泊２日の果樹園や酒蔵など１０ヶ所を
巡回する「食探しの旅」をおこないました。シイタケ栽培場では、原木
に植え付けられた様々な成長過程を見学しました。ツアーに参加した
ある天ぷら店の料理長は「様々な食材と巡り会うことができ、料理に
対する創造意欲がわき上がってきました」と意気込んでいました。
不動産業も情報産業ですが「売り手、買い手」「貸し手、借り手」を
単に結びつけるだけでなくて、そこにいかに独自のサービスを開発する
かが、生き残っていく道なのかもしれません。

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丈夫なゴーヤ

最近、朝方はめっきり冷え込んでくるようになりました。
少し前でしたら日向があると、それを避けて日陰を探して歩くようにし
ていました。ところが朝方の気温が５～６度になると、暖かな日向が恋
しくなってそちらを求めて歩くようになりました。ところ変われば品変
わるじゃないですが、時が変われば品変わるようです。
わが家のグリーンカーテンも、ぼちぼちご用納めかなと思っていました
が、ある異変が起こりつつあります。グリーンカーテン横にあるツツジ
の下から２本の芽を出したゴーヤが元気がいいんです。
以前から一個だけ季節はずれのゴーヤの実がなっていて、ぼちぼち食べ
頃の大きさに育ってきました。ゴーヤの実は、グリーン色から黄色に色
づくときが収穫時期にあたります。その一個の実が、キュウリほどの大
きさに成長しましたが、グリーン色をしたままなのでまだ成長を続けて
いるようなのです。　
３日程前にそのゴーヤの回りを見ていると、何と小さな実が３個ほどな
って小さな花もたくさん咲いているのです。最近はぼちぼち枯れる時期
だから、水もやってないんですがどうなっているんでしょうか。
もしかしたら、そうかもしれなんです。以前ブログに書きましたが、
エンドファイトの微生物がゴーヤの根から入っていって、頑丈なゴーヤ
に変身したのかもしれないんです。
朝方の寒さにも耐え、水もやらずに成長を続けようとするゴーヤを見て
いると頼もしくもあり、愛しくもあります。

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不動産の内覧

一昨日、周南市の中古マンションの問い合わせがありました。
このマンションは１０月まで賃貸で貸していたのですが、売り主さんの
意向で１１月に売買に変更になったばかりでした。
賃貸入居者は当社が契約をしたお客さんでしたが、１０月半ばにすでに
退去して掃除が完了されていました。自然劣化部分は売り主さんと話合
いの上で、別途手直しをして見違えるように綺麗になりました。
お客さんが内覧をしたいと言うことだったので、１１時に現地で待ち合
わせをして、私が案内をさせて頂きました。
築２２年の中古マンションですが、思ったより綺麗に使われていて、
掃除も行き届いていたのでお客さんは驚いていました。
しかしお客さんは１４年程、近くに住んでいたのでこのマンションに
ついてかなり詳しく知り尽くしていました。そして他の不動産物件も
たくさん見てきたようで、知識もたくさん持っていました。
「管理費と修繕積立金は、将来的には値上がりしませんか」
「巾木に傷がついているが、どのようにしたら直るか」
「洋式トイレの便座とウオシュレットを取替えたらいくらかかるか」
などなど、かなり込み入った質問をされたので、返答に困ることもあり
ました。不動産物件を知り尽くすことが、業者のつとめであると言う
ことを改めて思い知らされた内覧でした。

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中日対ロッテ戦

日本シリーズの第３戦をテレビで初めてみました。
中日山井と、ロッテ渡辺の軟投派投手の投げ合いになるかと思いました
が、山井の調子が今一つ良くなかったですね。特に４回になると最悪の
状態でした。得意球のシュートがまったく入らなくなり、他の球種を投
げても狙いが定まらずにボールの連発です。苦しまぎれに、ど真ん中に
投げた球を狙い打ちされるようになりました。
塁が埋まりましたが、ロッテの打ち損じに助けられて無得点のままツー
アウトまできました。山井あっぷあっぷの状態で満塁ですが、落合監督
は動こうとしません。ノーストライクツーボールなったとき、これは押
し出しになると思いました。キャッチャーもベンチをのぞき込み、早く
変えろと言わんばかりです。３球目ストライクを取りに苦しまぎれに投
げたど真ん中を痛打されて、外野の頭を抜かれて走者一掃の３点がロッ
テに入りました。それでも投手交代はなく、さらに４点目が入ってしま
いここでようやく投手交代になりました。
対してロッテの渡辺俊介は、見方の援護点をもらって勢いがますますつ
きました。渡辺の場合は下手投げからスピードを殺すわけですが、遅い
球がなんと９１キロほどの球なので、中日打線のタイミングがまったく
あいません。ついに俊介に完投まで許して、中日あえなく撃沈。
落合監督の肩に木枯らしがふき、枯れ葉がひらひらと落ちてきました。
ロッテ西村監督が４戦５戦と一気に勝負をつけて日本一になるか、いよ
いよ日本シリーズから目が離せなくなってきました。

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自然な農業

昨日のＮＨＫクローズアップ現代はおもしろかったですね。
農業には農薬と肥料はつきものと思われてきましたが、どうもそうでは
ないことがわかってきました。農薬と肥料を使わなくて、あるものを用
いて自然に作物を作れば、それの方が丈夫でみのりある作物が出来る
んです。それはエンドファイトという微生物なんです。
たとえば米を作るときに、苗の段階でエンドファイトを入れるだけで
いいんです。苗を作る時にその微生物が根から入るだけで、田植えをし
た後は、農薬と肥料をほとんど使いません。
今年の夏は猛暑の雨不足で、いもち病にかかった米がたくさんありまし
た。農薬と肥料で育てた米と、エンドファイトを入れた米を隣同士で
作りましたが、従来の作り方の米はいもち病にかかり、中身のない米し
か出来ませんでした。しかし隣で育てた微生物の入った米は、いもち病
にかからずに実りのある米が出来ました。
リンゴ作りにも、農薬と肥料は欠かせないと言われてきましたが、そう
いうものを一切使わないリンゴ作りの名人がいます。
リンゴの木の回りを自然な草などを生やして、微生物が繁殖する環境を
作るといいます。そうすることでエンドファイトがリンゴの木の根
から入っておいしいリンゴの実が出来るといいます。
昔は農薬とか肥料はなかったわけですから、自然に微生物が野菜の中に
入ってすくすくと強い作物が出来ていたということになります。
人間でも同じで、欲しいものをなんでも与えて育った人よりも、貧しく
ても自然の環境で育った人の方が素晴らしい人が多いようですね。

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水先案内人

今日から１１月の始まりですが、今月から周南市ではゴミ分別の
細分化が始まります。燃やせるゴミは従来通りの袋に入れて出せばいい
のですが、不燃物の分別が細分化されて大変のようです。
今までは、不燃物のゴミは青いゴミ袋にごちゃ混ぜに入れていたのです
が、今度は不燃物の袋の種類が２種類に増えて、中身を細かく分別する
ようになります。今までひとつだったものをなんと７種類に分けて指定
日に出すようになります。無造作に出していたゴミですが、出した後の
ことは考えたことがなかった人が大半でした。
今回の細分化は、再利用できるものはふたたび世の中に役立たせようと
するエコの一環なんですね。その入口の段階で、一般市民が参加をする
素晴らしい取り組みになるわけです。
さて、不動産業をしていると色々な仕事をしている人にあいます。
そして色々な人の人生の転換期に出会うことにもなります。
住まいを変わることは新たな人生の出発点になるからですが、そこには
人生の様々なドラマがたくさん詰まっていることが多いようです。
昨日私は、ふた組のお客様の接客と案内をさせてもらいましたが、ただ
アパートを世話すればいいというものではありません。お客様の今まで
の人生と、これからの人生を理解しなければ、お客様の本当のニーズに
あったアパートを見つけることは難しいんですね。
不動産業は、いわば人生の水先案内人なのかもしれません。

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