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ある雑誌の新聞広告を見ていて、「ないと困る会社になる」という文句に心が靡(なび)きました。会社の規模は、グローバルな超大企業から1円株式会社の超零細企業までありますが、この広告はどちらかといえば前者の部類の会社のもの。社会や従業員・ステークホルダーに直接訴える言葉としては分かり易くて当を得た文言だと思い、厚かましくも、それではわが社はどうかな、などと比較を試みました。
わが社の場合は、特定の人から見て、「ないと困る会社」かどうか、あるいは、私自身が特定の人から見て、せめて「居ないと困る人」かどうか、そのレベルですが・・・。すると、ご高齢で鬼籍に入られた方を含むいろいろなお客様のお顔が浮かんできて・・・。創業9年にもなるとそれなりの足跡ができており、当社独自のお客様も沢山いらっしゃり、その方々にとっては「ないと困る会社」にはなっていると思います。
零細企業を経営するに当り、今一つ飛躍できないのは、心の片隅にいつも「従業員が全く居なくなっても自分自身が1人で全責任を持ってお客様をフォローできなければいけない」という気持ちがあることです。この考え方を変えれば、規模の拡大・・・ひいては組織力というレベルに昇華できるのですが、なかなか思いきれません。