この画像は、左がバッキンガム宮殿、右が宮殿の近くから見たビッグベンです。ビッグベンは望遠レンズを使って撮ったので実際はもう少し小さく見えます。宮殿に関する日本語の記事がありましたので、ご参照ください。この宮殿での見ものは衛兵交代式です。私は時間の関係で見ませんでしたが、衛兵は馬に乗って一団で巡視していますので、どのようなものかは解ります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%A0%E5%AE%AE%E6%AE%BF
この宮殿前広場は、人々に広く開かれており、皇室は超然とした存在ですが、一般の人々にとってはとても親しみ易い環境です。ただ、どんなに平穏に見えても長い歴史の中では悲劇もあった訳ですから、心してこの平穏を守り続ける努力が必要です。同じことが日本にも言えると思います。
閑話休題、会社ではロンドンのハウスシェアーを調べています。日本的に言えば、戸建住宅やマンションを数人が必要に応じ入れ替わりながら共同で使うという制度です。部屋は一つひとつが独立しておりプライバシーは守られますが、居間・台所・浴室・トイレ等は共同で使います。どんな人種と一緒になるか、いろいろな価値観が交錯しますが、原点は「自分がされたくないことは他の人々にもしない」です。
これについては想い出があります。40数年前米国のワシントン大学(セントルイス)に交換留学していたときの学生寮のことです。当時は若くて、何が何だか分からず、与えられるままに暮しましたが、今想うと、私が入っていたのは日本的に言えば4LDのマンションです。大がかりなKはありませんでしたが、お湯は沸かせました(従って、ラーメンは作れました)。寮は校庭に建っており徒歩4分位のところに大規模な学生食堂がありました。アジアのことが知りたいという米国学生がルームメイトでした。つまり一つの室にベッド・デスクがそれぞれ二つあり、室を共同で使っていたということです。その意味では、プライバシーは無かったと思います。当時は、企業の社員寮でも1部屋2人が原則でしたが、今はこんなことは無く、1部屋1人です。
シェアーハウスやシェアーフラット(日本的なマンションのことをロンドンではフラットといいます)を調べるときに、万一、ルームメートの記載があると、要注意です。ハウスメイトやフラットメイトの記載は、メイトの年齢・性別・職業等の調べが必要です。一つの資産をみんなで使うという共用思想が最近の日本人には欠けています。人の命より長く存在する土地や建物は共通の財産であるという価値観が求められています