今日は当社の決算日。丑三つ時に目が覚め・・・天気予報が、雪だ雪だと騒ぐので外を見ましたが、普段の静かな日々と同じ・・・。この一年をざっと振り返ってみました。
この一年は、やはり3月11日の地震を語らずにはおれません 会社は古いビルの8階だから冷蔵庫が倒れたり、ものが床に落下したり、PCモニターが倒れたり・・・それはそれで恐かったのですが、当時の社員は全員無事でホッとしたものでした。ただその瞬間に太平洋の津波が三陸海岸始め東日本を襲っていたというその後のTV映像を見るにつけ、トラウマのように胸が締め付けられ続けてきました 阪神淡路大震災を淡路島の震源地近くで経験している身からは、家の倒壊現場の映像はある意味で同じ風景ですが、今回は、津波と原発事故までかぶさってきているので、言葉を失ったままです
そんな中での円高が 外国から見れば、日本国を公とすれば日本国民は私と映り、公私混同した見方で、公は私からの借金漬けで-+はチャラと映るのでしょう。で、貿易収支は従来黒字だったから、大震災の影響下でもアメリカのドル防衛策と相俟って、持続的な円高・・・それも円高に耐えかねた日本企業が国外避難で今後は恒常的な貿易赤字となれば・・・潮目は変わります その点、日銀のインフレ目標設定は、政府が茶番なだけに目立つ政策でした。効果はこれからの景気に現れてきますが、当面日本企業の三月末決算までは株高と円安傾向は維持されるはずです。後一ヶ月、政府は無策でも日銀は動き続けるでしょう。でも、企業の国外避難の観点からは、日銀の対応も遅すぎた感があります。貿易黒字を支えてきた日本の巨大基幹企業が今期大赤字 年金政策も詐欺紛(まが)い・・・モラルはどこへ行ったのかしら
今期一番辛かったことは、土地の典型的需要者予測を間違ってしまったこと リスクばかりが大きくて・・・勉強したといえば聞こえはいいのですが、意欲という心と体力という肉体との不均衡を嫌というほど味わわされました 今期一番嬉しかったことは、懸案だった等価交換事業が順調に進み地権者の方々の笑顔が続いていること 当社にとってお客様の笑顔に優る宝はありません
お客様の期待に応えるという大きな宿題を抱えての期越えになります