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精神・人格異常(その17) 本郷和人の場合

2019年04月15日 | 神経
私が先日から集中的に読んでいる本は「人格や性格の異常」に関しての本です。このことに関して、45冊ほど読みましたので、お勧めの本をご紹介しながら記事を書いているシリーズの17回目です。

アスペルガー症候群は「対人コミュニケーションの不器用さ(ちぐはぐさ)」、「反復的な行動や趣味のこだわり」を特徴としています。
まず、以下の会話を読んでみて下さい。部下は仕事の内容を相談しようと上司に電話をしました。

部下「あの~、少しお聞きしたいことがあるのですが、今お時間ありませんでしょうか?」
上司「ごめん、いま手が離せないんだ。あと10分後にこちらからかけ直すよ」
部下「わかりました」
10分後
上司「ごめん、先ほどは手が離せなくて」
部下「いいえ、気にしなくていいですよ」

どうでしょうか?一見なにげない会話ですが、何か違和感を持ちませんか?
本来なら部下は「とんでもありません」と言うべきでした。
上司が悪いことをしたわけではないので「いいえ、気にしなくていいですよ」は間違っています。
こういう対人関係がちぐはぐな人、皆さんの周りにもいませんか?

子供の例はこうです。

もうすぐ小学校から帰ってくる子供のために夕食を作っていた母親は誤って包丁で指を傷つけ、病院で治療後、指に包帯を巻いて夕食を作っていました。当然、夕食が完成するのに時間がかかってしまいました。帰宅直後に子供は、指に包帯を巻いた母親の姿を見て言いました。
「夕飯、いつできるの?」

もう一つ、大人の例です。これは自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)からの引用です。

自分の好きな作家の話をしていたAさんは、相手が「いいですね」と言ったので、数日後にその作家の本を1冊持ってきて「ぜひ読んで下さい」と相手に貸しました。数日後、相手が返しにきた時に感想をきいたところ「面白かったけどちょっと難しかったかなぁ」と言われました。
数日後、Aさんは「このほうが分かりやすいので貸してあげますよ」と貸してあげました。数週間たっても相手が返しにこないのでAさんは、「あの本、読みましたか?」と尋ねたところ「すみません。まだ読んでいません」との返事でした。
1カ月後相手が返しに来て、感想を尋ねたところ「面白かった」と答えたので「他の本も持っていますか?」と尋ねると、「いいえ、その作家の本はあまり持っていません」と答えたので、「じゃあ、今度あなたが持っていないこの作家の本をたくさん貸してあげますよ」と言ってその場を別れました。
数日後、相手が「Aさんが一方的に本を貸してきて、恩着せがましいので困る」と同僚に相談しているのを偶然聞いてショックを受けたのです。

このAさんは、アスペルガー症候群が属する「自閉症スペクトラム」です。それならアスペルガー症候群に属する人は結構いると思いませんか?

アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)

図解 よくわかる 大人の アスペルガー症候群

「もしかして、アスペルガー?」と思ったら読む本

自閉症スペクトラムとは何か: ひとの「関わり」の謎に挑む (ちくま新書)

を読みましたが、一番わかりやすくて、一番総括してあってお勧めなのは
自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)
です。この本の著者は東京大学医学部を卒業後、精神科医として多くの症例を経験した人です。

さて、皆さんもご存じのように、先日新元号「令和」が発表されました。私もテレビでその発表を観ていましたが、東京大学の本郷和人教授に、以下の、「いいえ、気にしなくていいですよ」と同じぐらい違和感を覚えました。

部下「あの~、少しお聞きしたいことがあるのですが、今お時間ありませんでしょうか?」
上司「ごめん、いま手が離せないんだ。あと10分後にこちらからかけ直すよ」
部下「わかりました」
10分後
上司「ごめん、先ほどは手が離せなくて」
部下「いいえ、気にしなくていいですよ」

皆さんが新元号の発表をお祝いしているのに、むすっとした顔をして批判的な意見を言い続け、共演者がそれをカバーするのに大あわてでした。

以下は4月9日週刊朝日からの引用です。

候補は「令和」「英弘」「広至」「久化」「万和」「万保」の六つとされる。9人の有識者から意見を聴く「元号に関する懇談会」でも令和を推す声が多く、すんなりと新元号が決まったようだが、その文字について首をひねる専門家は多い。東京大学史料編纂所の本郷和人教授はこう語った。

「『令和』以外の他の五つだったら、ケチのつけようがないくらいにいいと思いました。『英弘』は、『英』は英国を表すようになったのは幕末明治の時代からで、もとはエクセレント(優れている)という意味なんです。『広至』は広く行き届くの意味です。『令和』だけはダメなんです」「『令』の字を見て、上司の顔が浮かびませんでしたか。『令』を漢和辞典で引くと、最初に出てくるのは“命令”。おきてや言いつけの意味。後に“よい”という意味が出てくる」「皇太子殿下は、『令旨』という言葉をご存じだろうと思います。皇太子の命令という意味で、天皇の意を受けた命令文書は『綸旨』。だから、『令』は天皇にふさわしくないのです」

実は「令和」と忖度は関連があるとか。本郷教授によると、「令」の字は、中国の孔子の言葉をまとめた「論語」や教科書にも出てくる言葉だという。

共同通信社の世論調査によれば、「令和」に「好感が持てる」が73・7%、「好感が持てない」は15・7%。内閣支持率は前回より一気に9・5ポイントも上がり、52・8%になった。慶応大学名誉教授(憲法学者)の小林節氏はこう話す「『巧言令色鮮し仁』という有名な言葉があります。『巧言』というのは巧みな弁舌という意味。『令色』は作り笑い。つまり忖度の意味ですね。『鮮し仁』というのは仁(今の言葉で愛)には遠いという意味です。

安倍首相はどうしてこの『令』を元号に取り入れたのか」「万葉集」からの出典は初の国書からの典拠だとして、政府は得意げだが、皇室で和歌を教えてきた、岡野弘彦さんは指摘する。「大和言葉を使った和歌ではなく、漢語的な表記で歌われた和歌です。あの時代、宮廷で仕える役人は、中国の漢文を使うのが普通ですから、これまでの元号と変わりはありません」それを国書からと声高に叫ぶのは、いかがなものかと思ってしまうという。「そもそも始まりの神武天皇から、元号は漢語がふさわしい。大和言葉で元号をつけようとすれば、間が抜けてしまう。提案した学者もそのあたりは承知の上でしょう。政治家にも、ぜひ理解してほしいですね」
(以上4月9日週刊朝日より引用)

本郷和人は主張します。
「『令和』以外の他の五つだったら、ケチのつけようがないくらいにいい」
「『令和』だけはダメなんです」
「『令』の字を見て、上司の顔が浮かびませんでしたか?」


皆さんも、「よくもそんなことを公共の場で断言するな~」と思いませんか?

元号なんて、年数が経てば皆が慣れてきて親しみを覚えるようになるものなのです。それを東大教授という頭のいい人がなぜ、あのように断言してしまったのでしょうか?断言ですよ・・

私はアスペルガー症候群を批判しているわけではありません。アインシュタインもアスペルガー症候群でした。糖尿病を早く診断してあげると本人や周りの人にも利益になるように、早い診断が必要なのです。

そうでないと、「真実性」「公共性」「公益性」が損なわれてしまうのです。

舛添要一や鳩山由紀夫もアスペルガー症候群か何らかの人格障害です。東大卒でアスペルガー症候群でない人は林 修 先生です。
今回の本郷和人を含めて、その言動を林 修 先生と比べていただけば、違いがよくわかると思います。

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