橡の木の下で

俳句と共に

草稿06/19

2013-06-19 10:00:02 | 一日一句

入りてすぐ杜の楠の香梅雨晴間

神木の蛇に鶏卵供へあり

 神木の蛇とて卵奉る

祀られて蛇大楠に籠りをり

空色の祢宜の袴も梅雨晴間

神鶏のひたすら返す楠落葉

捨てられて神鶏となる梅雨の杜

ぎしぎしや宮の渡しの波七里

蜻蛉のゆくてに滝の音近し

壁を這ふ蝿虎も蚤の夫婦なる

亜紀子

 

 


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草稿06/18

2013-06-18 10:00:02 | 一日一句

梅雨の灯になにか妖しき煙りの木  亜紀子


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草稿06/17

2013-06-17 10:00:02 | 一日一句

何捨てて鉄路青野に入り行くや

車窓より越ゆる幾川泳ぎをる

亜紀子


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草稿06/16

2013-06-16 10:00:02 | 一日一句

今年竹真直ぐなることひたすらに  亜紀子


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草稿06/15

2013-06-15 10:00:02 | 一日一句

瑠璃色の蜂に魅入れば発ちにけり  亜紀子


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