橡の木の下で

俳句と共に

草稿04/26

2010-04-26 09:00:06 | 一日一句
ふるさとの野の遥けさよ初かはづ  亜紀子

街中の木陰から初蛙の声
昔聞いたのは田畑の蛙
苗代寒ということばがあった

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草稿04/25

2010-04-25 10:55:21 | 一日一句
思はざる濃き影うまれ春日傘  亜紀子

この頃の日差しの強さを
日傘に生まれた陰が教えてくれた

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草稿04/24

2010-04-24 10:33:56 | 一日一句
包まれて小家やすらふ蔦若葉  亜紀子

小さな日々の葛藤と停滞
自然には居場所があり
この世には終わりはなく
道すじは自ずと見えてくる

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草稿04/23

2010-04-23 10:01:29 | 一日一句
親がらす若葉の雨に濡れてゆく  亜紀子

八重桜咲けば外に出す室の鉢   亜紀子

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草稿04/22

2010-04-22 10:01:51 | 一日一句
桜蕊降る追憶の細き道  亜紀子

夜来の雨が敷き詰めた桜の蕊を濡らしている
緑は日にけに濃くなりゆき

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