橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/02

2016-12-02 06:53:09 | 一日一句

冬の雨煤煙低くとどこほる

黄落に埋るる無聊街宣車

大鳥居の丈の国威に積む落葉

湯気こもる鳩舎の玻璃や十二月

標本木もみぢ終りて眠りをり

冬もみぢ妙に紅濃き巫女のをり

身に入むや碁盤格子に幾遺影

亜紀子

 

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