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橡の木の下で

俳句と共に

草稿12/08

2013-12-08 09:44:10 | 一日一句

大雪の朝刊にけふ世を怖る

大鷲の胸毛をなぶる北ならひ

高空の大鷲の目を誰か持つ

大鷲の樹上動かぬ冬もみぢ

迷ひき来し酒面雁の顔隠す

ひしくひの昼の熟寝に時雨虹

大北風や繋船波止にしのび泣き

風波に揉まれて散らず鴨の群

鴨どちの波にまどろむ蜃気楼

喇叭ひとつ吹いて降りくる小白鳥

白鳥のひと声よぎる空の青

亜紀子

 


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