橡の木の下で

俳句と共に

草稿04/05

2011-04-05 11:13:59 | 一日一句

大垣

美濃晴るる斑雪山垣めぐらせて

うなぎ藻やゆるゆる水の温みける

船着に菓子あがなふも花の旅

花睡し船の腹打つ水の音

里人と交す言葉も花の陰

花の橋くぐるふなこは頭を下げて

花三分青竹棹して舟すべる

花の閘滔滔水を繰り出せる

縦横に舟の道あり花盛

亜紀子

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする