大垣
美濃晴るる斑雪山垣めぐらせて
うなぎ藻やゆるゆる水の温みける
船着に菓子あがなふも花の旅
花睡し船の腹打つ水の音
里人と交す言葉も花の陰
花の橋くぐるふなこは頭を下げて
花三分青竹棹して舟すべる
花の閘滔滔水を繰り出せる
縦横に舟の道あり花盛
亜紀子
大垣
美濃晴るる斑雪山垣めぐらせて
うなぎ藻やゆるゆる水の温みける
船着に菓子あがなふも花の旅
花睡し船の腹打つ水の音
里人と交す言葉も花の陰
花の橋くぐるふなこは頭を下げて
花三分青竹棹して舟すべる
花の閘滔滔水を繰り出せる
縦横に舟の道あり花盛
亜紀子