橡の木の下で

俳句と共に

草稿01/15

2011-01-15 10:04:07 | 一日一句

隣り合ひキーを打ちをる暖房車

子育ての頃を語らふ梅ふふみ

鎌倉は海の鳥舞ふ初景色

頼朝の墓前寒禽音をもらし

薄ら氷や日当るかたへ鴨寄りて

寒中の紅濃き牡丹くづほるる

鴨の頭もかはせみ色や水くぐり

餅花をさして賑はふ旧き酒舗

亜紀子


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