松の内かろがろ若き転居の荷
四日はや山河に何を誓ふべく
三山の一山毛野の雪しまく
夜の明けし故郷の霜を眩しみぬ
強霜のいづく水鳴るなぞへ畑
珊珊と踏みぬ故庭の霜柱
三椏のうつむき咲ける伝ひ道
枯れしなか鳰高鳴ける碓氷川
古里に知らぬ会釈も五日かな
翡翠にすはや彼の句の閃きぬ
霜を被て浄らに強し冬菜畑
年よりし主も目白もよく眠り
裾ひいて兎年の白き初浅間
松の内かろがろ若き転居の荷
四日はや山河に何を誓ふべく
三山の一山毛野の雪しまく
夜の明けし故郷の霜を眩しみぬ
強霜のいづく水鳴るなぞへ畑
珊珊と踏みぬ故庭の霜柱
三椏のうつむき咲ける伝ひ道
枯れしなか鳰高鳴ける碓氷川
古里に知らぬ会釈も五日かな
翡翠にすはや彼の句の閃きぬ
霜を被て浄らに強し冬菜畑
年よりし主も目白もよく眠り
裾ひいて兎年の白き初浅間