橡の木の下で

俳句と共に

草稿01/05

2011-01-05 18:14:19 | 一日一句

松の内かろがろ若き転居の荷

四日はや山河に何を誓ふべく

三山の一山毛野の雪しまく

夜の明けし故郷の霜を眩しみぬ

強霜のいづく水鳴るなぞへ畑

珊珊と踏みぬ故庭の霜柱

三椏のうつむき咲ける伝ひ道

枯れしなか鳰高鳴ける碓氷川

古里に知らぬ会釈も五日かな

翡翠にすはや彼の句の閃きぬ

霜を被て浄らに強し冬菜畑

年よりし主も目白もよく眠り

裾ひいて兎年の白き初浅間


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