橡の木の下で

俳句と共に

草稿05/31

2010-05-31 09:50:27 | 一日一句
満つるものなく暮れもせで夏ゆふべ   亜紀子

日一日夕暮れが長くなる
今日はもう終わった筈なのに
振り返ったまま、引っ掛かっている夕日
鷺が一羽足を水平に伸ばして消えて行く
空のまなかで、時は満ちる事を知らず
揺蕩うばかり