なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

五ヶ瀬の組み立て(20240305)

2024年03月05日 23時32分52秒 | 机上釣

五ヶ瀬の組み立て(20240305)

3月234日とティペットをフロロ1.5号(3X)を使いドロッパー4本だった。
結果、ヤマメはノーフィッシュ。
去年の記録ではフロロ0.8号(5X)の3本ドロッパーでフィッシュが続いている。
反応が薄い時、ドロッパーを増やしてマスの気を引く方法が効果的。
でもファイト時のドロッパー岩噛みリスク、これで何度かバレている。
なので5本マルチは障害物が少ない場、多い場は3本マルチまでになる。
今回は2時だけれど、カネマラBばかりテイクした。
(鹿革太長v3(v4は勿体無く使わず終い)はテイクしてもフックアップせず、サイズダウンしたカネマラBで仕留めた)
なので3月はカネマラBは必須、GWグローリーもあったほうがよく、インビクタPも外せない。
とすると五ヶ瀬ヤマメの3本マルチ席は埋まってしまう。
あとは鈎の大小のみ、ここは極細チューブ長で25mm/40m、AHREXで#10/#8で対応する。

時間帯の釣り分けは、朝一番は寒く冷たいのかヤマメの動きは悪そうだ。
なので、もう少し日が経つのを待つか、午後に賭けるかの2択。
でも、五ヶ瀬ではネコヤナギが芽吹き、カジカ蛙の鳴く水溜りにオタマジャクシが湧いていた。
これで桜まで始まれば、朝一番のウェットが一気に始まる。

そもそも朝一番のウェットは、餌釣り時代からの習慣。
朝一番に出遅れたら、もうその場に入れない、先着順なので。
だから今回も朝一番を目指したが、そもそも釣り人が居らず、余裕で入れる、が、釣れもしない。
どうりで、朝一で入れるワケだ。
釣れてないのだ。

ここ数日で思ったのが、二者選択時の決め方について。
迷ったら「後悔しない方を選ぶ」。
3月4日月曜、折角の平日年休の早朝、北川ダム下に出向いてしまった。
もちろん迷いはあったけれど、Googleマップで見た渓相、それがとても魅惑的で、しかも漁協が放流している。
大分からも三重町経由で割と早く着く。
なので、私の最高の釣り場になりうる。
で、行ってみて愕然。
水が少なすぎる。
もちろん、水がどうあろうと釣果は確実だけれど、それでもその数時間が平日年休の犠牲に見合うのか。
釣る事だけ考えれば、日之影なら見立川という鉄板が間近にあった。
ちょっと登れば馬見原地区、五ヶ瀬町三ヶ所川、五ヶ瀬町五ヶ瀬川もあった。
それを捨て、1時間かけ走った結果がこの水量、慌てて日之影に出戻った。
でも、後悔はなかった。
なぜなら、この失敗はためになるから。
少なくとも北川という渓谷をこの眼で確認できたし、漁協放流バッチリの魅惑的な荒瀬も見学した。
しかも解禁初期の漁協放流直後の平日早朝に一番乗りという最高のタイミングで到着できた。
それだけで十分だ。
竿を出せば釣れたのだから。
ただし、どこでどう時間を使うか私に自由はあって良い、折角の平日年休なのだから。
その選択の正解は、やはり釣れなくとも五ヶ瀬本流。
それこそ、私にとって意味のある時間、たとえ釣れなかったとしても。
なぜなら、そこに後悔がないから。

いつもチェックする「ナゾロジー」というサイトに「ヒトの選択は二者択一にあり」という情報。
「意思決定の仕組み」がついに判明(ハーバード大学)
https://nazology.net/archives/146497

つまり、問題を二つに絞り込んだら後は簡単、ということ。
私の場合、その決定キーは「後悔するかしないか」だけ。
うまく行ったときの報酬ではなく、失敗したときの後悔の程度を比べている。

3/4の早朝、もし北川ダム下に行かなかった時の後悔と行った時と後悔を比べた。
もし行かなかった場合、後で入って大コケすれば事前に下見しなかったことを必ず後悔する。
もし行った場合、釣れないまたは釣りにならない一方、今の実情を自分なりに把握できる。
つまり、失敗しても何らかの成果または達成が残るため「良い後悔」になる。
それに対し「悪い後悔」は、何の得るものも教訓もない、完全無闇で残酷な失敗。
たとえば事故死のようなもの。
もし滑落し骨折しても生きてさえいれば、その事故は教訓になる、もし死にさえしなければ。
なので二者択一の場合「後悔の有無」だけで決めるのが私的正解。
もちろん「しくじった」場合、それが「良い後悔」となるような選択。
でも「良い後悔」とは、そもそもが「教訓」であって、真の「後悔」ではない。
本物の「後悔」とは「後戻りできない失敗」、これだけは絶対に避けたい。

そう考えてみれば、3/4の午前午後、釣れない日之影に戻り、釣れない五ヶ瀬本流を釣る選択をした。
本当に釣れなかったけれど、その結果が「後悔」ではなく「教訓」になった。
こんな「教訓」を積み重ね、私の五ヶ瀬ヤマメは前進する。
去年の教訓は「ライズを探して釣り始める」だった。
今年の現時点での教訓は「初期でもヤマメはフロロ0.8号の3本マルチを使う」。
そして「二者択一で迷ったら、失敗しても後悔しない方を選ぶ」。
どちらが上手くいっても、そのうま味はあまり変わらない。
もし違いが出るとすれば、それはしくじった時の悲惨さ。
この違いは、もう本当に大きい。

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