闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

お盆特集:地蔵盆

2009年08月14日 15時01分46秒 | Weblog
今日の京都は夏らしいお天気です、京都にしては比較的湿度が少ないようで
日なたはジリジリと焼けるような暑さですが、陰では割と涼しいです。

今日は地蔵盆について書きましょう。 皆さんは「地蔵盆」ってご存知ですか?
知っている方は、多分、京都・滋賀の一部、大阪の一部のご出身ですね!?
他の地方では「地蔵盆」という縁日を聞いた事がありませんけど・・・

地蔵盆は、文字通りお地蔵様の縁日で、通常、8月の下旬に行われます。
小学生などでは、夏休みの宿題の追い込みの時期ですが、
地蔵盆の間だけは、宿題そっちのけで遊び呆けていても
「まぁ地蔵盆やからなぁ・・・」と大目に見て貰える3日間です

では地蔵盆では、何をするのかといいますと、
町内のお地蔵様をお清めして、きれいにおまつりし、
子供が円形にならん座り、直径3mくらいのおきな数珠を
読経にあわせて順送りに回す「数珠回し」などが行われます。
また、ビンゴゲームや福引、金魚すくいなどが行われ、
おやつも大盤振る舞いですから子供たちは大喜びです。

寄付をした大人にも、お供えもののお下がりを頂けるお楽しみがあります
主に洗剤やサラダ油など、日用品が多いようです。
お下がりを念頭に、役に立たないものではなく、日用品をお供えするようです

でも最近は、京都においても新興の住宅地では、
他の地方から移り住んでいる方も多く、地蔵盆を行わない町内もあるようです。
元々どういう宗教的意味があるのかよくわかりませんが、
町内の大人の人たちが、町内の子供たちを知る機会でもありますし、
顔は知っているが、全然話した事無いおっちゃんと話ができたりと
世代を超えた町内の親交には、大変寄与していると思いますよ。

昔はこのような行事が盛んに行われていたから、
近所の子供なら、他人の子供でも叱ったり、褒めたりできる関係が保たれ
町内全体で防犯の意味あいもあったのでしょう。
私も子供頃、近所のおばちゃんに「もう暗ぁなるから、早よぅ帰り!」
などとよく(愛情たっぷりに)怒られたものです。

不景気や少子化にくわえ、こういう昔からの風習を古いものだと決め付け
全く興味を示さない大人たちがいたり、ゲームに興じて、こういう町内会の
イベントに参加しない子供たちが近年増えていますし、
効率を重視する社会からみれば、あまり意味のないイベントに
見えるかもしれませんが、そういう狭い了見しか持たない現代人は
本当に心がやせてしまっています。 心に潤いが無い!!

私は、こういう行事は、子供にとっても大人にとっても、
様々な意味合いで大変必要なものだと思いますよ。


今日目に付いた記事:
 ・高速無料化 首都・阪神は除外
  おいおい民主!!どうなってんだ??えっ!

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 大事なものを手放す悲しみは筆舌に尽くし難い