闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

お盆特集:京都人の涼

2009年08月11日 10時01分35秒 | Weblog
今朝は、消防車や救急車、マスコミのヘリと思われるものが数機
ずっと上空を旋回しているので、騒がしい朝になっています、
どうやら、またご近所で火事でも起こっているようです。


さて、京都の夏の暑さは、他の地域ではなかなか経験できない蒸し暑さです。
その原因は、京都が三方を山に囲まれた盆地になっているという地形に
起因していると思われます。
しかも開けているのが南側なので、夏の南風が南側から入ってきますから最悪。
でも、そこは1000年の古都京都、その蒸し暑い夏を涼しく乗り切る
先人のノウハウの蓄積があります。

その一つは、京町屋に見られる構造です。
上手く風を取り入れる工夫が随所に見られ、また取り入れた風を
効率よく排出するような工夫もたくさんあります。
また、家屋の中央に坪庭という小さい庭があり、坪庭の水分を蒸発させる事で
気化熱を風とともに排出して、涼を得る工夫もあります。

京都の都の周りには、何ヶ所も涼を楽しめる場所があります。
一番有名なのはやっぱり貴船の川床でしょう、北の山々から貴船川沿いに
涼しい風が吹いてくるのに加え、川床で目と耳で涼を得る事ができます。
貴船方面では、他に鞍馬があります。 義経が修行した鞍馬寺のある鞍馬です。
更に静けさを求めるなら、鞍馬より奥の花背がありますが
今でこそ気軽に自動車で行くことができますが、
古代においては、涼を求めるだけに花背には行かなかったでしょう、
山賊もいたでしょうからね

京都市外からは少し遠いですが、水尾も涼を取る事ができます。
水尾は、嵐山を越え愛宕山の麓の隠れ里です、静かでとっても良い所です。
嵐山方面で外せないのが、保津峡下り
亀岡から保津川(大堰川/桂川)から船で嵐山まで下る約2時間のコースです、
山村美紗サスペンスなどに出てくる場所なども見られますよ。

右京なら、あと神護寺のある高雄・周山です。
神護寺の近くを流れる清滝川は、その名のとおりきれいな清流です。
清滝川では、キャンプをしている人やバーベキューの人がたくさんいます、

右京とは逆の左京なら、八瀬・大原です。
こちらも今でこそ自動車で行けば、市内中心部から1時間以内ですが、
昔は隠れ里だった所で、建礼門院が平家滅亡後にひっそりと暮らした地です。

極めつけは比叡山です。 この山頂に行けば、真夏でも長袖シャツでないと
涼し過ぎる日もあるくらい涼しいです。
まぁもっとも比叡山も、古では修行の山であり、一般の人が気軽に涼を求めて
とはいかなかったでしょうね。

庶民にお馴染みなのは、やっぱり市内を流れる鴨川でしょう。
今では汚くて、なかなか鴨川に入ろうという気が起こりませんが
高度成長以前の鴨川なら、まだきれいだったでしょうから
近所で気軽に涼をとれる場所だったでしょう。

私の母なんかが子供頃は、鴨川に注ぎ込む琵琶湖疎水
いつも泳いでいたそうですが、今では鴨川同様に汚く
かつ藻がいっぱい生えていてとっても危険、
汚いし危険だし、川べりに行っても、手を川に浸ける気もしません。

ざっと京都で涼を取れる場所をご紹介しましたが、あとはまた別の機会に。


今日目に付いた記事:
 ・「東海地震なのか」お盆休み、帰省を直撃
  長雨のあとに台風9号と地盤が緩んでいる時に、とどめの震度6弱とは・・
  あまりにもタイミングが良すぎますな。

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 「人間、どん底のときはどうしたらいいのでしょうか?」
 「・・・・・・もっと掘れ!」