闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

お盆特集:五山の送り火

2009年08月10日 10時36分04秒 | Weblog
今週は、夏休みだという人も多いのではないでしょうか。
私?私はもちろん相変わらず仕事です

でもブログの方は、今週、あまりシリアスな話題は避けて
できるだけ夏らしい話題を中心にお届けできたらと思っています。
でも外は大雨、あまり夏らしく無いですけどね・・・


さてさて、京都の夏といえば「祇園祭」「大文字」です。
祇園祭がいつから行われているのかが大体わかっている反面
大文字・五山の送り火の起源ははっきりしません。
江戸時代前期には、確実に行われていたようですが、
それ以前は、どうだったのか不明なようです。

しかしながら、江戸時代といえば夜も暗いのが当たり前の時代。
そんな暗い夜に、天を焦がすような大きな文字は、
現代人よりずっと幻想的に感じたことでしょう。

五山の送り火は、「大文字」「左大文字」「妙法」「舟形」「鳥居」ですが
昭和以前には、他の文字もあったようです。
いずれも、お盆にあの世から戻ってこられたご先祖様の御霊を、
今度はあの世に戻って頂くのをお送りするためのイベントです。

その中でも「大文字」が描かれる大文字山は、如意ヶ岳の西側を称したもので
標高500mほどの山ですが、市民が気軽に登山気分を味わえる
人気スポットであり、休日ともなると、多くの市民が大文字登りを楽しみます。
実際、かなり急な勾配を登らないといけないのですが、近年の登山ブームや
メタボ対策の運動として登る人も多いです、特に中高年の方が多い。

私もここのところ毎年1度は登っていますが、大文字山を登ると
ちょうど「大」の字の「-」と「人」の交差するところに
ちょっとした広い場所があり、そこから眺める京都盆地の景色は素晴らしいです。
(写真:大文字山から西側の愛宕山方面をみている)
その景色を見ると、かつて桓武天皇が平安京を遷都する時に
京都の地を遷都された理由が少しわかるような気がします。

京都の残暑は厳しいのですが、不思議な事に、五山の送り火を境に
来るべき清々しい秋を予感させ、風というか空気というか雰囲気自体も
完全に秋モードに変わってしまいます、本当に不思議です。
でも今年はどうでしょう? ジリジリと焼き尽くすような夏が来ていないので
そのような微妙な季節の移ろいを感じる事ができるでしょうか?

同じ夏の風物詩である花火には、華やかさがありますが、五山の送り火には
そんな華やかさは無いものの、静かに天を照らす荘厳さがあります。
京都以外の土地の方にも、テレビやインターネットの映像じゃなく
一度、あなたの生の目で五山の送り火を見て頂きたいですな。


今日目に付いた記事:
 ・NYのヘリと小型機衝突、7人の遺体収容
  三次元の立体空間で、小物体が衝突する確率は少ないのにね・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 幻想的な五山の送り火を見ながらのビールは、現実的なイベント価格