主にオートバイ。時々クルマ。
なんだかんだと永年のブログです。
風に向かう刻
ワックスの減りが牛歩戦術で困ります。
早朝。
土曜から急に冷え込んだ気温のまま、
年々寒さが身に凍みるようになって来たのを実感した今日この頃。
『おっかしいなぁ、これぐらいの気温なら半裸でも平気だったのに』
布団の中で少しもぞもぞとしたあとに、一念発起して飛び起きました。
今日はひとまずCBRの仕上げ磨きと洗車をしなくてはなりません。
いやだよー、水触りたくないよーなどと軟弱な感じになりながら、
『ま、洗車で水が使える環境なだけ恵まれているんだし、
世のお母さん方は毎日水仕事頑張ってるんだし!』などと、
訳のわからん理屈で自分を納得させてホースを引っ張り出しました。
と、その前にささっと補修箇所を1500番→細目→極細→鏡面な感じで研磨。
表面が一定の状態になったのを確認し、
削りカスを流しがてら盛大に水を掛けてやります。
わかっちゃあおりましたが、やっぱり冷たいものは冷たいですね~(笑
最後に愛用のケミカルで拭き上げて完了っとヽ(´ー`)ノ
洗車についての仕上げ剤は、
それなりにオートバイに乗ってきた身としてはいろいろと試しましたが、
空力部品としてのフルカウルが装着されたバイクが多かったのもあって、
結局、一番相性が良かったのは【 プレクサス 】でした。
売り文句は”戦闘機のキャノピーから宇宙用まで”のケミカルですが、
歴史を手繰ってみれば全ての最先端技術は戦争から生ずるものですから、
なるほど、軍事用は伊達じゃあないという性能です。
耐熱温度も1400℃を公称していますし、
公道では四輪より一際過酷な条件で酷使されるオートバイにうってつけです。
一般的には”プラスチック専用”という認識の商品ですが、
ウレタンクリアなどの塗装仕上げにも相性がいいので、
美しく塗装された車体ならば、ベースが金属でもとても綺麗になります。
ただ、当然難点もあります。
”持続期間が短め”と”かなり匂いが強い”という部分。
どちらも、レースや軍事などの用途では効果と比して問題になりませんが、
一般人が使うには少々面倒だったりする面もあります。
とはいえ研磨材が使用されていないというのも重要なポイントですし、
ガラスコーティング系のものと違って、施工環境が限定されないのも利点。
私にはぴったりだったお気に入り商品なのです。
雑誌などで評判の良かったLOOXも持っていますが、
こちらは研磨剤&カルナバワックス系の商品なので出番が少な目です。
ところが、
丁度車体の半分程度を処理した時点でプレクサスが空になってしまいまして。
確か、CBR600RRを買う前に港北のNap'sで買った記憶がありますので
かれこれ6年ぐらい使っていた事になりますから、
私の洗車の頻度がどれだけ低いかが判ろうというものです(苦笑
早速、塗装などで消耗した部材も仕入れがてら買い物に。
プレクサスはドンキホーテ、その他のものはライコランドで購入です。
CBRで行こうかとも考えたのですが、
用品店にツーリングに行くわけじゃありませんし、荷物も積むことですし。
話が逸れますが、複合ショッピングモールで営業している店舗で
店の前にライダー用のテントとベンチを設けるというのはどうなんでしょう。
基本的に(当然私も含めて)小汚いオッサンが屯することになりますし、
中には煙草を吸っている連中も当然いるわけです。
己の好きな事を声高に話している当人達は最高に楽しいのでしょうが、
それって所謂一般の人々からすれば、単純に気持ち悪いんですよね。
(公の場での活動家とか○○団体とかの熱の入った会話は鬱陶しいものです)
そこを若い楽しそうなカップルや家族連れが、
不快そうに顔を顰めて通過するのは見ていてなんとも居たたまれません。
独立店舗なら何ら問題ないのですが、せめてベンチ類は店内にすればいいのに。
珍走団と同じで、オートバイ乗りの首を自ら絞めているようなものです。
とりあえず買ってきた消耗部材。
紙タオルとパーツクリーナーはライコで。
プレクサスはドンキホーテで。
こちらはライコとは常時1.5倍~2倍もの価格差がありますので(笑
新旧プレクサス。古い方は6年間頑張ってくれました。
タンクの上に置いたら、真っ逆様に落下してノズルが曲がったりしています。
さて、次は何年持つことやら。
明日は月曜日。
今週は金曜が祭日なので4日間しかありませんので頑張らねばですね。
皆様も(私は別として)きっとよいクリスマスを向かえられますように♪
このぐらいにしといてやるっ(逃
HAHAHA。
ここまで酷い作例を衆目に晒すのも如何かとは思いますが、
寒い時期に野ざらしで風雨にまみれながら、
早朝と深夜などに雑な仕事をするとこうなるという悪例です(苦笑
3色に跨って損傷した部分と僅かな周囲だけを下処理した上で、
クリア層を残したまま色を乗せていますので馴染むはずもなく。
更にはグレーのプラサフを消すのに手抜きをしてそのままイエローを乗せています。
それゆえに塗膜も過剰に厚くなり、ムラが出ています。
上塗りのクリアの境界は、硬化後に均しますのでそちらは問題なし。
「ま、3m離れればわかりませんし走っていればきっとバレない!( ´ー`)」
面倒だった、というのも大きな理由なのですが(笑
『週末には乗りたかった』というのもまた一つの理由なので、
強引に作業を進めたところ、とりあえず日曜には間に合いました♪
塗装の一番の要点は”手間を惜しまないこと”、
次いで”下処理”と”安定した環境”が必要とされるものですが、
性格的にマメなタイプとは対極にある人間なのでどうにもいかんですね~
ところで、別件で今日は買い物に出たのですが
富士宮時代の同窓生が「Wiiのゼルダ面白かったよ」なんて言うもので
危うく血迷って”1本のゲームの為だけにハード購入”という愚行を犯しそうに(笑
他にも日本ファルコムさんが一向に出さない、
PC版の英雄伝説の続編である、PSP版のものも欲しかったりしますが・・・。
(売れるハードで業績を伸ばしたら、PC版はさっさと切り捨てたようです^^;)
元来、ゲームなんかよりバイクに乗ってる方が10000倍は楽しい性分なので
漠然と『欲しいなー』と思う事があるものの、なかなか買うには到りません。
途中、立ち寄ったホームセンターで買い物を終え駐輪場に向かうと・・・
『お?キレイなバイクだな~』と、青いオートバイが目に入りました。
後ろから近づいている途中には『Ninjaだけれど、どのモデルかなー』と思うも、
見た目がかなり小さいバイクに見えたので、一見しては判りませんでした。
自分のカブの所に戻るに至り、漸く車種が判明。
『うおおっ。ZX-14じゃないか!!なんだこの小ささは・・・』
イメージではまさに【大艦巨砲主義】そのものだったメガスポーツツアラーですが、
実車は殊の外コンパクトでかなり驚きました。
(ZX-14はKawasakiの1,352ccくらいのオートバイです)
色味の所為もあるのでしょうが、私のCBRよりも小さく見えたくらいです。
実際にはリッターSSの方が全長も100mm程度コンパクトですし、
車重も70kgは軽いので2周りはSSの方が小さい筈なのですが、
比較対象にカブがあっても小さく見えるというのは凄い事ですね。
こういう印象を受けるオートバイは決まっていい乗り物なので、
ZX-14もきっといいオートバイなのでしょうね~♪
いつかレンタルでも利用して乗ってみようかしらん。
けっして覗いてはいけません
今週は早かった~!!
師走とはよくいったもので、
家系的にそろそろ禿頭になってもおかしくない私まで大忙しでした。
でも、ちょっとだけがっかりな出来事も。
というのも行きつけの蕎麦屋さんが、
営業時間変更で利用できなくなりまして・・・。
駅前にはあるものの厳密には駅そばの類ではなく、
パチンコ屋の駐車場横なので主な客層はパチンコ客だろうと思います。
幸いにも私の帰宅時間頃にはその手の客と鉢合わせることもなく、
店員さんが、おばさんからおじさんに代わってからは味もよくなっていたので
冬の寒さも手伝ってか、よく通うようになっていた矢先。
おじさん「お客さん、すいませんが15日から6時までの営業になっちゃうんです」
私「あらら・・・そうですか~
それじゃあもうお世話になれなくなりますね。今までありがとうございました」
ここの山菜蕎麦は好きだったのになあ。
画像では一味唐辛子が多いように見えますが、
飲食店の唐辛子は気が抜けているのが相場ですから気にしない方向で♪
そんなこんなで今週は仕事に大忙しでしたが、
早朝に、深夜にと先日のツーリングで抉ってしまったカウルの補修をば。
既に当該箇所の補修及び再塗装は3回目になりますので、
どう頑張っても綺麗にすることは難しいので、
最初から誤魔化し程度の補修のつもりで作業を進めております(苦笑
まずはパテ埋めをしつつ、ペーパーで適当に均します。
続いてテキトーにマスキングしてプラサフを吹いてゆきます。
この時点で既に突っ込みどころ満載ですが、もうなんとでもなれと(笑
なんでパールシャイニングイエローにグレーのプラサフ買ったかなぁ・・・
それでも時間もありませんので、気にせずしゅしゅっと。
実は、抉れた場所というのが実に都合の悪い場所でして。
”青”と”黄色”と”黒”の丁度境目を跨ぐ状態でした。
本来なら部分補修でどうにか出来る状況ではございませんが、
一から塗り直すなんて時間もお金もありませんのでとてもとても。
画像の通り、重ね塗りをした境界は一目瞭然です。酷いもんです。
塗りのエッジがガタガタな黄色と青の中間に、黒のラインを入れます。
マスキングはそこらへんにあったドラフティングテープ。
滑らかなカーブを出すには少々難がありますが、
そもそもが今回は綺麗にやる気が全くありませんので(笑
黒の塗装はなにも気を遣わないので気楽です。
あとは朝にマスキングを剥いでクリアを吹いて今回はおしまいです。
塗料の相性などはほぼ無視。
元々のテールカウルの色である、ウイニングレッドがみえなければよしです。
黄色の下に吹いたグレーが見えていたり、
強引すぎる重ね塗りで縮みが出ていたりと難が多すぎます。
もし仮に、どこかのツーリング先で私のCBRをお見かけになったとしても
決して近くで覗いてはいけませんよ(笑 特にテールカウルは。
あっしーくん(死語
帰りの電車で。
私が立っている目の前のシートに座っていた軟弱野郎が、
電車を降りるまで終始髪の毛をいじっているわけです。
別段迷惑行為ではないので、なにを言う義理もないのですが・・・
『貴様の自慢の無造作ヘアってのは、
弄り過ぎたら作為ヘアになるんじゃないのか?』 などと思ふ。
頭髪は盆栽と同じで、ある意味表現の場だと心得ますが、
それは結果をクールに見せてこそだと思うんですよね。
展覧会に展示中にも係わらず、今更剪定を続けている盆栽家はちょっと。
そんな日常の通勤風景。一方私の方の日常はと申しますと。
先日買った三脚を車載するにあたって、
積載方法や容量が極端に制限されるオートバイにあっては
多少の工夫をしないとしっかりとは積めないものです。
他の積載物との兼ね合いや使い勝手の都合もありますので、
カメラ用品群は出来るだけ纏めておきたいものです。
そんなわけで先ずは下準備から。
「この無粋なハンドルをなんとかしないとなぁ。」
カメラベースを左右に回転する為のレバーが、盛大に収納袋からはみ出しています。
一応、収納時には”20回転ぐらい回せば”外れるのですが
どう考えてもそんなのスマートじゃありませんよね(苦笑
そこで登場するのがこれ。
ヨドバシ.comで三脚を探していたところ、
「ご一緒にこちらも如何ですか?」と提案されていたショートノブです。
多分純正品ではありませんが、規格の採用が多い用品ならではの流用ですね。
長さを比較するとこんなに違います。
そりゃ入らないわけだってことで。
ノブを付け替えてバッグに入れると、今度はすっきりと収納できました。
ショート化による弊害については、先日の月蝕撮影で不便を感じない程度でした。
収納袋に入れてしまえば、残りは肝心のオートバイ積載について。
オートバイに直に縛りつけることが一番簡単ではありますが、
これまた出来ることならば、カメラと一緒に纏めて持ち運びたいところ。
ホームセンターで金具を購入。
当初は【 Ω 】形状の金具を自作する事を考えていたのですが、
なにせ取り付ける対象が”安物アルミケース”ですから剛性に不安があります。
その点、分厚いベースプレートで力が分散できるこの金具は適当です。
首尾良く金具を取り付け。
ここは車載を考慮して、敢えてボルト留めではなくリベットで取り付け。
そういえば。三脚が比較的マトモになったので、
相応にクイックシューが大きくなりました。
そこの逃げを作ってあげないとすっきりカメラケースに入りませんので。
取り付けに便利かなと思って買ってみた、
ネットワークケーブル用として販売の面ファスナー。
これは結局”全体がファスナーという売り”が仇になって
そこら中で貼り付くのであまり活躍しそうにありませんでした(笑
そんな経緯で現在はリピートタイで留めてあります。
真ん中のバンドは三脚固定に於いては飾りです。
荷物入れを持ち手にぶら下げることが多いのですが、そのズレ防止用。
至近の最新型スーパースポーツバイクと比べると、
SC57型CBR1000RRのテールカウルは大きめですが、それでも少しはみ出します。
いくらSSのカウルは全てが空力部品といっても、
キャンプ道具満載で○○○km/h出しても安定性に問題ないオートバイなのでOK。
もちろん装着状態でケースの蓋もあけられます。
都合1時間程の工作を終え『これでバッチリかな~』と、
先日の月蝕観測に赴いたのですが・・・まさかあんな事になるとは。
といっても、暗闇の中で三脚を180°反対に積んでしまった結果、
テールカウルの塗装がバッキバキになったというだけなのですが(苦笑
それを除けば工作自体は概ね成功というところです。
そうそう。
前回の日記のコメントで「それで(月蝕撮影)三脚ですか」と頂戴致しましたが、
実はちょっと違いまして、
”オートバイと工業地帯の夜景を撮りたかった”というのが購入動機。
先日金曜ロードショーでやっていたルパンがSS?にのって川崎に行ったんです(笑
もはや何を言っているのか解らないシチュエーションではあるのですが、
おそらく劇中に出ていたイメージは川崎あたりの化学プラントだと思います。
夜間も稼働を続ける、港湾地帯に林立する精製塔の数々。
緑色のライトに照らされたその景観はとても幻想的なものです。
夜景愛好家の皆様には、一際有名な場所でもありますよね。
”そういった情景”を撮影するには三脚が不可欠というのがホンネです。
さーて、補修塗装っと( ´ー`)面倒ですねー。
40秒で支度しな
昨夜は11年ぶりの皆既月蝕。
前日こそはサケなんぞを嗜んでみたものの、
『やっぱりオートバイでしょ』ということでございます(笑
とはいえ我が家は東京湾岸エリアに位置する為に、
港湾地帯・工業地帯特有の人工の明かりが眩しく、
とても観測という条件では御座いません。
ここは田舎と都会に挟まれた土地の特権ということで、
ちょっと千葉の内陸方面に向かうだけですっかり真っ暗という側面も。
当初は完全ソロの予定だったのですが、
(寒いですし時間も長くなることが予想されたもので)
出発前に職場仲間3人と朝からツーリングしに千葉に来ていたNSR氏と
連絡を取った際、氏は友人と既に別れたとの事でご一緒する事に。
「40秒で支度しな!!」などと前夜のラピュタの影響も残しつつ。
既に真っ暗になった冬空の下、
ヘッドセットで「さむいねー」などと会話しながら、
途中のセブンイレブンで買いだしをしつつ。
養老渓谷の先あたりの山中へと、レーサータイプのバイク2台で入ってゆきます。
ここには民家もなければ、街灯もなく、
誰の迷惑にもならないので落ち着いてお月様を堪能することができます。
こういう時が、ナビ任せではなくそこら中を走りまわっている強みですね。
そしていよいよ。
到着して少し暖を取り始めた頃に月蝕が始まりました。
千葉県エリアの予報は【 曇り 】空には薄い雲が絶えず流れているという条件。
半分以上が地球の影に入ってしまいました。
ここで、肉眼で見えるような感じにカメラの設定を変えてみました。
赤銅色の月蝕。
見ている時には、お月様の魔力にただただ魅入られていましたが・・・
自宅に戻って家人に「なんで赤く見えるの?」と問われまして。
「地球の裏に光源が行く形になるわけだから、
夕日と一緒で大気への入射角が浅くなる分、青が散乱して赤く残るんじゃないかなあ」
と、なんとなく原理を思考して答えてみたり。合ってるか確認はしてません(笑
皆既月蝕になって暫く経ってから。
雲がなければもう少々鮮明に撮れるかもしれませんが、
もともとが曇りの予報だったのですから見えるだけで僥倖というものです。
月が陰ると、応ずるように星々がその煌めきを増します。
「あれは何座だ」などと携帯に入っている星座盤を頼りに盛り上がってみたり。
天体観測なんて構えなければ普段はできませんから、
昔憶えた、どこが何座かはすっかり記憶の彼方に過ぎ去っております。
途中、寒さを和らげる為に暖かいものを摂るように心がけます。
夕食がてらのカップヌードルに始まり、
沸かしたお茶やコーヒーなどを「うまいなぁ」としみじみ。
世のライダーさん達には”ラーメンツーリング”などという、
出先でカップラーメンを食べるタイプの遊びもあるようですが、
こういう環境で食べるものはどれもとっても美味しいものです。
いつもと同じ物を、いつもとちょっと違う捉え方で愉しむ。
これこそが人生を楽しむ秘訣ですね。
都合3時間程居たでしょうか。
左端から、お月様本来の光が戻り始めました。
この直後あたりから、空は西からの厚い雲に覆われ始めました。
時計を見ると0時を回っていますので、
暖かい飲み物も尽きた事ですしそろそろ引き上げることに。
走り出すとそこはやはり冬。
さっきまでの快適さに代わって、顔面を硬くする冷気が襲ってきます。
それでも月蝕観測の充足感に満たされながら、
大きな神社の前で友人と別れて帰宅と相成りました。
11年ぶりの天体ショー。
この時もまた『オートバイに乗っていてよかった』と思う瞬間でした。
山に分け入って路肩でのんびり星空を眺めることも、
潔く生身で空を見上げ続けることも、当然のように楽しめるものです。
いい夜だったなぁ。
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