今日は少し雲があるが、良い天気だ。
早朝に洗濯と掃除をして、仕事をして午後は、バルコニーで少し休憩。
気持ちのいい、秋の午後。
ハーブティーを飲みながら、考え事をする。そして、読書してみる。
昨日、図書館で借りてきた保苅瑞穂先生のプルーストの本。
保苅先生の文章はステキだ。
年を重ね、老練な大仏文学者は、もっとも上質な文章を書く作家でもある。
東大を定年退職し、その後私学に転じ、定年後、パリに移り住んだ。
若いころ留学していたパリの記憶、若き日の記憶をたどりながら、パリで再びプルーストを読みこむ先生の姿はセンチメンタルで涙もろい若者のようであり、しかしきわめて学者的だ。
何日か前の日経に「さらば、晩夏のパリ」というエッセイが載っていて、それがあまりに素敵だったので、プルーストの先生の本を読みたくなったというわけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふとみると、7月ごろから咲いてもうすっかり終わってしまったと思っていた桔梗が一つ美しく咲いている。
根元のあたりに、一つ二つつぼみがあるので、これからまた、咲くのだろうか。楽しみである。
ゼラニウムは9月の雨に打たれて少し元気がなくなっているが、また、つぼみをつけているので、もう少しすると咲きそうである。
ミニバラは一度だめになったが、復活して、たくさんつぼみをつけていて、どんどん咲いている。
けなげな奴である。
イロハモミジは夏場は青々と茂っていたが、少しづつこれから紅葉するのだろうか、楽しみである。
皇帝ダリアはぐんぐん伸びている。
二つあるうちの一つはかなり大きくなった。
小さいほうはなかなか大きくならならない。
先日、土を掘り返してみたら、カナブンの幼虫がいた。
こいつが根を食べているらしいということで、取り除いたのだが、その後の成長はどうかまだ結果がわからない。
カナブンっていうやつは、その幼虫が根をたべてしまうということで、憎まれ役である。
子どものころ、かわいいと思っていた。
夜、勉強しているとノートのところに飛んできて、歩き回っていた。
筆箱に閉じ込めて次の日学校にもって行ったりして楽しんでいた。
カナブン。
金緑色の背は蛍光灯に映えていた。
鈴虫が近くで鳴いていた。
遠い幼いころの夜の風景。
日が短くなり、バルコニーも日陰が多くなった。
真夏の狂ったような暑さから解放されて、たなびく秋の雲を遠くにながめながら、来し方を思う。
保苅瑞穂の言葉が再び胸に迫ってくる。
「さらば、あまりにも短い夏の烈しい光よ」
青春の日は一瞬なのである。
早朝に洗濯と掃除をして、仕事をして午後は、バルコニーで少し休憩。
気持ちのいい、秋の午後。
ハーブティーを飲みながら、考え事をする。そして、読書してみる。
昨日、図書館で借りてきた保苅瑞穂先生のプルーストの本。
保苅先生の文章はステキだ。
年を重ね、老練な大仏文学者は、もっとも上質な文章を書く作家でもある。
東大を定年退職し、その後私学に転じ、定年後、パリに移り住んだ。
若いころ留学していたパリの記憶、若き日の記憶をたどりながら、パリで再びプルーストを読みこむ先生の姿はセンチメンタルで涙もろい若者のようであり、しかしきわめて学者的だ。
何日か前の日経に「さらば、晩夏のパリ」というエッセイが載っていて、それがあまりに素敵だったので、プルーストの先生の本を読みたくなったというわけだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふとみると、7月ごろから咲いてもうすっかり終わってしまったと思っていた桔梗が一つ美しく咲いている。
根元のあたりに、一つ二つつぼみがあるので、これからまた、咲くのだろうか。楽しみである。
ゼラニウムは9月の雨に打たれて少し元気がなくなっているが、また、つぼみをつけているので、もう少しすると咲きそうである。
ミニバラは一度だめになったが、復活して、たくさんつぼみをつけていて、どんどん咲いている。
けなげな奴である。
イロハモミジは夏場は青々と茂っていたが、少しづつこれから紅葉するのだろうか、楽しみである。
皇帝ダリアはぐんぐん伸びている。
二つあるうちの一つはかなり大きくなった。
小さいほうはなかなか大きくならならない。
先日、土を掘り返してみたら、カナブンの幼虫がいた。
こいつが根を食べているらしいということで、取り除いたのだが、その後の成長はどうかまだ結果がわからない。
カナブンっていうやつは、その幼虫が根をたべてしまうということで、憎まれ役である。
子どものころ、かわいいと思っていた。
夜、勉強しているとノートのところに飛んできて、歩き回っていた。
筆箱に閉じ込めて次の日学校にもって行ったりして楽しんでいた。
カナブン。
金緑色の背は蛍光灯に映えていた。
鈴虫が近くで鳴いていた。
遠い幼いころの夜の風景。
日が短くなり、バルコニーも日陰が多くなった。
真夏の狂ったような暑さから解放されて、たなびく秋の雲を遠くにながめながら、来し方を思う。
保苅瑞穂の言葉が再び胸に迫ってくる。
「さらば、あまりにも短い夏の烈しい光よ」
青春の日は一瞬なのである。