2015年も11月11日が来た。
11日は11時から会議があり、忙しい日だった。
11月11日は記念日。
随分、昔になるが、11月11日にデートした。
小石川後楽園の池の水面に夕日が照らされ、美しかった。
赤や黄色に色づいた葉がきらめいていた。
恋人たちが愛をささやくベンチは今もあるのだろうか。もう朽ち果ててしまっただろうか。
私は、オレンジのタータンチェックのスカートをはいていた。
もう、その人の姿も記憶の底にかすみ、顔さえはっきり思い出せないことが、時の流れを伝えている。
飯田橋の駅から後楽園にいき、そのあと、中央線にのって新宿へいったなあ。
毎年、11月11日には、なんとなく、その人のことを思い出す。
今はその人はもういないのである。
思い出すのは私ばかり。
思い出を分かち合う人はもういない。
そう思うと切ない。
いつまでも思いだしてあげよう。11月11日に。
私が死んで、だれもその人の11月11日を思い出す人がいなくなるその日まで、毎年11月11日はその人のことを思い出してあげよう。
OUT LOOKでカレンダーをさかのぼる。
以前はそんなことはできなかったが、今はどんどんさかのぼって、自分の生まれた日さえ、何曜日だったか確かめられる。
19〇〇年の11月11日、その人とデートした日にさかのぼってみる。
一瞬にして、人生が逆戻りして、一瞬にして私は20代だ。
あれから幾年たったのだろう。
その人の命日はみんな知っているけど、11月11日の思い出は私だけが知っている。
今年もまた、11月11日がやってきて、若き日を思い出させてくれる。
あと何回11月11日が来るかわからないけれど、思い出は忘却のなかでかろうじて輝きを保っている。
小石川後楽園の水面に映る紅葉の輝きは私の忘れられない青春のワンシーンである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/77/81925cd5dbe32057a71598392ea34c0a_s.jpg)
http://f.hatena.ne.jp/sanraku2/20081206164157の引用です。
11日は11時から会議があり、忙しい日だった。
11月11日は記念日。
随分、昔になるが、11月11日にデートした。
小石川後楽園の池の水面に夕日が照らされ、美しかった。
赤や黄色に色づいた葉がきらめいていた。
恋人たちが愛をささやくベンチは今もあるのだろうか。もう朽ち果ててしまっただろうか。
私は、オレンジのタータンチェックのスカートをはいていた。
もう、その人の姿も記憶の底にかすみ、顔さえはっきり思い出せないことが、時の流れを伝えている。
飯田橋の駅から後楽園にいき、そのあと、中央線にのって新宿へいったなあ。
毎年、11月11日には、なんとなく、その人のことを思い出す。
今はその人はもういないのである。
思い出すのは私ばかり。
思い出を分かち合う人はもういない。
そう思うと切ない。
いつまでも思いだしてあげよう。11月11日に。
私が死んで、だれもその人の11月11日を思い出す人がいなくなるその日まで、毎年11月11日はその人のことを思い出してあげよう。
OUT LOOKでカレンダーをさかのぼる。
以前はそんなことはできなかったが、今はどんどんさかのぼって、自分の生まれた日さえ、何曜日だったか確かめられる。
19〇〇年の11月11日、その人とデートした日にさかのぼってみる。
一瞬にして、人生が逆戻りして、一瞬にして私は20代だ。
あれから幾年たったのだろう。
その人の命日はみんな知っているけど、11月11日の思い出は私だけが知っている。
今年もまた、11月11日がやってきて、若き日を思い出させてくれる。
あと何回11月11日が来るかわからないけれど、思い出は忘却のなかでかろうじて輝きを保っている。
小石川後楽園の水面に映る紅葉の輝きは私の忘れられない青春のワンシーンである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/1d/77/81925cd5dbe32057a71598392ea34c0a_s.jpg)
http://f.hatena.ne.jp/sanraku2/20081206164157の引用です。