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山登りと旅行の雑記帳です。

パタゴニア旅行記(7日目:Poincenotキャンプ場~エル・チャルテン~エル・カラファテ)

2014年01月02日 | パタゴニア旅行
トレッキング最終日。
朝4時起床、4時半出発。
空を見上げると満天とは言えないものの星空が見える。
フィッツ・ロイ方面はちょっとガスってて見えず。
登るころにはガスもとれるだろうという希望的観測を胸に出発。

フィッツ・ロイを望む丘はキャンプ場から1時間ちょっと。
途中から森林限界を抜けてつづら折りの坂を登っていく。

パタゴニアに陽が昇る。


今日は天気良くなるかな。

ようやく到着。
眼下にはロス・トレス湖が、そして眼前にフィッツ・ロイ。


素晴らしいロケーション。

湖に下り晴れるのを待つ。
そして、段々とガスが晴れてきた。
おぉ、すばらしい!!
思わずため息が漏れるこの景色。


残念ながら朝焼けにはならなかったものの、見事ガスが晴れてくれた。
3日間待ったかいがあった!!

正面が名峰フィッツ・ロイ。この山群の中でも存在感はひときわ。
左がポインセノット峰。


フィッツ・ロイのすぐ右がメルモーズ峰


一番右がギヨメ針峰。


ちなみに、このギヨメ針峰。NHKのグレートサミッツ取材班がフィッツ・ロイの代わりに登頂している。
名前もかっこいいけど、そのシルエットもかなりかっこいい。

ちなみにポインセノット峰の二つ左にある針峰はサンテグジュペリ針峰と言う。
これまた、名前がかっこいい。

素晴らしいフィッツ・ロイ山群の勇士を堪能できた。

向かい側にある丘に移動。
ここからの景色も素晴らしい。

ここで日本人の初老の夫婦に出会う。
二人でテント持ってトレッキングに来たのだとか。
こんな夫婦に憧れるな。

せっかくなので記念写真を撮ってもらう。


振り返ってエル・チャルテン方面。


この丘からはスシア湖が望める。


エメラルドグリーンに輝く湖が美しい。
氷河湖はなんでこういう色になるんだろ。

1時間半ほどゆっくりして下山。
いや~、ここまで来た甲斐があった。
何度も言うけど、本当に良かった!

キャンプ場に戻って朝飯を作って荷造り。
キャンプ場に戻るとますます天気が良くなってきた。

今日のトレッキングは期待できそう。

片づけをして出発。
昨日の分岐点からフィッツ・ロイを遠望。


昨日とは打って変わって360度の大パノラマ。




フィッツ・ロイだけでなく、遠く雪をかぶったアンデスの山々まで見渡せる。
はぁ、帰りたくない。。

ここからは緩やかな下り坂を下っていく。
左手にはきれいなデル・サルト川。


何度も振り返り、後ろ髪をひかれながら下山していく。


それにしても、晴れると最高のトレッキングコースだ。

花が咲き乱れてる。






途中、カプリ湖のほとりのキャンプ場で休憩。




ここからは一気にエル・チャルテンまで下っていく。
今日は晴れていることもあってか続々と人が登ってくる。


あまり晴れることのないこの山域。
このチャンスは逃せないでしょう。

途中ビューポイントからラス・ブエルタス川方面を見下ろす。


巨大ボルダー発見。


チョークがかなり付いていたので、登られてるんだろう。
それにしても超ハイボルダーだ。

ここからエル・チャルテンまでは30分ほど。
ようやく見えてきた。


そしてゴール。


いや~、楽しかった、自分お疲れさま。
とりあえず風邪が悪化しなくてよかったです。

下山後はとりあえず飯を食べに食堂へ向かう。


特に食べたいものはなかったので適当に入る。
適当に入った食堂はおばちゃんがやたらフレンドリーで話しかけてくる。
なんかチリ出身らしくて、去年イースター島行ったよって写真見せたら、さらにフレンドリーになった。

地元のマスを使ったトゥルーチャを注文。


これがまたうまかった。

そして、なぜか厨房のおばちゃんがそのマスを持って出てきて撮影会。
ドヤ顔が決まってる。


この後、今日仕入れたばかりのマスが到着したということで、今度は外に出て撮影。
飯食ってるのに、早く写真を撮れと言わんばかりに呼び出され写真を撮る。
この人がフレンドリーなおばちゃま。


確かに立派なマスだ。
なかなか楽しいお店だった。

この後はおみやげなどを買ったりして帰りのバスを待つ。
対岸の岸壁ではクライミングをしている人たちの姿も。


軽く100m以上はある。
エル・チャルテンはクライミングが盛んなのだ。

時間があったので、初日に寄ったビジターセンターに行ってみる。
初日とは正反対の天気。


セロ・トーレ峰からフィッツ・ロイまで丸見え。
うん、素晴らしい!

この後バスターミナルに戻り、エル・カラファテに戻る。
帰りは2階建てではなく通常のバス。
満席だったので、やっぱり事前に予約しといて良かった。

帰り、隣に座っていたアルゼンチン人の女の子から話しかけられる。
お互い英語がしゃべれないので、片言の会話。
お姉さんも同じバスに乗っていたんだけど、混んでて席が離れ離れになってしまったみたい。
エル・チャルテンには仕事で来ていて、週1回エル・カラファテに帰るのだとか。
実家はアルゼンチン北部のアンデス山脈の麓らしい。
自分の持っている地図で教えてくれた。
顔がインディヘナだったので先住民の血を受け継いでるのかな。
とてもいい子だった。

バスを降りた後何とお姉さんとともに食事に行かないかと誘われた。
あ~、めちゃくちゃ行きたかったんだけど、体調悪いし、もう22時近いのでとにかくホテルでチェックインしないといけない。
たいへん申し訳なかったんだけど断ってしまった。
残念。
その代わりフェイスブックでアドレスを交換したので後で連絡することした。
旅はこういう出会いがいいね。

この後野良犬に追いかけられながらホテル着。
また、体調が悪くなってきたので、中心街までは行かず、近くのレストランで食事をする。
ここのウィナーシュニッツェル(鶏のカツレツ)はうまかった。


とりあえず無事にエル・カラファテまで戻ってこられてよかったよかった。
今日は充実した一日だった。


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