人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

黒部五郎岳~鷲羽岳~水晶岳縦走(2日目)

2016年04月30日 | 北アルプス
朝起きると天気は晴れ。


今日は北ノ俣岳を越えて黒部五郎岳までの縦走。
どんな景色が見えるのか今からワクワクする。

遠くに白い頂が見える。


どこの山だろう、黒部五郎か?
とにかくきれいの一言。

出発してすぐに寺地山。


ここから稜線伝いに歩いていく。


しばらく行くと北ノ俣避難小屋。


テントが2張り張ってあった。
ピストンかな。
ここは水も出ていて快適なテン場だった。

ここから傾斜がきつくなりぐんぐん登っていく。


段々と下界の景色も開けてくる。


稜線直下までくると有峰湖が見えた。


そしてようやく稜線到着。
す、すばらしい景色!


天気も最高、景色も最高!

明日以降歩く稜線に槍穂連峰まで見える。


ここからは絶景を堪能しながらの縦走。

雪が少ないとはいえこれだけあれば大満足。


北ノ俣岳到着。


360度の大展望。
笠のような山頂の笠ヶ岳。


そしてこれから向かう黒部五郎岳。


う~ん、絶景!

さらに東側は鷲羽岳と水晶岳、手前の雪原が雲ノ平。


小さく雲ノ平山荘も見える。

少し休憩して黒部五郎岳に向かって出発。


赤木岳を通過。


そういえば、2年前に赤木沢を登った時に登った山だ。
こちらが赤木沢方面。


まだまだ雪の中。

黒部五郎岳への最後の登り。


山頂直下100mくらいのところで単独行の男性に追いついた。
もう膝がガクガクで登れないから引き返して明日再度アタックするとのこと。
あとほんのわずかなのに…と思うも山で無理は禁物。
撤退するのも勇気なのだ。

そして出会ったところからほんの10分ほどで黒部五郎岳の山頂に着いた。


何も標識がないので山頂か確認できないけど、これより高いところはないから間違いないはず。

槍ヶ岳方面と


今歩いてきた道。


雲が湧き始めてきたから天気は下り坂かも。
今日の幕営地、黒部五郎小屋を目指す。

少し行くと遠くに小屋が見えてきた。


ズームアップ。


このまま谷沿いを行った方が早そうだけど、雪崩が怖いので稜線沿いに行く。

あと少し!


ようやく到着。

小屋に着いた途端に雪が降り出してきた。
歩いている時に降らなくて良かった。

ちなみに黒部五郎小屋には冬季小屋があって中を覗いてみたら5人組の若いパーティーがくつろいでいるところだった。

話を聞くと、信州大学の山岳部で、飛越新道から高瀬ダムまで歩くらしい。
なんと同じルート!

さらにもうひとつのパーティーが高瀬ダムから飛越新道に向けて歩いているらしく、出会ったところで車の鍵を交換して登山口までのアプローチを解決するという面白い発想。
さすが信大山岳部だ。

あいさつを交わした後、戻ってすばやくテントを張って中に入り込む。
夜になると雪と風が強くなってきたが、今宵もビールとワインを飲みつつ夜は更けていった。

(コースタイム)
ビバーク地点(6:00)~寺地山(6:35)~北ノ俣岳避難小屋(7:30)~稜線(9:10)~北ノ俣岳(9:20)~黒部五郎岳(12:00)~黒部五郎小屋(13:15)

黒部五郎岳~鷲羽岳~水晶岳縦走(1日目)

2016年04月29日 | 北アルプス
GWは上越を縦走しようと考えていたけど、今年は例年になく雪が少ないということで計画変更。
なるべく人が少なく雪稜を楽しめるルートということで、神岡新道から黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳の百名山を登る縦走ルートを行くことにした。

神岡新道までのアプローチは富山駅から旧神岡町を経由して打保橋までバスで移動。

前日に富山入りするため初めて北陸新幹線に乗車。


なんと富山まで大宮からわずか1時間40分、しかも停車は長野のみ。
飛行機よりよっぽど早い。
富山のシティホテルに泊まり翌日に備える。

富山駅を7:30発平湯温泉行きの濃飛バスに乗車。


濃飛バス神岡営業所で降りて、飛騨市営バスのひだまる山之村線に乗り換える。


乗り換えまで2時間あるのでタクシーで行こうか迷ったけど、タクシーだと飛越トンネルの登山口まで12000円かかる一方、市営バスだとわずか200円。
タクシーだと飛越トンネルまで行けるけど、打保橋バス停からでも1時間くらいしか歩行時間が変わらないのでバスで行くことにした。

飛騨市の旧神岡町地区はあのノーベル物理学賞を受賞した梶田教授のカミオカンデがあるところ。
街の至る所に幟がはためいていた。


ようやく時間になりバスというかワゴンに乗車。
自分の他に老齢の女性が乗っていて、山之村の話をしてくれた。
山之村に生まれて山之村で育って87年。
今も現役で農業をされていて、毎日このバスで直売所に野菜を届けているとのこと。
頭が下がります。
短い時間だったけどたくさんお話できて楽しかった。
とても元気でこんな風に歳をとりたいなと思ったひとときでした。

打保橋に到着し、ここから歩き始める。


ここは標高が高いからか桜が咲き始めていた。


打保橋から1時間20分で北ノ俣岳登山口到着。


ここから神岡新道が始まる。

神岡新道は途中で飛越トンネルからの飛越新道と合流するのだが、最近はこの飛越新道から登る登山者の方が多いみたい。
というのも、飛越トンネルの登山口には駐車場があるけど神岡新道の登山口には駐車場がない。
しかも飛越トンネルよりも標高が低いから1時間以上余計に歩かないといけないのだ。

実際神岡新道を歩いてみるとほとんど人が歩いていないみたいで、ほぼ踏み跡状態。


このルートもそのうちなくなっちゃうんだろうな。

途中、水芭蕉の群落に癒され、


ようやく飛越新道と合流。


飛越新道からはトレースがたくさん。

時間はすでに4時半、ここからはビバークできるところを探しつつ歩く。

天気は曇り空で小雪がチラついてる。


あまり天気が悪くならないうちにと、予定の寺地山の手前でビバークすることにした。

テン場を整地し設営完了。


最近の山の楽しみは、山中で美味しいビールを飲むこと。
ということで、今回は500ml缶6本とワインを持ち込んだ。


ビールとワインを飲みつつ明日からの縦走へ英気を養った。

(コースタイム)
打保橋バス停(12:30)~北ノ俣岳登山口(13:55)~飛越新道合流地点(16:15)~ビバーク地点(16:45)

竜ヶ岳登山

2016年04月09日 | 山梨県の山
岩手から埼玉に戻って1週間。
環境も変わって久しぶりに重度の便秘に悩まされ、本日が4月に入ってから2度目のお通じという1週間でした。

前置きはさておき、岩手山を登って以来2週間ぶりに山に行ってきました。
今回は同級生のおっくんと会社の後輩Tくんとの山行。

Tくんはなんと元甲子園球児。
かつては140km/hの剛球を投げ神奈川県の頂点に立ったというナイスガイ。
今回が初登山ということで、初登山で行く山としてはもはやテッパンの竜ヶ岳に行ってきました。

竜ヶ岳は今回で4回目かな?
この山は何回も来てるけど、山頂から見る富士山の景色が雄大すぎて、何回来ても飽きることがないのだ。

本栖湖キャンプ場に車を置いてさっそく出発。


あのピークを目指す。

少し歩道を歩いて登山道入り口。




竜ヶ岳に登るときはいつもこちらの登山道から登る。
その方が視界が開けた時の感動が大きいので個人的には登りはこちらのルートがオススメ。

ここから九十九折の山道を登ること1時間ちょっと。
視界が開けるとそこは笹薮の道。




山頂へと続く道がステキすぎる。

向かって左手には富士山の頭が。


2時間弱で山頂到着。


富士山はガスがかかっていてちょっと残念。

せっかくなのでみんなで記念撮影。


山頂は笹薮が刈り払われていて開放感抜群。

おにぎりを食べつつ休憩。
下は暖かかったけど、山頂は風が吹いてて結構寒い。

少し休憩して下山開始。
下りは富士山を見ながらの贅沢な下山道。






東屋を過ぎて


あっという間に駐車場に到着。

やっぱり竜ヶ岳は良い山でした。

このあとは山梨に来たら絶対に食べておきたい信玄餅ソフトを求め鳴沢氷穴の売店に寄り道。




この餅ときな粉とあんみつとソフトクリームのコラボは最強。
この商品を最初に考えた人は天才だと思う。

ちなみに、氷穴だけのオリジナルって書いてあるけど、パフェがオリジナルなだけで、信玄餅ソフトはけっこう色々なところで売ってます。

いや~、天気も良く充実した休日でした。

みちのく潮風トレイルラン(まとめ:八戸市~陸前高田市)

2016年04月02日 | みちのく潮風トレイルラン
昨年の11月から始めて、3月で踏破した八戸市から陸前高田市までのみちのく潮風トレイルの旅、備忘録的に今回の行程をまとめておきたいと思います。

八戸市~階上町区間(鮫駅~角の浜駅):49.2km

洋野町区間(角の浜駅~陸中中野駅):27.4km

久慈市区間(陸中中野駅~小袖海女センター):32.6km

久慈市~野田村区間(小袖海女センター~陸中野田駅):10.4km

野田村~普代村区間(陸中野田駅~普代駅):30.0km

普代村~田野畑村~岩泉町区間(普代駅~岩泉小本駅):44.3km

岩泉町~宮古市北部区間(岩泉小本駅~田老駅):32.5km

宮古市中部区間(田老駅~宮古駅):31.0km

宮古市南部区間(宮古駅~姉吉キャンプ場):39.3km

宮古市~山田町区間(姉吉キャンプ場~霞露ヶ岳~道の駅やまだ):66.0km

山田町~大槌町区間(道の駅山田~大槌中央公民館前):20.0km

大槌町~釜石市区間(大槌中央公民館~釜石駅):55.1km

釜石市~大船渡北中部区間(釜石駅~綾里駅):51.3km

大船渡市中南部区間(綾里駅~細浦駅):36.0km

陸前高田市区間(細浦駅~長部駅):52.7km

どのルートもそれぞれに良いところがあってすばらしい景色が広がっている。
またいつの日か訪れてみたいみちのく潮風トレイルでした。