人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

小室川谷(2日目)

2012年05月20日 | 丹沢・奥秩父・奥多摩の沢
2日目は朝5時起床。
たき火を再び起こして朝飯を食べて出発。


出発してからしばらくは4~5mほどの滝が適度に出てきて楽しい。

途中の10m滝で左岸から巻くところは難しくはないもののきわどい箇所があって緊張した。


そして今回の核心と思われる4段30mナメ滝。




下から見ると一見簡単そうだが、4段目の落ち口がつるつるして難しい。


しかし!核心部分にFIXロープが張ってあって問題なく通過できる。

こういった核心部分にFIXロープを張るのはどうかと。。
ロープを出せば問題なく超えられそうだったが、FIXの横をロープを出して通過するのもアホくさいので今回は省略。
時間は短縮できたけどちょっと残念だった。

核心を越えた後もナメや滝が随所に出てきて飽きさせない。




ここを超えてしまうと後はひたすら稜線まで登る。


藪こぎもなく10時30分に稜線に飛び出した。
稜線には大量のハイカーが、そして遠くには富士山!!


すばらしい景色が待っていた。

この後大菩薩嶺で60代の奈良から来たという4人組の山ガールに記念写真を撮ってもらい、丸川峠経由で下山。




ちなみに丸川峠から泉水谷林道までの下山道はちょっとわかりにくい。いくつか分岐点があるのだがどこも標識がないので地形図とにらめっこしながらの下山となる。

まず最初の分岐。標識通りに行くと左に直角に曲がることになり遠回りになってしまう。この標識は無視して直進する。

そして次の分岐。地形図をみると左に行く道になっているが、なぜか道が横切っている。
ここも無視して直進。

そしてさらに次の分岐。地形図をみると分岐は2回しかないのになぜかもう一つ分岐が出てくる。ここは大黒茂谷方面を目指し分岐を右に行く。

そしてまたまた分岐。なぜか大黒茂谷を登る方面に分岐道がある。
直進方向に道が続いているので気づかずにまっすぐ行ってしまいそう。
地形図だと大黒茂谷に沿って道があるので、沢沿いの道を選択しひたすら下山したところ林道についた。
あとはてくてく林道を歩いて駐車場に到着。

帰りは丹波山温泉のめこいの湯に入って帰京。

今年発の沢登りはとても充実したものとなった。

お疲れさまでした~

<コースタイム>
C1(6:40)→4段30mナメ滝(7:20)→稜線(10:30)→丸川峠(11:30)→泉水谷林道(13:00)
→駐車場(14:00)

小室川谷(1日目)

2012年05月19日 | 丹沢・奥秩父・奥多摩の沢
今年1発目の沢は大菩薩に突き上げる小室川谷。
この山域の沢はほとんどノーマークでトポでも読んだことがなかった。
イワナが釣れて焚き火ができて1泊2日で遡行できてまだ行ったことがなくてなおかつ東京周辺というわがまま条件で探したらこの沢に行き当たった。
人が入っている気配がかなりしたものの、沢のクオリティーはなかなか高かった。
タロウとその後輩のHくんを連れて行ってきた。


前夜、21時半に東川口を出発し丹波山村の道の駅に12時半着。
少しお酒を飲んで就寝。

朝起きると放射冷却の影響かかなり寒い。たぶん気温は5度くらい。
道の駅で身支度を整え三条橋まで車で移動。約10分。



昔は三条橋から先まで車で入れたようだが、落石がひどくゲートによって通行止めになっていた。
三条橋からスタート。


20分ほど歩くと「小室向」と書かれた標識があり、その脇から河原に降りる道がついている。


河原に降り吊り橋を渡って小室川谷の出合いへ。


ちなみに地形図には登山道が書いてないけど、この吊り橋から先に道がついていた。
いったいどこに向かうのだろう。。


最初はこれといった滝もないが水がきれいで水量も申し分ない。





出合いから2時間ほどでS字峡の入り口に到着。


滝は直登不可能なので、右岸から巻くことに。
最初少し戻ったところからバンドをトラバースして登ろうとしたら、途中からかなり急になるし、どうみてもルートをはずれてしまった。
下を見てみると滝のすぐ脇のテラスに懸垂下降用の残置カラビナがセットされているのが見えルートを間違えていたことに気づく。
しかし、戻るにしても急なガレ場でかなり怖い。超慎重に下って川に下りたったころには30分ほど時間をロスしてしまった。

上から見たテラスまではとっても簡単。下から見ると垂直に見えた岩も、登ってみるとホールドがたくさんあって問題なかった。
テラスからは懸垂下降5mほどで1つ目の滝上に降りる。


残りの滝は問題なく通過。


S字峡を過ぎるとしばらく穏やかな流れが続く。きれいな淵や石門を通過して小室の淵と呼ばれる場所に到着。




ここは淵を泳がないと通過できない。


もちろん泳ぐという選択肢はなく右岸を巻く。
ここの巻きは特に何も情報がなかったものの、傾斜の強いスラブとなっていてかなり怖い。
一応残地ロープが垂れているものの、途中で落ちると10mは落ちることになるので、慎重にロープを出して通過した。
小室の淵を通過するとすぐに中ノ沢出合いとなり、ここからはテン場を探しながら歩く。

中ノ沢出合から200mほど歩いたところの左岸の高台に絶好のテン場を発見。
今日の行程はここまでにしてまだ時間は早いがタープを張って焚き火の準備をする。

自分はつり竿を持って今日の食材を確保すべく沢に繰り出す。

最初のポイントはテン場の目の前の淵。
ここでは竿を入れたところ、ものの1分ほどで1匹釣れてしまった。
その後も立て続きに2匹ヒットし、1時間で3匹釣れることができた。


ちょうど3人分釣れたので釣りは終了、テン場に戻る。

テン場に戻るとタロウとHくんが大量の焚き木を拾って燃やし始めていた。

まずはたき火のために用意してきたサツマイモを焼いて食す。


うまい。

次に今川焼を焼いて食す。


うまい。

そしていよいよイワナを焼く。




昨年は沢でイワナが釣れたもののたき火がつかず食べられなかった。
今回はじっくりと遠赤外線で焼いて最高の塩焼きを作る。

しかし、焚き火はいい。
火を見つめているとなんか落ち着く。
焚き火をして酒を飲んでイワナを食う。やはり沢はこうでないと。


この後はたき火でカレーを作って酒を飲みつつうだうだしてそのまま寝てしまった。



<コースタイム>
駐車場(6:50)→小室川谷出合(7:20)→S字峡(9:20)→石門(12:00)→小室の淵(12:20)
→中ノ沢出合(12:50)

鹿沼さつきマラソン大会

2012年05月13日 | ハーフマラソン
1月以来のマラソン大会。
今回はハーフの部ということで21kmを走ってきた。

場所は栃木県の鹿沼市。
日光連山を眺めながらのコースで天気も良く気持ちよく走ることができた。


3月に右ひざの靭帯を痛めてから全く走ることができず、練習を再開したのが2週間前。
走るのにかなり不安だったけど走り始めたら意外に体が動いて後半はペースを上げることができた。


結果は、1時間31分30秒。
ペースは、4分21秒/km


もうちょっとで1時間半を切れそうだったけど、練習不足だったのでしかたない。
次の富士登山競争までにもっとペースを上げられるようにがんばろう。

しかし、このペースでフルを走っても3時間切れないのか。
先は長いな…


残雪の尾瀬(2日目)

2012年05月05日 | 尾瀬
夜半、テントをたたく雨の音で何度か目覚めた。
結構強く降っていて、大丈夫だろうかと思っていたものの、朝起きると昨日と同じく小雨だった。

朝飯は初挑戦の焼きラーメン目玉焼き乗せ。


あんかけ焼きそばみたいでおいしかった。

飯を食ったら出発準備。
出発するころには雨は止んだもののどんよりとした曇り空でテンションが上がらない。

雨で重くなった荷物を背負い出発。

しかし、竜宮小屋に着いたころにはちらほらと青空が。

そして、そこから30分ほどするとものすごくいい天気に!















写真をたくさんとりながらゆっくり進む。
晴れた尾瀬は本当に絶景。
昨日も晴れてくれたらどれだけよかっただろうか。

そして山の鼻ビジターセンターで休憩後、鳩待峠へ。

途中、水芭蕉が少しだけ芽を出していた。


ようやく到着。


お疲れさまでした。

帰りは日光湯元温泉に入って、学習院の日光光徳小屋に寄って今年の利用を約束し、宇都宮餃子を食べて帰った。

残雪の尾瀬(1日目)

2012年05月04日 | 尾瀬
今年のGWはタロウと尾瀬へ。

なんだかすっきりしない天気予報だったけど、行けば何とかなるだろうと出発。

東川口を9時に出発。
東北道から北関東道経由で関越に入る予定だったけど、佐野ICから先が大雨の影響で通行止めになっていた。
む~、最初から関越で行っていれば…と思いつつ下道を経由して関越に乗って沼田で降りる。

2年前のGWに来たときは夜間でも鳩待峠まで入れたけど、今年は夜間通行止めになっていて朝6時までは戸倉~鳩待峠間が通行止めになっていた。
着いたときには2台ほどゲートの前で車が止まっていた。
うちらも車の中で就寝。


朝起きると後ろには車の列が、ざっと20台ほど並んでる。
そして天気は晴れ!
これはいい感じと思いつつ6時のゲート解放を待つ。

ゲートが開いて鳩待峠に到着。
出発の準備をしているとパラパラと雨が降り始める。
んんっっ!?

そしていざ出発!というときになって雨が本降りに。。
このまま行ってもずぶ濡れになるだけなので一旦休憩所へ避難。
休憩所は他のパーティーでごった返してた。

1時間ほど待っても雨は止まず、隣に座ってたパーティーは携帯のアメダスを見ていたのか、
「これは天気良くならね~なぁ、明日も悪そうだしあきらめるか…」
といってさらに30分ほど待った後去っていった。

そんな話を聞いて不安になりながらも、9時ころになって雨が弱まってきた。
まぁせっかく来たんで山の鼻ビジターセンターまではとりあえず行ってみるか、ということで出発。


歩き始めると意外に雨は気にならなくて、30分ほどたつと雨が止んだ。
駐車場から山の鼻ビジターセンターまではずっと雪の上で快適。


初スノーシューのタロウも順調に飛ばす。

そして、山の鼻ビジターセンターに着いたころには青空が!


う~ん、来てよかった。

ここからはテレマークに履き変えて雪原を歩く。
今年は雪が多かったと思いきや、小屋のおじさんの話だと尾瀬は雪が少なかったのだとか。
そのため、かなりの部分で木道が顔を出していた。

晴れていたのもつかの間、歩き始めると再び雲が。
そしてあっという間に曇り空になり、小雨がぱらつくように。
ただ、そんなに気になるほどの雨ではなかったので、今日の目的地である見晴らしキャンプ場まで行くことにした。

こんな感じのところをひたすら歩く。


ところどころ休憩しながら13時に見晴らしキャンプ場に到着。
キャンプ場の手続きをするために燧小屋に行くと、
「今年はまだ営業していないので尾瀬沼か山の鼻まで戻っていただけますか」
と、絶望的な発言。

いやいや絶対無理、そんな余裕なし。
ということで、
「それは無理です」
とはっきり伝えたところ。
「じゃあ、幕営料いらないのでテント張っていいですよ」
と言ってくれた。

今日テントを張っていたのはうちらを含めて3パーティー。
おそらくとりあえず「営業していないので戻ってもらえますか」と言っているのだろう。

ということで、お金払わずテント張ることができた。


テントを張った後は早速ビールで乾杯。


天気がよければ外でまったりと過ごしながら飲みたかったけど、あいにくの小雨日和だったので最初の乾杯の後はテントの中へ。

ちなみに今回運んだお酒たち。



今回は食事にいろいろと工夫を凝らしてきた。
ここからは写真でどうぞ。

まずはおやつに大学イモ




これが結構うまい。
しかも簡単にできる。

この後7時まで4時間ほど昼寝。

起きたら

鶏の唐揚げ


そしてメインディッシュは親子丼。




なかなかうまかった。

おなかもいっぱいになったところで就寝。

結局テン場についてからほとんど寝て過ごしていた。