人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

みちのく潮風トレイルラン(大船渡市北中部区間)

2016年01月27日 | みちのく潮風トレイルラン
みちのく潮風トレイルも中盤戦へ。
今回は前回の大槌町~釜石市区間に引き続き、釜石市~大船渡市北中部区間を走ります。

朝5時に盛岡を出発し、7時15分に大船渡市の三陸鉄道綾里駅に到着。




久慈駅~宮古駅の北リアス線に対して、釜石駅~盛駅(大船渡市)は三陸鉄道南リアス線。
南リアス線に乗るのは今回が初めてなのでわくわくドキドキ。

綾里駅に車をデポし、釜石駅に向かいます。


釜石駅到着。


ここから綾里駅を目指してスタート。

まずは釜石の市街地を通り抜け、国道脇の道路に入って坂を登っていく。

釜石市街地とはここでお別れ。
高台から見ると、釜石の中心市街地の大きさが分かる。


盛岡と比べると本当に小さい。

坂を登っていくと鉄の歴史館。


国道に出るところで正面に巨大な釜石大観音の姿が。


この大観音、中が螺旋階段になっていて顔の真下まで登ることができる。
今回は寄らないけど、大船渡マラソンの時に登ったのでその時撮った写真。


大観音から望む太平洋や釜石市街地の展望は素晴らしいものがあり超オススメスポットです。

ロードを走り続け平田(へいた)駅通過。


この先緩やかな登りとなり平田公園を左折。

ここから石塚峠までのトレイルが始まる。
しかし、入口が分からない。

地図とにらめっこして尾根の西側から登ることはわかるんだけど、入口には工事現場の事務所があって入っていいのか悩む。
案内標識もないけど、どう見てもこの工事現場事務所の奥の谷にルートが取られているのでそのまま進んでいく。

ショベルカーが入るような道を登っていくと大観音が遠くに見えてきた。


谷沿いの道を登りきるとルートがなくなる。

う~ん、とりあえず尾根を登ってみるか、と30分ほど登ってみて尾根のピークに到着。
なんとなく踏み跡はあったけど、よくよく地図を見てみるとルート上にピークは無く、道を間違えていることに気付く。

急いで元来た道を引き返し、再度地図でルートをチェック。
すると、どこかで隣りの谷に下りるルートになっているけど下り口がわからない。

工事現場の事務所まで戻るとかなりのタイムロスになるので、急な斜面を藪や小枝をつかみながら下りると堰堤にたどり着いた。

ここが正規ルートらしい。

いやはや、いきなり相当な時間を無駄にしてしまった。
この先どうなることやら。

それにしても、みちのく潮風トレイルの案内は本当に分かりにくい。
まだ整備が始まったばかりなのでやむを得ない部分もあるけど、わかりにくい部分には案内標識の設置をお願いします。

堰堤から先は顕著な林道。
とはいえ、先日の雪が積もっていて靴はすでに濡れ放題。

石塚峠を過ぎて、


雪の道を走って、


石塚峠の入口に下りてきた。




東日本大震災の碑を通り過ぎると、


地図上はトレイルを通ることになっているのだが、ここでもルートが良くわからない。

登り口にはみちのく潮風トレイルのテープが貼ってあったのでわかったけど、道路が横断するところでトレイルはなくなり、結局ロードを走ることにした。

しばらくいくと唐丹駅。


行動食を食べて少し休憩。

ここまで道に迷ったりなんだかんだで予定時間をかなりオーバー。

しかし、この先に更なる鬼門が待ち受けていた。

唐丹駅から海を左手にロードを少し走ると、


三陸浜街道・鍬台峠への登り口。


ここからトレイルが始まる。

雪の積もったトレイルを登っていくと
林道に合流。


ひたすら登りが続き、そろそろ鍬台峠に着くんじゃないか??と思っていた矢先に右側に海が見えた。


ありゃっ?
ルートは南下しているはずなのに右側に海が見えるっておかしいな。。

う~ん、とよくよく地図を見てみると、いつの間にか西側に伸びている林道に入ってしまっていることに気付いた。
林道のどこかで鍬台峠に続く登山道があるのに全く気付かなかった。

急いで戻ってみると、確かに林道の脇から登山道が始まっている地点があった。
雪が積もっていたのもあるけど、これは気付かない。。

ここでも1時間ほど時間をロスしてしまい、さらに体力も登りで消費してしまい二重のショック。

そしてここからの登りがひどかった。

普段登る人なんていないこのルートは、先週の雪がそのまま残っており登りにくいことこの上ない。

林道ではくるぶしくらいの雪だったのが登るにつれて段々と積雪量が増えて膝下までのラッセル。
この時点ですでに12時過ぎ。
このペースで綾里駅に日没までにたどり着けるか不安になる。

もうすぐ鍬台峠!


膝下ラッセルを繰り返し何とか鍬台峠に到着。


すでに心は折れそうです。

そしてここからの下りも大変だった。
一面雪に覆われていてルートが分からず。
地図とにらめっこしながら何とか赤テープを発見し、顕著な登山道を見つけ一気に駆け下りる。
国道が見えた時は正直ホッとした。


ここまでくれば、トレイル区間はあと1つのみ。

少しやる気がみなぎり吉浜駅までの道のりを小走りで走っていく。

吉浜駅到着。


なんかめちゃめちゃかわいい駅舎^^

吉浜地区は大きな田園風景が広がっていてステキ。




この地区は明治、昭和の大津波の教訓を糧に、低い土地を田んぼとし、集落は高台に移転したらしい。
そのおかげもあって東日本大震災でも軽微な被害で済んだのだ。

そんな吉浜地区を通り過ぎると、今回の行程で3つめの峠、羅生峠越えが待っている。

国道45号線の脇の林道から登り始める。

鍬台峠越えの際のラッセルが頭にあったので、またラッセルだったらまずいなと思っていたら、ほとんど雪はなかった、ほっ。

遠目に見る吉浜地区。


羅生峠まであと少し。


標識も何もない羅生峠を越えるとあとは下り。


遠くにこれから向かう越喜来地区が見える。


緩やかで快適な林道を下っていくと越喜来地区に到着。


この越喜来地区はかなり被害が大きかった地域で大規模工事中。

三陸駅まで走り駅舎内で休憩。




なすびのポスター発見!


私もなすびさんの背中を追って頑張ってます。

三陸駅からすぐの所にある未音先湾望台。




越喜来湾の景色が素晴らしい。




越喜来地区への思いを込めた碁石たち。


三陸駅から綾里駅までは県道9号線をひたすら走るロード。
現在の時刻15時。

残り10kmなので、何とか日没までにはゴールできそう。

甫嶺駅通過。




恋し浜駅到着。

恋し浜駅駅前のカフェ。


この駅は、元々「小石浜駅」という名称だったものが、小石浜地区のブランドホタテ「恋し浜」にちなんで「恋し浜駅」に名称変更されたらしい。


恋愛パワースポットとして密かな人気を集めている駅みたいで、駅舎内は恋愛成就を願うホタテ絵馬がたくさん。




これは縁起が良さそう!

恋し浜駅から綾里駅まではあと6km。
しかし、恋し浜駅で恋愛パワーをもらったところでもはや登りは走れない。

恋し浜駅から峠までの3kmほどの登りを歩ききり、ここから綾里駅まではひたすら下り。




最後のパワーを振り絞り綾里駅までの道を走る。

そして、ようやく綾里駅に到着。


約52kmの道のりでした。
あ~疲れた。
前回55km走った時よりも断然きつかった。

前回はもともと55km走るっていうのが分かっていたのと、1度も道を間違えなかったので余力を持ってゴールしたけど、今回は何回も道を間違えるしラッセルもあるしで本当にしんどかった。

登山道や林道を通る場合は1/25000の地図が必要ですな。

帰りは大船渡温泉に入って、大盛りで有名な坂本食堂でカツカレー大盛りを食べて帰った。



みちのく潮風トレイルラン(釜石市区間)

2016年01月14日 | みちのく潮風トレイルラン
年末に引き続きみちのく潮風トレイルにやってきました。
今回のルートは釜石市区間。
事前に測った距離は50kmとこれまでで最長。
陽が暮れる前にゴールを目指します。

釜石駅近くの駐車場に車を置いてスタート地点にバスで移動。

この大槌中央公民館入口バス停がスタート地点。


大槌町は津波で甚大な被害を受けた地区で中心部はこのように大規模な造成中。




まずは釜石を目指して走っていく。




県道231号線から釜石市に入る。


天気もすこぶる良くて景色も素晴らしい。


鵜住居地区が見えてきた。


鵜住居地区を通過。


ここも津波の被害が大きかった地区。
大型ダンプがひっきりなしにやってくる。

鵜住居地区から御箱崎灯台を目指し箱崎半島方面に入る。
しばらく行くと宝来館到着。


この宿は震災後に新たにリニューアルオープンした新しい宿。
トイレを借りつつ中に入ると、みちのく潮風トレイルの案内もされていた。


宿の目の前は名勝根浜海岸。


かつては松林のキレイな海岸だったみたいだけど現在は護岸工事がされていた。

ここから長いロードを走り白浜漁港到着。


集落を抜けて少し行くと林道に入る。
御箱崎灯台まで6.5km。


林道をしばらく走っていくと大沢遺跡。




ここから御箱崎灯台まで往復約8km。
一気に行きます!

ここからの道は両脇が海という絶景のトレイル。






トレイルとはいえ軽自動車なら入れるような広い道。

先っちょが見えてきた。


赤い鳥居をくぐると


灯台に到着。


箱崎半島の先端から見る太平洋。




まさに絶景、言うことなし!

少し戻ったところに千畳敷という景勝地があるので行ってみる。






花崗岩の奇岩怪岩の絶景、う~ん素晴らしい。

遠くには三貫島。


この島へ上陸するには許可が必要らしい。

千畳敷を後にして大沢遺跡に戻る。
往復50分の道のりだった。

このあとは箱崎半島の付け根の両石漁港を目指し長い長~い林道を走る。




樹林帯ではなくて海岸沿いの林道なので、景色もキレイで走っていて気持ちいい!

ようやく集落に戻ってきた。




両石漁港到着。


鵜住居地区から両石漁港まで、御箱崎灯台の往復を含めて約36km、箱崎半島は長かった。。

この先車道を走り、水海総合公園を過ぎると


林道に入る。


林道を少し行くと今回の行程で初めて登山道の急登。


ここまで50km近く走ってきて足はパンパン。
老体に鞭打ちジグザグの急登を登りきると尾根に出る。


このルートは浜街道なんだとか。


標高265m地点は釜石市街が見渡せる展望地。


駅まであと少し!


ようやく街に下りてきて釜石市役所を過ぎて


復興商店街を抜けると


釜石駅に到着。


約55kmの道のりでした。

いや~、長かった。
でも釜石市区間は最後の浜街道以外はロードと林道でアップダウンも少なく走りやすい。

釜石市は鉄の町というイメージで、中心市街地から見る海も正直あまり三陸の海という感じではなかった。
でもこのトレイルを走ると改めて三陸海岸の町ということが良く分かる。

景色も最高で大満足のトレイルでした。

2016大船渡新春四大マラソン大会(第65回10マイルロードレース岩手県大会)

2016年01月11日 | 大船渡新春四大マラソン大会
2016年の走り初めはこの大会から。


なんとこの岩手県にも冬のマラソン大会があるのだ。
場所は三陸海岸の大船渡。
サンマの水揚げで有名なあの大船渡だ。

この大会、申し込みは郵送でエントリー料も現金書留という、ネット社会の現代においてなかなかアナログな大会。
職場の人に勧められてさっそくエントリーしたのだ。

朝9時のスタートなので前日に大船渡入りし、大船渡温泉で一泊。
眼前に太平洋が望める温泉で夜は食べきれないほどの海の幸。
素晴らしい温泉だった。




ちなみに、この温泉には大船渡マラソンに出る中学生がたくさん泊まっていた。
中には久慈の侍浜中学校も泊まっていて、先月ビバークしたあの侍浜野営場の近くの中学校!と思うと思わずにやけてしまった(笑)


さて当日、前日に受付を済ませていたので8時に会場に到着。


駐車場もスムーズに停められて体育館で準備。

この大会は四大マラソン大会ということで

①10マイルロードレース(一般男子)
②10kmロードレース(高校男女)
③中学校対抗駅伝(中学男女)
④岩手県南地区駅伝(一般男女)

の四つの大会が同時に実施される。

10マイルロードレースが1番早くスタートで9:00出走。

体育館では学生たちでごった返していてなかなか活気があふれている。

10分前にスタート地点に移動。

今日の気温は朝の温度計だと2度。
陽も出ているし、盛岡に比べるとそれほどでもない。

エントリー人数も130人ちょっとと規模も小さいのでスタート地点もゆったり。

そしてスタート!


コースは約5kmのコースを3周する。

結果1:00:01

最低でも1時間は切りたいと思っていたのに全然ダメだった。

ラップタイムは、
1~5km:18:16
6~10km:18:51
11~15km:18:58
~ゴール:3:53

平均:3:44/km。

後半ほとんど伸びず、というよりかなり失速して力不足を痛感。
宮古サーモンハーフの方が早かったのがショック。
次のレースは浦安シティマラソン。
できれば1時間16分台でゴールできるように頑張りたい。

ラスト3周目の14km付近、苦悶の表情…


P.S
ちなみに、結果を確認したところ出走110人中26位。
これはかなりレベルの高い大会だぞ。

魹ヶ崎灯台

2016年01月01日 | その他
2017年の幕開けは本州最東端の魹ヶ崎から初日の出を見ることにした。

岩手県宮古市の重茂半島に本州最東端の地があるということを聞き、無性に行きたくなってしまった。
せっかくなら初日の出を見ようと思い立ち、行ってきました。

魹ヶ崎には車では行くことができず、姉吉漁港から3.8km歩かないといけない。

31日に姉吉漁港に車を置き、てくてく歩き始める。


1時間ほどで魹ヶ崎灯台に到着。
灯台の下の東屋にテントを張ってビバーク。

同じことを考えている人がもっといるかと思ったけど自分1人。
おかげで満点の星空を贅沢に1人で満喫することができた。

朝5時起床。
飯を作っていると、続々と人がやってきた。
さすが本州最東端。

日の出の30分前からスタンバイ。

そして2017年の初日の出を迎えました。




こんな時間から釣りをしている釣り人。


かなり格好いい。







いつの間にかこんなにたくさんの人が。




せっかくなので朝陽をバックに。


さらに、釜石に向かう途中、みちのく潮風トレイルを踏破中のなすびさんに遭遇!


とっても気さくで良い人だった。

今年は元旦から最高のスタートが切れました。

本年も引き続きよろしくお願いいたします。