人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

八幡平バックカントリー(御在所~茶臼岳)

2016年02月28日 | 岩手県の山
山の師匠が一関で用事があるということで、帰りに盛岡に寄っていただけることになった。

せっかくなので、スキーにでも行きましょうということになり、久々にバックカントリーに行ってきました。

今回行ったのは、バックカントリーではメッカの八幡平。
御在所に車を置いてそこから茶臼岳まで登り南の斜面を滑走して御在所に戻る計画。

前日遅くまで飲んだせいか朝8時起床。
かなり寝坊したけど御在所に9時半到着。
岩手は山が近くて最高。

昨日の予報だと曇り時々雪、しかし現在は青空が見える最高のコンディション。


抜けるような青空とはこのことか。

昨日盛岡でも久しぶりに30cm積もったこともあり、八幡平もかなり積雪が増えていた。

準備をしてさっそく出発。




先行パーティーのトレースが山の斜面に続いており、そのトレースを追って茶臼岳を目指す。


それにしても気温が暑い。
まるで春山。
上着を脱いで毛下着だけで登る。


雪もパウダーと言うよりベチャ雪。
トレースを外れると一気にスピードが落ちる。
先行パーティーに感謝。

少し登ると背後には岩手山の雄姿。


八幡平から見る岩手山の姿は本当にきれい。
この景色をいつまでも楽しみたい気分になる。

目指す茶臼岳が見えてきた。


急斜面を登りきったところで先行パーティーに追いついた。


総勢10名程の大集団。
東北弁で話していたので地元のスキー仲間なのかな。

ラッセルに感謝しつつ、我々もラッセルを手伝う。
しかし、いざラッセルとなると雪が重くてなかなか進まない。


スキーでもかなり沈むので、スノーシューだったらここまで来るのは絶対無理。
ここまでラッセルしていただいた先行パーティーには本当に感謝。
というか、このトレースが無かったら茶臼岳まで行けなかったと思う。

重い雪に苦戦しながらなんとか茶臼山荘に到着。


今年は雪が少ないのか大部分が地上に出ていた。


小屋の中でレーションを食いつつ休憩。
これから滑るというのにかなり緊張。

というのもテレマークはスキー場では何度も滑っているけど、本チャンはこれが2回目なのだ。

休憩後茶臼岳山頂直下を目指す。


山頂直下の滑走地点まで移動し、シールをとって滑走準備。

先ほどのパーティーも茶臼岳山頂直下から滑るみたいですぐ隣で準備。

私は初心者なので、アスピーテライン沿いの傾斜の緩やかな斜面を滑ることにした。

スタート前の師匠。


まずは師匠がスタート。


純白の斜面にシュプールを描いて気持ちよく滑っていく。

自分もそれに続いて滑走。

テレマークターンはほとんどできず直滑降。
それでも昨日積もった雪の影響で、板が浮いている感覚を少し味わうことができた。
そして、誰も滑っていない斜面を滑るこの感覚は何とも言えない気持ちよさ!


途中で先行パーティーの滑走を見ていたけど、皆さんベテランで山頂直下の急斜面を気持ちよさそうに滑っていた。
いつかあんな風に滑れるようになりたい!

この後もなるべく谷を避けて尾根上の緩やかな斜面を滑っていく。


師匠のベストショット。


かっこいい。

最後はアスピーテラインに合流して終了。


登りはトレースを使いつつ3時間かかったものの、下りはわずか30分。

あっという間だったけど、あまりの気持ちよさに御在所に到着後はしばらく余韻に浸ってしまいました。
もう少しレベルを上げて、ぜひまた行きたい。
一緒に来てくれたのに師匠に感謝です。

みちのく潮風トレイルラン(大船渡市中南部区間)

2016年02月27日 | みちのく潮風トレイルラン
そろそろゴールが見えてきたみちのく潮風トレイル。
今回は大船渡市南部区間、綾里駅~細浦駅までを走ります。

朝、盛駅近くに車を停め、盛駅から三鉄南リアス線で綾里駅へ。






ここからまずは綾里半島をぐるりと一周します。


綾里の集落を抜けて、綾里半島の林道へ。




林道からちらちら見える綾里湾の景色がきれい。




今日の予報は曇りだったけど天気は良い。

綾里半島の先端、綾里崎には展望台が設置されていた。


ここから見える太平洋の景色が素晴らしい。




解放感満点の展望台。
ここは隠れ観光スポットですな。

綾里崎を少し回ったところからトレイルに入る。




登っていくと東屋が設置された展望台。


ここからの景色が絶景。




この周辺はかつて牧草地だったのか、金網と柵がところどころ設置されていて、牛が逃げるので扉は閉めて下さいとのコメントが残されていた。

今は牧草地ではなさそうだけど、草原状のトレイルはものすごく気持ちいい。


味噌玉通過。


名前の由来はなんだろう?

両側が海のトレイルを走り、やがて下り道に入って綾里の集落に戻ってきた。

綾里漁港を過ぎて


綾里川沿いの道を走っていき、不動滝へと向かう。




林道に入ってすぐに不動滝への入り口。


階段を少し登っていくと不動滝が現れた。


あまりの水の少なさに絶句。
これを滝と呼んで良いのだろうか、夏場でも水が少なそう。

ただ、ここの水はいわて名水20選に選定されているらしく、ミネラルたっぷりの美味しい水をいただいた。


この先綾里峠に向かってひたすら登りが続く。

登りの途中では遠くに綾里の町並みが見えた。


途中からトレイルに入り、


東北電力の反射板が設置されているピークに到達。


ようやく大船渡市街の町並みが見渡せた。


尾根上の道を進んでいくと綾里峠到着。


あとは下りを残すのみ。
一気に下って、県道に出る。
ここから細浦駅まではひたすらロード。

橋を渡って国道45号線に入る。


国道を南下し、復興商店街を通過。




ここから被害の大きかった大船渡駅前の県道を南下。




周辺はほぼ更地の状況で大型ショッピングセンターやホテルなどの建設が進んでいた。
1年後に来たら全く違う景色になってるんだろうな。

下船渡駅を通過し、下船渡貝塚。


ここは縄文時代末期の土器が発見されたというロマンあふれる土地なのだ。

ここから三陸沿岸道路に向かって坂道を登っていく。

謎の岩のオブジェの交差点を右折して坂道を登る。


三陸沿岸道路をくぐって登りきったところから見る大船渡湾。


養殖筏の並ぶ大船渡湾の光景がまさに絶景。

こうやって自分の足で巡ってみると、三陸海岸には隠れ絶景ポイントがたくさんあることがわかる。

ここから一気に下ってホテル丸森前の交差点を細浦駅方面へ。
目の前に広がる大船渡湾が美しい。


交差点から下ったところにある大船渡温泉。


先日の新春大船渡ロードレース大会の時に泊まったけど、オーシャンビューの温泉と海の幸の料理がおいしいステキな温泉です。

ここから海沿いの県道38号線を南下していくと、




細浦駅に到着した。


約33kmの道のりでした。

細浦駅はBRTといって、津波で壊滅した鉄道に代わってバスが走っている。

このバスに乗って盛駅まで戻りました。


いよいよ残りは陸前高田市区間を残すのみ。
長かったみちのく潮風トレイルも次回でフィナーレを迎えます。

みちのく潮風トレイルラン(普代村~田野畑村~岩泉町区間)

2016年02月17日 | みちのく潮風トレイルラン
岩手沿岸北部で残されていた空白区間、普代村~田野畑村~岩泉町区間に行ってきました。

この区間もまだみちのく潮風トレイルのルート設定はされていないものの、北山崎、鵜の巣と三陸海岸を代表する断崖絶壁を望める素晴らしい景勝ルート。

そして、この区間を走破すれば洋野町の角の浜駅から大船渡市の綾里駅までおよそ440kmがつながることになる。

寒風吹きすさぶ中、楽しみながら走ってきました。

早朝、本州で一番寒いと言われる藪川地区を通過して岩泉小本駅に到着。


ここから三鉄に乗って普代駅へ。




ここから走り始めます。

ちょっと見えにくいけど、現在の気温-6℃。


マジで寒い。

普代水門を通過。




震災時はあの高さまで津波が来たとか。
ちょっと信じられない。。

普代水門を抜けると普代浜。




ここはかつて海水浴場だったが、津波で設備が全て流されてしまった。
今はただただ静かできれいな海という印象。

普代漁港を通過し、


黒崎漁港到着。
地図ではここから陸中海岸自然歩道が始まっているけど、津波により遊歩道が破壊されてしまい、もちろん案内標識もない。

漁港の先から遊歩道に入る。


津波の跡が痛々しいが、海に張り出した遊歩道は迫力満点。




弁天漁港に着くと津波の被害を免れた標識が出てきた。




ここから急な登りを登って


国民宿舎くろさき荘。


くろさき荘の先には北緯40度のシンボルが設置されている。




なんかかわいい。

黒崎展望台からの眺め。


太平洋は何度見ても素晴らしい。

ここから北山崎までは北山崎自然歩道の10.1km。


一気に行きます。

くろさき荘から北山崎までのトレイルは、落ち葉が敷き詰められたふかふかトレイル。


アップダウンも適度でかなり走りやすい。

冬なので木の葉が落ちた木々の間から海も見えて爽快。


普代村が終わり田野畑村に入村。


林道に合流してあと0.8km。


北山崎に到着。


くろさき荘から北山崎まで約1時間15分のトレイルだった。
ここで陸中海岸自然歩道の中間地点くらい。


北山崎にはビジターセンターなどが整備されていて休憩もできる。

展望台でちょっと休憩。
ここからの北山崎はまさに絶景!






北山崎は観光案内版の説明によると、

「公益財団法人日本交通公社の全国観光資源評価の「自然資源・海岸の部」で最高ランクの特A級に格付けされた景勝地です。」

なんだとか。

特Aって言われると何だかものすごいんじゃない!?、と思ってしまうけど、実際すごいです。
かなりの迫力で断崖絶壁が迫ってくる。

そしてこの断崖絶壁の下まで遊歩道が続いているのだ。

実際自然歩道もこの下を通るルートになっているので早速階段を下っていく。


500段近い階段を下っていくと、断崖絶壁を見上げる地点に到着。


ここから見る絶壁もすごい迫力。




写真では伝えきれないのが残念。
一人でいると恐怖さえ覚える自然の造形。

素晴らしい景色を堪能した。

一旦海まで下りたということは今度は登りがあるということ。

北山崎の駐車場へと続く分岐から北山浜へと向かうルートに入る。




ここからの登りはまさにスリリング。

北山崎の展望台からの下りよりも急でしかも階段の段差が広い。
振り返るのも怖いので一気に登る。

ここの登りは本当に怖かった。

このルートを下りで使うとなると、一歩でも踏み外すと下まで転げ落ちることになるので命の保証はできません(冗談ではなく)。

登りきると対岸に先ほどの展望台が見える。


すごいV字谷だった。

そして再び緩やかなトレイルを走り北山浜へ。

一旦道路に出て、


北山浜に到着。


ここから先、標識は海岸線に行くようになってるけど遠見にはルートがなくなってる。




あれれ、と思い岩を登るとトンネルが現れた。


これは隧道と呼ばれる手彫りのトンネルらしい。

なんか冒険心をくすぐるワクワクするルートだ。
この岩から降りるハシゴもなかなかアスレチック的でスリリング。


ではさっそく中に入ります。


中は真っ暗でヘッテンが必要。
一応このためにヘッテンを持ってきたので助かった。

隧道を抜けると


もう一つの隧道。


ここも真っ暗。
ここを抜けると


机浜に到着。


なかなか楽しい体験だった。
しかし、よくあんな穴掘ったなぁと感心してしまう。

机浜から尾根を一つ越えると机浜番屋群が見えてきた。


ここにはかつての番屋と呼ばれる漁師小屋を復元した建物が並んでいる。




建物の一角にはNPO法人体験村・たのはたネットワークの事務局もありちょっと寄り道。

事務局の方にいろいろと説明していただきこれから向かう鵜の巣の断崖を通るマップもいただいた。

震災当時の話では、これから向かうルートには集落があったが現在は更地になってしまった模様などを、写真を見せながら話していただいた。

田野畑村は被害が少なかったことから、あまり被害の状況や復興の状況を報道されることは少ないけど、それでもその当時の状況を見ると言葉では言い表せないものがある。

そんな状況をこの目で見つつこの先走りたい。

ちなみに、ここの事務所にはなすびさんも立ち寄っていてサインが飾られていた。


それともう一つ、この番屋群からトレイルの入り口にはこんな標識が。


みちのく潮風トレイル田野畑村区間の開通も近いかもしれない。

番屋群からすぐ先のトンネルの横から弁天崎へと向かうトレイルが始まる。


弁天崎の手前の灯台に立ち寄る。


絶景なり。




弁天崎の駐車場にはトレイルの看板が。


自然歩道の最終到達地、明戸キャンプ場まではもうすぐ。

ここからは鵜の巣の自然歩道まではひたすらロード。

被害の大きかった羅賀荘が見えてきた。


この辺りから雪が降り始め、次第に横殴りの風雪に。
さっきまで天気が良かったのに変わるのが早い。

明戸キャンプ場に到着と思いきや、防潮堤の建設でキャンプ場はなくなっていた。


先ほど見せていただいた写真では、この辺りにもかなり家があったみたいだけど、更地になってしまっていた。

羅賀荘を通過。


ここの温泉はオーシャンビューでなかなか良いので近くに来た際にはぜひ利用したい。

羅賀荘から田野畑駅まではすぐ。
「カンパネルラ田野畑駅」に到着。


ネーミングも素敵だけど駅舎もステキ。

ちなみに、カンパネルラは宮沢賢治の童話、銀河鉄道の夜に出てくる登場人物。

中で休憩させていただくと、売店の年配の女性に声をかけられた。

6月に北山崎の白椛しゃくなげ荘に泊まってその時の料理がおいしかった話をすると、そこの主人と遠い親戚なんだとか。

田野畑村の素晴らしさを勝手に熱く語る私の話を笑顔で聞いてくださった。
お付き合いいただきありがとうございました。

休憩している間に雪も小ぶりになり、次の島越駅に着くころには晴れてきた。
今日は変わりやすい天候。

島越駅は津波で全壊して新しく建て直された駅舎。


駅の愛称は「カルボナード島越駅」。


カルボナードはこれまた宮沢賢治のグスコーブドリの伝記に出てくるカルボナード火山島に由来している。

島越駅を後にして鵜の巣の断崖自然歩道を目指す。


駅からすぐの島越漁港には、北山崎の断崖クルーズ船の乗り場がある。


クルーズ船乗り場は冬場は運行していないので閑散としている。
6月に来た時は天候不良で乗れなかったのでいつかまた来てみたい。

ここを過ぎるといよいよ今日の核心、鵜の巣の断崖を通る遊歩道だ。

事前に調べたところによると、ルートは海沿いを通るのと地震による地盤沈下で潮位の影響を受けやすいんだとか。
特に満潮時は通過不能ということなので、事前に満潮と干潮の時間を調べてきた。
当日の満潮時刻は10時頃、干潮時刻は16時頃。

現在の時刻12時半、ちょっと微妙。
果たして無事に通過できるのか。。

スタート地点から見る鵜の巣の断崖。


スタート地点の白池海岸にはもちろん道票などない。



海岸をスタートしてさっそく道を阻まれる。
やはりこの時刻だと厳しいか。
先が見えないので徒渉したところで次がどうなっているかわからない。

ただ、もともとルートになっていたのだから行けるだろう、ということで思い切って行くことにした。

完全に水没しているわけではなく、ところどころ岩が出ているので飛び石伝いに行けば何とかなるのだが、波がくれば水を被るのは確実でなおかつ岩はヌメッているので飛び石は無理。

ここは潔く諦めて浸水覚悟でそのまま進むことにした。
今来た道を振り返る。


これから向かう道、というか道などない。


2回ほど水没地点を越えると、ようやくこの自然歩道のハイライト、隧道が見えてきた。


は~、助かった。

ちなみに、このルートには隧道が5つもあるとか。

まず一つ目のにわか磯隧道。




道標は津波により破壊。

穴を抜けたところ、



すぐに二つ目のにごり隧道。






三つ目のみひき場隧道。


出口はなんと中が自然の洞窟になっていて太平洋が。


すごい自然の造形美。
こんな体験なかなかできない。

中の洞窟から連続して四つ目のながおり隧道。


そして最後の真木沢隧道。


ここを抜けると真木沢海岸に到達。




海岸沿いのルートはこれで終わり。
真木沢海岸からは鵜の巣の展望台へと続く登りを登って行く。


今日最後の急登を登ると展望台駐車場に到着。


自然歩道はここで終了。


ここから遊歩道を少し行くと展望台。


展望台からの鵜の巣の断崖の景観。


これまた、かなりの迫力だ。

それよりも、あの断崖の下を歩いてきたのかと思うとちょっと恐ろしい。。


鵜の巣の断崖と逆側の景観。


こちらも名称はないけど結構な断崖になっている。

北山崎の断崖と鵜の巣の断崖は、三陸の王者と呼ばれているとおり、まさに王者の絶景だった。

ここから岩泉町まではあとはロードを残すのみ。

本当は、岩泉町に入った後、御殿先自然休養林を経由して、現在整備中のトレイルを探しながら岩泉小本駅を目指す予定だったけど、靴からスパッツの膝にかけてずぶぬれ。
なおかつ現在の気温0℃とすでに戦意喪失。

トレイルで道に迷うのも嫌なのでそのまま国道を経由して帰ることにした。

駐車場から国道に合流し、岩泉町に入る。


田野畑村区間は1日で終わってしまったけど、とっても内容の濃いルートだった。

岩泉町に入って国道を4kmほど走り街中に下りてきた。


ようやく岩泉小本駅に到着。


約44kmの道のりでした。

それにしても、鵜の巣の断崖を通る遊歩道は超アクティブなルートだった。

おそらくこの遊歩道がみちのく潮風トレイルのルートになることはないと思うけど、夏場の暑い日であれば楽しく歩けるはず。

ぜひ体験して欲しいルートの一つです。


この田野畑村区間の走破により、いよいよ大船渡市南部区間と陸前高田市区間のみを残すところとなりました。

2月は予定があって行けないので、3月上旬に一気に最後まで走って、岩手県の沿岸を全て走り切りたいと思います。

みちのく潮風トレイルラン(山田町~大槌町区間)

2016年02月13日 | みちのく潮風トレイルラン
みちのく潮風トレイルツアー最終日。

本日は道の駅やまだから大槌町中央公民館前バス停を目指します。


まずは大槌町を目指して国道45号線沿いを走ることになる。


途中までは歩道があるけど、途中から歩道がなくなり脇道を走る。
ダンプカーがすごいスピードでひっきりなしに走っているのでかなり恐ろしい。

一方左手には昨日走った船越半島がきれいに見える。




四十八坂到着。




ここから見る船越半島もステキ。


四十八坂を過ぎるといよいよ大槌町。

大槌町に入ってすぐのトンネルには左手にトレイルが続いているので、そちらから迂回。


ちゃんとした道になっている。


トンネル内は暗いし道幅が狭くなるので怖すぎて無理。

トンネルを過ぎると浪板海岸が見えてくる。


浪板海岸手前には以前に飯を食べたさんずろ屋。


ここの海鮮系の定食はかなり美味いので、近くに来た際にはぜひ寄りたい。

さんずろ屋を過ぎると下り坂となり、浪板海岸。




震災後復旧したホテルはまぎくを過ぎて、


吉里吉里に到着。


ここも被害の大きかった地区で至る所が工事中。


ここから吉里吉里海岸、吉里吉里漁港を過ぎて




吉里吉里半島に入る。

吉里吉里半島は重茂半島や船越半島に比べれば大きくないしほとんどロード。
最初の坂を登りきると崎山展望台。


船越半島がきれいに見える絶景ポイント。




この先ロードを少し走り、道路の脇の小道からトレイルに入り、




登りきると吉里吉里半島最高峰、筋山204m。


なかなかの眺め。


山頂付近は保全林になっていて散策コースもあるみたい。


最終日のルートのハイライトはここが最後。

あとは大槌町の中心部に向かって下っていく。


下りきったところが大槌漁港。


大槌町は町の中心部が壊滅状態で、漁港も大規模復旧中。
中心街もまだ更地の状態で、高台工事など復旧はまだ先の状況。

そんな工事中の中の道を走っていくと、






旧大槌町役場。


津波の威力のすさまじさが伝わってくる。

大槌町は、町長を始め多くの命が失われた地域。
御冥福をお祈りします。

旧大槌町役場を過ぎるとゴールは目の前。
高台の造成工事が行われている中を通り抜けてようやく大槌町公民館前バス停に到着した。


道の駅やまだから20kmの道のりだった。

ちなみに、あとでみちのく潮風トレイル全区間踏破中のなすびさんの記録を見てみたら、山田町と大槌町の間にある鯨山に登るルートをとっていた。

知っていたら通っていたのに、残念。

それでも、海沿いをずっと走れるこのコースも爽快で気持ちの良いコースだった。


バスで道の駅やまだに移動。

道の駅やまだで名物のわかめソフトクリームを試食。


味はというと。。。

正直あまりおいしくはなかった。


帰りは宮古市内の咖哩亭でカレーバイキングを堪能。




ここは4種類の本格的な手作りカレーとナンが食べ放題。
かなりおいしいのでオススメのお店です。

この後、盛岡に戻る途中の湯ったり館で温泉に入って帰りました。


充実した3日間だった。

みちのく潮風トレイルラン(宮古市南部~山田町区間)

2016年02月12日 | みちのく潮風トレイルラン
おはようございます。
本日は道の駅やまだを経由して船越半島をぐるりと一周する予定。

本当は朝ゆっくりスタートして、今日は道の駅やまだで終了し、翌日体力を回復させてから船越半島を一周しようと思ったけど、日曜日の天気がかなり悪そうなので、1日で船越半島まで終わらせてしまうことにした。

この行程だとかなりハードスケジュールなので朝6時半に姉吉キャンプ場を出発。

朝焼けの姉吉漁港を後にして、まずは国道45号線を目指します。

キャンプ場から坂を上ると4軒ほどの姉吉集落。

民宿魹ヶ崎荘は現在休業中。


できればここに泊まりたかった。

県道41号線と合流後、山田町方面に向かって海沿いのルートをひたすら走る。
朝焼けの海がきれい。


国道45号線まではあと18km。


千鶏集落、石浜集落を通過。

毎回感心するのが、こういった半島の入り江にも小さな集落が点在していること。
ものすごい昔から代々住まれていると思うけど、ここで生計を維持していくことも大変なんだろうな、なんて毎回考えてしまう。

ようやく山田町に入る。


田老地区から重茂半島の先まで、宮古市は本当に長かった。

アップダウンのきつい41号線を走ること2時間、ようやく海まで降りてきた。


山田湾に浮かぶ牡蠣の養殖筏の光景はとてもきれい。


海の向こう側に見える半島はこれから向かう船越半島。

平坦なロードを走っていくとようやく国道45号線に合流した。


復興中の山田町中心街を右手に見つつ走っていく。


山田町の中心街はほとんど全て流されてしまい、大規模工事中。

巨大なショッピングセンターの工事も進んでいた。


中心街を抜けて織笠大橋を渡って、緩やかな登りを越えると船越半島の入り口に到着。


道の駅やまだはすぐ目の前にあるけど、ここは寄らずに船越半島に入る。

震災後復旧した牡蠣小屋を通過し、


大浦漁港の先から林道に入る。


林道の入り口では、おばあちゃんと、

「どこまで行くっけ?」

「霞露ヶ岳まで行きます」

「今日はあったけぇから気持ちいいな、気をつけてな」

という温かいやりとりもあった。

ここから霞露ヶ岳の入り口まではひたすら林道。

走ること1時間ほどで霞露ヶ岳入口、陸中海岸自然歩道の入口に着いた。

入口には看板が設置されていて船越半島のルートが書いてある。


ここから旧タブの木荘まで21kmか、長いなぁ。


ちなみにここは魹ヶ崎灯台も望める絶景スポット。


これなら山頂からも景色が望めそうで期待大。

霞露ヶ岳までは1.8km。


一気に登っていくと30分ほどで霞露ヶ岳山頂に到着。


思ったほど雪もなくて良かった。

山頂からは山田町が望める大展望。


5月にも一度登っているけど、この時は葉っぱが生い茂ってしまい展望はあまり望めなかった。

景色を楽しむなら冬の方が良いのかもしれない。

時間もないのですぐに下る。
漉磯海岸までは3kmほど。


海岸に近付くにつれて松林となり、階段状の道を下っていく。

下り途中で見えた三陸海岸の景色は絶景だった。




一気に下って漉磯海岸。


今日も波が高くて迫力のある光景。




漉磯海岸を後にして、


椎茸組合の分岐を左に曲がり、


再び自然歩道に合流。




ここから小谷鳥まで9.1km。

ここからの自然歩道は別名大釜崎自然歩道と言われていて、今回の行程で一番長いトレイル。
走り始めるとアップダウンがけっこうあってなかなか苦しい。


ようやく半島を回り込み、大槌町方面が見えてきた。


6.5kmで道路に合流。


しばらく走ると小谷鳥の漁港が見えてきた。




陸中海岸自然歩道は、この港の先から尾根を登るルートになっているのだが、さすがに工事中なので入るわけにはいかない。

しかたなく、漁港を後にして北側の林道から迂回することに。


牛転峠までの登りを歩ききり、少し下ったところにある作業道を登り尾根に出た。


さて、地形図上はこの尾根上にルートがとられているけど、どうも踏み跡程度にしか見えない。
ただ、顕著なピークを波線が通っているので地図を信じて進むことにした。


ここの尾根からは向かって左側が先ほど通ってきた小谷鳥地区、


右側が船越湾とまさに絶景。


夕日に暮れる景色が本当に美しかった。

小ピークから下ったところに道票を発見し一安心。


と思ったのもつかの間、この先すぐ分岐となり地図とにらめっこ。
この辺りのトレイルは作業道やらなんやらで結構分岐があるのでかなり迷う。

最初の分岐は右に行き、一旦下ったところで登り道が出てくるがこちらは左。
一度下りとなっている右方面に行ったら藪になってしまい引き返したのだ。

登り道を登りきると展望が開ける。
正面にタブの大島が見えたので現在地を把握することができ、しばらく下って行ったら歩道に合流した。

途中には黒焦げになった道票を発見。


後で調べてみたら、この辺りは大震災の際に田の浜地区の火災が移って山火事になったらしい。

現在はかなり伐採されてしまって当時の山火事の様子を伺い知ることはできないので、この道票は貴重な痕跡になるのかもしれない。

この道票を過ぎると道は海岸へと下って行き、なんとダイレクトに海岸に出た。


そしてこの海岸沿いの道がかなりワイルド。


おそらく震災後地盤沈下などもあって以前より低くなってしまったこともあるかもしれないけど、波が舗装路に打ち寄せてくる。

波のタイミングを見て一気に走りぬける。

舗装路もところどころ水たまりができていたので、それを踏み抜いてゴール間近で靴がずぶ濡れになってしまった。

海沿いのルートを抜けると少しトレイルに入って自然歩道の終着点、旧タブの木荘(船越園地駐車場)に到着した。


ここからは少し林道を走って荒神社を通過。

時間があればお参りしたかったけど、時間も4時を過ぎていたので道の駅やまだを目指す。

ようやく最後のロードに入り、


船越半島を抜けて道の駅やまだに到着した。

今日の行程は66km、これまでの中で一番長い行程でした。

これで明日は大槌町まで行ける目途がついたのでとりあえず一安心。

このあとテント一式をデポしている姉吉キャンプ場に戻り、2日連続で泊まらせていただいた。

重茂半島と船越半島、行程はとてもとても長いけど、山あり海あり集落ありと景色の変化に富んだ素晴らしいルート。

実際のみちのく潮風トレイルがどのようなコースをとるのかわからないけど、本当に充実した2日間だった。

みちのく潮風トレイルラン(宮古市南部区間)

2016年02月11日 | みちのく潮風トレイルラン
みちのく潮風トレイルも終盤戦へ、今回は宮古市南部~大槌町区間を2泊3日の行程で行ってきました。

この区間はまだルート設定はされていないけど、先日走った久慈市~野田村区間と同様、なるべく海岸線沿いにルートを取って走ってきました。

この区間の課題は巨大な重茂半島と船越半島の2つの半島をどうやって走りきるか。
1度半島に入ってしまうと宿泊する場所がないのだ。

いや、正確に言うと民宿が数件あるが、事前に問い合わせたら復興作業員の方達が数週間まとめて予約を入れていてどこも泊まることができなかったのだ。

事前に測った距離だと、宮古駅から大槌町中央公民館前のバス停まで約125km。
このうち宮古駅から重茂半島を経由して道の駅やまだまで65km、道の駅やまだから船越半島を一周して道の駅やまだまで40kmとそれぞれロングランになってしまう。
初日に65km走って次の日まともに走れるのかという不安から、初日はなるべく距離をおさえたいところ。

う~ん、どうしたものかと考えて、そういえば魹ヶ崎灯台に向かう入口にキャンプ場があったはず!

営業はしていなさそうだけど、どう考えても初日はここに泊まるしかなさそう。
距離的にも宮古駅から40kmほど。

ということで、朝ここにキャンプ道具をデポし、その後道の駅やまだに移動してバスで宮古駅に向かう計画とした。

早朝盛岡を発ち、本日のビバーク予定地の姉吉キャンプ場にキャンプ道具をデポ。

その後道の駅やまだに移動してバスで宮古駅に移動。




なんだかんだ宮古駅までスムーズに移動できた。

宮古駅からさっそく走り始める。

駅前の商店街を抜け、閉伊川を渡って国道45号線を南下。



途中までは宮古サーモンハーフマラソンで走ったルート。
向かって左手にこれから向かう重茂半島が見える。


津軽石の交差点まで約8km。
ここから長い長い重茂半島に入ります。


海岸沿いに走ること4km、白浜の集落に到着。




ここからトレイルが始まります。

とはいえ、海岸沿いに設定されている陸中海岸自然歩道の入口は、堰堤工事のため立ち入り禁止。

地形図では民家の裏からも波線ルートがあったのでよく探してみたらちゃんとルートがあった。
この民家の裏に入口がある。


少し坂を登ると陸中海岸自然歩道に合流。


ここからは明瞭なトレイルを走っていく。


落ち葉でふかふかのトレイルは気持ち良し!

スタート地点の宮古市街も良く見える。


途中から月山に向けて登りが始まる。


海岸沿いのトレイルには雪がなかったものの、標高200mくらいから雪が出てきて残り100mくらいは凍結していてトレランシューズで登るのはちょっと怖かった。

急な登りを上りきると林道に合流。


入口には標識がなかったけど、このルートは立ち入り禁止だったらしい。
特に崩壊しているところはなかったけどなぁ。

ここからは広い林道を上っていくと駐車場に到着。


なんと月山は車で山頂まで来られてしまうのだ。

駐車場からは3分ほどで頂上に到着。


山頂にはNHKの中継所があって見晴らしは最高!

展望台からの宮古市街。




太平洋


浄土ヶ浜をズーム。


180度の大パノラマを堪能。

月山は山頂まで車で来られるので超オススメスポットです。

地図を見ると月山は陸中海岸自然歩道の中間地点。


少し休憩して、鵜磯集落を目指して下る。


急な下りを一気に下ると林道に合流し、しばらく行くと道路に出る。


まずは重茂中学校を目指して走る。

音部の海岸を過ぎて


音部漁港を過ぎて


しばらく行って振り返ると先ほど登った月山が良く見えた。


こうやってみると、標高400mとはいえ、けっこう高い山に見えるから不思議。

重茂中学校を通過。
半島のこんな奥にも人々の生活の営みがあることに何だかロマンを感じてしまう。

与奈漁港を過ぎて与奈トンネルを抜けるといよいよ魹ヶ崎灯台を目指して最後のトレイルに入る。

与奈から姉吉キャンプ場へと続く自然歩道は津波の影響によって現在は通行止めになっているらしい。

果たして入口がわかるかなぁと心配していたけど、ちゃんと目印があって迷うことなくトレイルに入ることが出来た。
案の定、立入禁止になっていたけど、なすびさんも公に通行していたので気にせず通過。


入口付近は津波の被害が大きく更地の状態。


現在工事中なのでそのうち入口も変更されるかもしれない。

ここからは快適なトレイル。


少し登ると標識が出てきた。


与奈から魹ヶ崎までどのくらいか読み取れないけど確か6kmくらいだったはず。

しばらくいくと種刺海岸。




ほとんど人が来ることもない海岸は波の音だけが聞こえる静かな海岸だった。

種刺海岸から魹ヶ崎灯台まであと3km。

松林の中のトレイルを走ってようやく魹ヶ崎灯台に到着。




元旦には沢山の人であふれていた魹ヶ崎灯台も今日は静寂そのもの。




東屋にある来訪者ノートにメッセージを残し、本州最東端の碑を経由して、


今日の最終到達地点、姉吉キャンプ場を目指す。


魹ヶ崎灯台から姉吉キャンプ場までは3.8km。

陽も暮れてきて寒くなってきたので一気にゴールを目指す。

ようやく下り坂にさしかかり、入口の姉吉漁港に到着。


ここから姉吉キャンプ場は目と鼻の先。

4時半にキャンプ場に到着しました。


宮古駅から約39kmの道のりでした。

ちなみに、このキャンプ場はデイキャンプ専用ということで本来は宿泊できない。

今回は巡回してきた管理人さんに事情を説明し宿泊について了承いただきました。
感謝。

さすがにこの時期に姉吉キャンプ場を訪れる人はいなくて、夜は静かなソロキャンプを満喫。

三陸の海から見える満点の星空が素晴らしくきれいだった。

第25回東京ベイ浦安シティマラソン

2016年02月07日 | ハーフマラソン
盛岡での極寒のランニングにそろそろ嫌気がさしてきた今日この頃ですが、そんな中浦安市で開催される浦安シティマラソンに参加してきました。

ご存知の通り浦安市は東日本大震災の影響で液状化現象が激しく、しばらく復旧作業中だった。
そのためマラソン大会もハーフから10kmと距離を短くして続けてきたのだが、今年は4年ぶりにハーフが復活!
これは出るしかない!ということで、エントリー開始からわずか1日で締め切りとなってしまった超人気大会に行ってきました。

最寄駅はディズニーファンの聖地、舞浜駅。


日曜日ということもあってディズニーランドに向かう人たちでごった返している。


ディズニーランドからの誘惑に耐えて運動公園へ向かう人々。


ディズニーファンの人たちから見ると、ディズニーランドに行かずしてディズニーランドの周りを走ってそのまま帰る人たちは変人に映るんだろうな。

会場到着。




荷物預けもスムーズに終わり着替えて準備完了。

出店も出てたので終わったら食べよう。


スタート地点へ移動。


浦安市長の挨拶を聞いて


スタート地点でスタンバイ。


1:15:00~1:20:00のプラカードの後ろに並ぶ。
2,000人近く出場する割に道路が広いからかかなりゆったりした感じ。

そしてスタート。
今回は最低でも80分切り、できれば宮古サーモンハーフの記録を超えるのが目標。

走り始めるとかなり体が軽くて10km付近まで快調ペース。




ディズニーランドの周回コースの向かい風でペースが落ちたものの最小限でおさえ、最後はスパートをかける余裕もあった。

結果1:16:39でゴール。


なんと昨年の神奈川マラソンの自己ベストを更新してしまった!

ちなみにラップタイムはこちら↓
1~5km:18:10
6~10km:18:05
11~15km:18:29
16~20km:18:36
21~ラスト:3:19
平均3:38/km

最後の1kmはこんな早いはずないので、50mくらい距離が短かったような気もするけど、とりあえず自己ベストは自己ベストだ(GPSのログでも50mほど足りなかった)。

最近は雪が降ったり、その雪が凍結したりしてほとんどジョグしかしてないのにこんなに走れたのが驚き。
ただ、フルとなるとやっぱり今の力では昨年の記録は上回れないと思う。
30km走とかやらないと。

それにしても、ディズニーランドや海の向こうに見える富士山を望みながら走るコースは爽快だった。
ロードを思いっきり走るのは気持ちが良い!

さらに、この大会のメインスポンサーはあのオリエンタルランド。
期待していた通り参加賞でディズニーのタオルがもらえました。


これに加えてTシャツと4色ボールペン、エナジードリンクジェル、アクエリアスももらえて大満足の大会だった。

コースもフラットだったしこれはまた来年出てもいいかなぁ。
クリック合戦になったら出ないけど。

この後舞浜でご飯食べてせっかくなので駅前のディズニーショップで職場にお土産を買って帰りました。

みちのく潮風トレイルラン(久慈市~野田村区間)

2016年02月04日 | みちのく潮風トレイルラン
今回はみちのく潮風トレイル久慈市~野田村区間。
この区間は正式なルート設定はされていないけど、岩手県沿岸を全てつなぐためにわざわざ久慈市までやってきました。

ちなみに小袖海女センターから陸中野田駅までは10kmほど。
みちのく潮風トレイルを始めた当初は岩手県沿岸を全て踏破しようなんて思ってもいなかったので、この区間を走ることも考えていなかった。
この距離だったら前回来た時に走っておけばよかったとちょっと後悔した次第です。

まずはゴール地点の陸中野田駅兼道の駅のだに車を置いてバスで小袖海岸へ。


小袖海岸到着。


小袖海岸バス停から小袖海女センターに移動。








さすがにこの時間からお客さんはいなくて店員の方としばし談笑。

11月くらいまではみちのく潮風トレイルを歩いて小袖海女センターまで来る人はたくさんいたんだとか。
冬はさすがにいないべな~、と。
しかも、青森県の八戸市から久慈市区間まで踏破すると踏破証明書とバッジがもらえるらしい。
これはやってみたいけど、その前に岩手県を終わらせなければ。

スタート前の温かいひとときでした。

海女センター前のここからスタート。


このルートは北限海女の道(悠久の古道)なんだとか。

小袖海女センターからあまちゃんの撮影で使われたという監視小屋まではつづら折りの急登を登る。


ここが監視小屋。


ここからの久慈湾は絶景なり。




監視小屋は撮影で使うために作ったのかと思いきや中に人がいてビックリ。
中の人もビックリ笑
今でも現役で使われているみたい。

ここから少し集落に入って途中から地形図に1kmほど記されていたトレイルに入ってみる。


ちゃんと道があるか不安だったけど、明瞭な道が続いていた。




ちょっとしたトレイルを抜けて再び海女の道へ。


ロードを走り、三崎中学校前を通過し、


駒形神社を通過し、


海が見えてきた。




海岸のロードを走る。


三陸の海は本当に美しい。






やがて道の駅のだが見えてきて、


到着~。


ほんの1時間ばかり約10kmのランでした。

帰りはのだ塩ソフトを食べて、


平庭高原で温泉に入って、


岩手が誇るB級グルメ、岩手町焼うどんを食べて帰りました。


短かったけどなかなか楽しいみちのく潮風トレイルでした。

P.S
参考に今回のルートです。