人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

ドイツ旅行inBremen①

2016年08月31日 | ドイツ・オーストリア・チェコ旅行
昨年のベルリンマラソンに引き続きドイツに行ってきました。
ブレーメンに住む幼なじみのげんちゃんにお世話になります。

今回のミッションは

"ドイツビールとソーセージをひたすら飲み食いする!"

そしてあわよくば

"キャンプしてBBQをしながらビールを飲みたい!"

という希望を叶えるために、げんちゃんに事前に色々と準備してもらいました。

ということでアムステルダム経由でブレーメン着。


空港まで迎えに来てくれたげんちゃんの車に乗り込み、途中でビールを買いつつアパートに到着。

うちのアパートと同じくらいの賃料なのに、3倍くらいの広さとテラス付きの豪華物件。
この時期のドイツは8時くらいまで明るく、湿気もなくて快適な気候。

なのでさっそくテラスで再会を祝い乾杯。


ソーセージとチーズを食べつつ夜は更けていった。


本日の成果


出だしから順調です。

八久和川中俣沢(4日目)

2016年08月13日 | 東北地方の沢
夜半、いびきのハーモニーで目が覚めてしまい、眠ろうにも眠れない。

夜風に当たろうと思って外に出たところものすごい数の星空。
時間は2時、月も沈んだようでまさに満天の星空。

これはピークに行ったらさらに星が見えるんじゃない!?と思い立ち、小屋から15分ほどのところにある三方境まで行ってみることにした。

ヘッテンを付けてせっせと登り三方境に到着。
そこには想像以上の星空が待っていた。

近くの岩の上に寝っころがり星を眺める。
山が深く街の明かりが届かないせいかものすごい数の星。
もちろん天の川も丸見え。
さらに流星群が来ているわけでもないのに流れ星がヒュンヒュン見える。
最高に贅沢な時間。

30分ほど星を眺めてまったり過ごす。
この景色を写真に撮れないのが残念。

風が出てきて寒くなってきたので小屋に戻って寝ることにした。

そんなこんなで朝を迎え、


朝飯を食って出発準備。

出発前に小屋前で記念撮影。


これから以東岳を越えて泡滝ダムまで下ります。

天気は快晴でこれ以上ないという天気。
これから向かう以東岳。


向かって右手には遠く月山が望める。


左手には日本海と村上市街も見渡せる。


すばらしい稜線漫歩のトレイルだ。
朝日連峰は縦走するだけでも最高のルートです。

そして登山道脇は高山植物が咲き乱れている。








以東岳へと続く登山道。






あぁ〜、気持ち良すぎ!

大朝日岳へと続く稜線をバックに最後の登りを歩くU君。


以東岳到着。


山頂からは360度の大展望。

こちらはこれから下る大鳥池。


幻の怪魚、タキタロウ伝説の残るロマンあふれる池だ。

以東岳山頂から庄内交通に電話してタクシーの配車完了。

ここからは下山パワー全開で一気に下る。

大鳥池を通過し、


さらに下ってゴール地点の泡滝ダムに到着した。


タクシーもすでに待機していてくれて、八久和ダムまですぐに移動して車を無事回収。
泡滝ダムから八久和ダムまで9,240円だった。

車の回収が夕方になったら翌日に帰ろうと思っていたけど、まだ12時半。
今日中に帰れそうなので、そのまま帰ることにした。
この後、西川町の温泉に入って、寒河江市内のとんかつ屋でたらふく飯を食べて高速を飛ばして関東に帰りました。

(総括)
久々に5級の沢に来たけど、やはり5級だけあって内容の濃い沢登りだった。
今回は天気、水量、水温ともに条件に恵まれたので、グレードとしては少し下がったかもしれないけど、それでも泳ぎ、徒渉、滝の登攀、高巻きのルートファインディングと総合力が試される沢だった。
今回は2人で足並み揃えて進めたのでロープワークの時間ロスも比較的少なく予定通り3泊4日で抜けることができた。
ロープを出すか出さないかでかなり時間は変わってくると思う。
今回はお互いの都合で3泊4日の行程にしたけど、時間があるなら4泊5日でゆっくり遡行した方が楽しいと思います。
思い描いていた通り、八久和川は超オススメの沢の1つです!

(コースタイム)
狐穴小屋(6:20)〜以東岳(8:00)〜大鳥池(9:30)〜泡滝ダム(11:30)

八久和川中俣沢(3日目)

2016年08月12日 | 東北地方の沢
なんだかんだでヤブ蚊の集団に襲われ続け、4時に起きて焚き火を起こす。

今日は一気に狐穴小屋まで抜ける日。
準備を整えて6時半出発。

出発してすぐに岩屋沢の出合を過ぎる。


ここは天狗角力取山へと続く登山道が通っていて、貴重なエスケープルート。

平凡な河原を過ぎてゴルジュに入るとすぐにオツボ沢出合。


オツボ沢は豪快な2段の滝で出合っていて、この先もゴルジュが続く。

水線沿いに泳いで突破。


続くゴルジュも泳ぐ。


ゴルジュの出口にある滝は右岸から簡単に越えられた。


この後も小さなゴルジュをいくつか泳いで通過して、




コマス滝。


ゴルジュの奥にあるので見えないけど、これは登れないよなぁ。

少し戻ったところのウシ沢から高巻く。


コマス滝を抜けるとビバークできそうな河原が出てきて、


しばらく行くと呂滝。


呂滝は登れないので右岸から高巻く。


高巻いた後に出合う湯ノ沢の先にある滝。


ここは泳いで取り付いて登れそうな気もしたけど、湯ノ沢から巻くことにした。

滝上からの景色。


このあたりからはかなり開けてきて、太陽に反射した沢がものすごくきれい。






西俣沢の出合を過ぎて、


東俣沢との出合。


ここから中俣沢の遡行が始まる。

中俣沢に入ると滝の連続。








ぐんぐん高度を上げていく。

中俣沢に入って最初に出てくる大きい滝がこの12m滝。


直登は難しそうなので左岸の壁から高巻く。
高度感もあり、結構いやらしいのでロープを出して通過。


適度な滝を登って行くと8m滝。


ここも直登はできないと判断し、少し戻ったところの沢筋から巻く。
出だしと上部のトラバースが悪いので2Pロープを出し沢に戻る。
この滝の高巻きで40分ほどかかってしまった。

この先も3〜5mくらいの直登できる滝が次々出てくる。






適度な滝を越えて5m滝。


この滝自体は登れるのだが、この先の15mの滝は登れないので少し戻ったところの斜面から大高巻き。

高巻き途中から見た15m滝。


確かにあれは登れない。

ここの高巻きも尾根を越えるまでのトラバースが悪くてロープを出す。
逆層スラブの草付きがツルツルに滑ってかなり怖かった。
たぶんもっと上から巻けば簡単だったと思う。
尾根を越えて沢に戻ると1時間以上も時間を費やしてしまった。
ここはルートファインディングの差が出るところだ。

沢に戻った時点で時間は16時。
この先進むか途中でビバークするかU君と相談。
ここでビバークするくらいなら小屋まで行きましょう!
ということで、頑張って小屋まで行くことにした。

少し進むと、上部の連瀑帯が遠くに見えてきた。


なんかすごい角度で滝が上に続いてるけど、登れるのか!?ちょっと不安になる。

連瀑帯に突入。


この滝は登れないので右の草付きから一気に全部巻く。


この滝は右から空身で登って越える。


見た目以上に悪くて怖かった。

振り返れば越えてきた八久和の谷が良く見える。


そして連瀑帯最後の滝。


この滝を越えると核心は終了。
一気に源頭の雰囲気となる。


稜線の草原に反射する夕陽がとてもきれい。


藪漕ぎのない草原の詰めを上がっていくと、




ひょっこり狐穴小屋の前に出た。


長かった八久和川の遡行が終わった瞬間。
U君とガッチリ握手をしてこれまでの労をねぎらう。

小屋前からはちょうど夕陽が沈む瞬間を拝めた。


狐穴小屋はお盆ということだけあって、超満員。
小屋の外で寝ることも覚悟したが、小屋の管理人さんがうまくスペースを作ってくれて、小屋で寝ることができた。
感謝。

小屋前のベンチで、残っていたつまみや食料を大量に消費してプチ打ち上げ。

遡行が終わった満足感に浸りながら眠りについた。

(コースタイム)
岩屋沢出合手前(6:30)〜オツボ沢出合(7:00)〜呂滝(8:50)〜中俣沢出合(10:30)〜15m滝大高巻き(14:10)〜高巻き終了(15:30)〜連瀑帯入口(16:10)〜狐穴小屋(18:30)

八久和川中俣沢(2日目)

2016年08月11日 | 東北地方の沢
夜半、シュラフの入り口も閉めて完全防備をしたはずが、数匹のヤブ蚊がシュラフ内に侵入し格闘。
早めに起きて焚き火を起こす。

今日はカクネ沢出合から岩屋沢までの行程。
テン場から上流方面に藪を漕ぎつつ沢筋から本流に戻る。

栃ノ木沢までは川幅の広い河原が続く。




最高の開放感。
天気も快晴でジャブジャブ進んでいく。

途中、熊さんの足跡を発見。


隣にはできたてほやほやのウンチも発見。
これにはさすがに2人でビビり、大声で叫んで存在をアピール。
こんなところで熊に遭遇したくない。

長沢、芝倉沢を通過し、この先も泳ぎ、胸までの徒渉を繰り返しながら進んでいく。




栃ノ木沢手前のビバーク適地。


薪もたくさんあってなかなかの立地。

この後も泳ぎや徒渉が続くが、エメラルドグリーンの水がきれいすぎるのと、上部に雪渓がないせいか水温が高くて気持ちいい。






小国沢出合。


プールになっていて水の色が美しい。

小国沢から先、開放感のあるゴルジュをいくつか抜け、




大岩壁を右手に見つつ進んでいくと


茶畑沢、戸立沢出合。


ここの出合は立派な滝が目印。


この先すぐのところにある大ハグラ滝。


滝というほどのものではなくいつの間にか越えていた。

大ハグラ滝の先にある大きな淵を持ったゴルジュ。


上から見たゴルジュ内部。


透明すぎて深さが分からない。

岩伝いには途中までしか行けないので泳ぐ。
ザックを背負っていったら水流が強くて戻されてしまったので、再度空身で突破。

ザックとU君をロープで引っ張る。


この先もきれいなゴルジュが続くが難なく通過。




平七沢出合到着。


時間も14時を過ぎていたので、この辺りでビバークしようと思ったけど明日の行程を考えもう少し進むことに。


30分ほど歩いたところにある岩屋沢手前の左岸にステキなビバーク適地を見つけて、ここで泊まることにした。

タープをセットして釣りに行こうと思っていたら、なんと上流から人が歩いてきた。

話を聞くと天狗角力取山から登山道を使って釣りをしに来たみたい。
岩屋沢出合にベースを張って3日間釣りをするとか。
確かに天狗角力取山に抜ける登山道がこの先にあるんだけど、実際に下ってくる人がいると思わなかったのでビックリした。

そんなこんなで釣りを始めたのは4時過ぎ。
釣り師の方の話だと今年は上部に雪渓がなくて水温が高いからイワナが水面まで上がってこないらしい。
支流の方が釣れるよ、という話なので岩屋まで行って釣り開始。
昨日のような入れ食い状態ではなく、1時間で1匹しか釣れなかった。

貴重な1匹を今日は刺身にしていただく。




山の恵みに感謝です。

この後も盛大な焚き火で、U君の持ってきた厚切りベーコンやチーズやソーセージやらを焼きながら酒を飲みつつ夜は更けていった。


(コースタイム)
カクネ沢出合(7:00)〜茶畑沢出合(10:30)〜平七沢出合(14:20)〜岩屋沢出合手前(15:00)

八久和川中俣沢(1日目)

2016年08月10日 | 東北地方の沢
憧れの名渓、八久和川に行ってきました。
八久和川は朝日連峰の三方境を源頭に八久和ダムまで約23kmの流程を誇る長大な沢。
今は絶版になってしまった"関東周辺の沢"でこの沢の記録を見て以来、いつか遡行してやるぞー、と思っていた。
今回、山の後輩のU君を誘ったところ、ぜひ行きましょう!ということでお互い休みを調整して行くことができました。

東川口駅を19時半出発、八久和ダムに2時到着。
高安沢手前の駐車スペースで仮眠。

朝5時起床7時出発。


車は高安沢の少し先まで入ることができた。

天気は晴れ。
事前の天気予報だとここ一週間は天気が安定しているということなので、雨の心配はなし。

スタート地点からしばらく登山道が続くものの、藪が生い茂ってる。
朝露で歩くこと数分でびしょ濡れ。
自分はすでに沢履なので問題なかったけど、U君は登山靴だったので履き替えるはめに。

1時間ほどでムカゲ沢の出合に到着。


この先フタマツ沢まで踏み跡が付いてるらしいけど、途中で踏み跡は消えて藪漕ぎに。
かなり高い位置まで巻いているのと、アブの襲撃に嫌気がさして途中で沢に降りることにした。

ちょっと崖になっていたので懸垂で沢に降りる。


フタマツ沢までの踏み跡は顕著なはずなんだけど、どこで間違えたんだろう。。

でもようやく沢歩きができる喜びの方が大きい。
いよいよ八久和川の遡行が始まる。


いきなり泳ぎが出てきてこの先のワクワク感がハンパない。

序盤から泳ぎ、スクラム徒渉、ヘツリと沢の要素満載の遡行が続く。








11時半にフタマツ沢出合に到着。


この先もゴルジュを泳いだりヘツッたりしながら進む。








14時にカクネ沢出合に到着。


今日は、もう少し先の芝倉沢まで行きたかったけど、釣りをしたかったのでここまでとする。

カクネ沢に入ってすぐの左岸台地にビバーク適地があったのでそこで泊まることにした。
ちなみにここは森の中で水場は遠いし虫の数もすごくて、河原でビバークしなかったことをちょっと後悔した。
天気が安定しているなら河原のビバークをオススメします。

タープを張って寝床完成。

今日の食料を調達するため釣り開始。
カクネ沢を少し登ったところで釣りを始めたら、あれよあれよと1時間で4匹も釣れてしまった。


思わずドヤ顔。


2人で食べる分だけあれば十分なので釣りはこれで終了。

テン場に持ち帰って、塩焼きと唐揚げと骨酒のフルコースで山の恵みを堪能した。






初日から最高のスタートです。

(コースタイム)
高安沢駐車スペース(7:00)〜ムカゲ沢(8:40)〜フタマツ沢(11:45)〜カクネ沢(14:20)