人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

ネパール旅行記(11日目:パシュパティナート&ボダナート観光そして帰国)

2015年01月04日 | ネパール旅行
楽しかったネパール旅行も最終日。
今日はトレッキングのガイドをしてもらったゲルさんにまだ行ったことのないカトマンズの観光名所を案内してもらった。

午前中は郵便局で年賀状を出したりお土産を買ったりタメルの中心街をぷらぷら。
タメルの町並みを目に焼き付けておく。






朝飯は昨日食べられなかったタントゥック。


これはほうとうみたいでかなりうまい。

お昼はなぜかパンケーキ。


無性に甘いものが食べたくなって頼んでしまった。

午後2時にゲルさんとホテルで待ち合わせてバイクで市内を巡る。


まずはパシュパティナートへ。


ここはネパール最大のヒンドゥー教寺院。
たくさんのインド人で溢れかえっている。




実際の寺院にはヒンドゥー教徒しか立ち入りが認められていないため外から見学するしかない。




ここのバグマティ川はガンジス河の支流であり、ヒンドゥー教徒にとって聖なる河と崇められていて、沐浴している人の姿も見られる。


だけど、この川、実際はかなりの汚さ。。

火葬場もこ川のすぐそばにあって、遺灰はこの川に流される。
ヒンドゥー教徒の宗教観を感じられる場所であった。

ちなみにパシュパティナートの裏はちょっとした丘になっていてみんなくつろいでいる。


ゲルさん曰く、仕事のない人がたくさんいるんだ、とのこと。
それが本当かどうかわからないけど、ネパール人は基本のんびりしていてあくせく働かないらしい。
一家の主人が働いていれば、その他の人はなんとか食べていければいいので定職に就いたりしないのだという。
何人かのネパール人から聞いたのである程度的を得ているのだろう。


この次はボダナート。
今度は一転してチベット仏教徒の巡礼地へ。
ここはネパール最大のストゥーパ(仏塔)があり、ものすごい数のチベット僧が巡礼に訪れている。






写真だと伝わらないけどかなりの迫力。
周囲はチベット僧のお経がスピーカーで鳴り響いていて不思議な雰囲気。

チベット仏教の習いに沿って、時計回りに歩いて巡礼。




こういう雰囲気は好きなのでだいぶ長い時間をかけてお参りさせてもらう。




そういやこれが今年の初詣だな。
なかなかスケールの大きい初詣になった。

ちなみにシェルパ族のゲルさんも仏教徒の1人で、毎朝夕ここに巡礼に訪れているとのこと。

3周回ったあと、ゲルさんがいつもお祈りの後訪れるというチベット料理のお店に連れて行ってもらった。

ここでは、いつも飲んでいるというチベットティーをいただく。


右がチベットティーで左がネパールティー。
見た目はミルクティーなんだけど、飲んでびっくり、なんと塩味。
ちょっと口に合わないので普通のネパールティーももらうことにした。
チベット族の人やシェルパ族の人たちはお茶というとこの塩味のチベットティーを飲むのだとか。
これはちょっと真似できない。

このあと、シェルパ族の人たちが日常で食べているというポテトブレッドを食べにゲルさんの知り合いのお店に連れて行ってもらった。
ポテトブレッドはトレッキングの時に話題に出て、トレッキングが終わったらぜひ連れて行って欲しいと頼んでいたのだ。

ボダナートからバイクで10分ほどのところにある小さなお店に到着。
注文して待つ事30分、ようやくポテトブレッドが出てきた。

そもそもどんな料理が出てくるのか想像できなかったんだけど、ふたを開けるとこれまた想像していなかった食べ物が出てきた。


ブレッドというからにはパンみたいな食べ物なのかな、と思っていたけど見た目は・・・。
バターをつけて食べるらしい。

一口食す。
これはじゃがいもだな。
本当に感想としてはじゃがいもとしか言いようがない。

特にうまいというわけでもなくまずいというわけでもない。
とにかくじゃがいもなのだ。

辛味のソースをかけると辛味のソースの味だけしかしない。
そんなじゃがいもの「ブレッド」を完食し観光は終了した。

最後は観光の案内をしてくれたお礼にカトマンズにある日本食料理の店でゲルさんにご馳走。
ゲルさんはてんぷらと日本風カレーを注文。


自分は揚げ出し豆腐と天丼を注文。




なかなかのクオリティーで美味しかった。

ゲルさんには日本風カレーはどうなのだろうと思っていたが、美味しいと言ってくれたので良かった。

最後は荷物の置いてあるホテルまで送ってもらい終了。

この後トリブバン国際空港からクアラルンプール経由で帰国しました。




あぁ、あまりに楽しすぎて帰国後はしばし放心状態。

またいつの日かネパールに行ける時がくるといいな。

ネパール旅行記(10日目:ナガルコット~チャングラナラヤン)

2015年01月03日 | ネパール旅行
今日はやることもなく1日フリータイム。

しかし、今日も天気が悪い。


朝から断続的に雨が降っていて、時折スコールのような土砂降りが降る。


雨の合間を縫って近くのパン屋さん、パンパニケル・ベーカリーへ。
ここは10年前にもあったが、さらにパワーアップしていた。

中はタメル地区とは思えない綺麗さ。


パンのクオリティーも高く美味しかった。


食べている間もスコールが降り、雨がやむまでしばし待つ。


さて、今日はどうしよう。
本当は昨日ナガルコットというヒマラヤの朝焼けが綺麗に見える丘に移動して、朝焼けを見る予定だったけど、バスのトラブルがあって行けなかった。
とはいえ、行ったところでこの天気では何も見えないので行かなくてよかったのだが。。

ただ、前回来た時もナガルコットには行かなかったので、とりあえず天気が悪くても行ってみるか!ということで今日はナガルコットに行くことに決定。

一度ホテルに帰って準備。
ホテル前に止まっていたタクシーの運ちゃんと値段交渉。
ちょっと高かったけど、2000Rsで交渉成立。

ナガルコットへはカトマンズから40分ほど。
昔は舗装されていない道だったのが、日本のODAにより4車線のきれいな道路に変わっていた。


バクタプルを通過して山道に入る。
タクシーの前にはローカルバスが。


バスに乗り切れなかった人はバスの屋根へ。
落ちたらタダでは済まないけど、ある意味中に乗るより屋根の方が楽しそう。

ナガルコット到着。


けっこう賑わっている。

バスターミナルの前にあった屋台で腹ごしらえ。


インド系のスナックらしいけどけっこう美味しかった。


ナガルコットの観光だけではおもしろくないので、ナガルコットからチャングナラヤンという寺院までトレッキングをすることにした。

トレッキングの前にナガルコットの展望台へ。
ナガルコットから展望台までは歩くと1時間かかるので、自転車をレンタルする。

行きはずっと登りのためかなりトレーニング。
展望台入り口へ30分ほどで到着。




入り口から5分ほどで展望台へ。


ここはちょっとした広場になっていてたくさんのネパール人で賑わっていた。




せっかくなのでこの展望塔に登ってみる。


登ってみるとなかなかの景色。
天気は曇りだけど少しだけヒマラヤの姿を見ることができた。




あまりに混んでいるので写真を撮ってすぐに降りる。

展望台入り口からはずっと下りなのナガルコットまでわずか5分で降りてしまった。
下り道から見えた景色もなかなか良い。




自転車を返してトレッキング前の腹ごしらえ。

地元のローカル食堂のチョウメンとモモはうまかった。






これで100Rsなのだから安い。
隣の家でもドーナツのようなお菓子を揚げていたので揚げたてを2個もらう。


1個10Rs。
味付けは何もないけど、ほんのり甘くておいしかった。

ここがチャングナラヤンへのスタート地点。


トレッキング開始。

「ナガルコットからはずっと尾根上を下っていけばよく道に迷うことはない。」と地球の歩き方に書いてあったが、いきなり道に迷う。
というのも、途中であった老人に
「チャングナラヤンはこっちに行けばいいのか」
と聞いたら、
「こっちだ付いてこい」
と言われて付いて行ったのが間違いだった。

付いて行ったらなぜか老人の家に来てしまい、終いにはチップをくれと。

なぬっ、そもそもチャングナラヤンに行く道を迷わせておいてチップをくれとはどんだけ!?

なので、丁重にお断りしてきた道を引き返す。

この道は生活道になっていて、ネパール人の生活が垣間見える。




カトマンズ盆地を一望。


棚田が広がりなかなか良い景色。






しばらく歩くと道路と合流し、またすぐにトレッキング道に入る。

ここから歩く事2時間、ようやくチャングナラヤンが見えてきた。


チャングナラヤン到着。


曇っていたのでヒマラヤの景色は望めなかったけど、晴れていたら素晴らしいトレッキングになるんだろうな。
なかなかオススメのコースです。

チャングナラヤンは丘の上に立つ小さな寺院。
とはいえなかなか見所満載の寺院だった。






寺院の脇にいた子犬がかわいかった。


チャングナラヤンからは待ち合わせていたタクシーの運ちゃんと合流。
ちゃんと来るか心配だったけど、しっかり待っていてくれた。
話を聞くと、ここで4時間も待っていたらしい。
本当かどうかわからないけど、本当だったら律儀なのか暇人なのか。。

チャングナラヤンからは30分ほどでカトマンズ到着。

夜はチベット料理屋でトゥクパという薄味のラーメンのような料理とモモ。




これだけでは物足りなかったのでもう1軒モモ屋をハシゴ。




ここのお店は看板もないお店だったけどかなりうまかった。

ネパール旅行記(9日目:シャブルベシ~カトマンズ)

2015年01月02日 | ネパール旅行
今日はバスでカトマンズに戻ります。
天気はなんと朝から雨。
しかもけっこうな勢いで降り続いている。
あの未舗装の山道を無事にカトマンズまでたどりつけるだろうか。
なんか嫌な予感がする。。

昨日の韓国人グループも大丈夫かな。

最後の朝ごはん、チベッタンブレッド。


ネパールの蜂蜜との相性が抜群。
とても美味しかった。

カトマンズ行きのバスが到着。


雨なので荷物はバスの中へ。


全ての荷物をバスに入れるもんだからかなり窮屈。

7時半出発と言いつつ8時20分出発。
相変わらず凸凹の道をかなりのスピードで飛ばしていく。
ヘアピンカーブも減速しないので右に左に体が揺れる。
しかも運ちゃんが何度も後ろを振り返りながら運転するので怖くてしょうがない。


運転手が携帯電話片手に通話しながら運転するのもこの国では当たり前。

1時間ほど走るとドゥンチェの集落に到着。
ここからまた未舗装の道路となる。

そしてこの後アクシデントが待っていた。。

しばらく走ったところで急にバスが止まった。
すれ違う車を待っているのかなと思っていたのに30分経っても動かない。
運ちゃんが何やら話して外に出て行ったので窓から道の先を見てみる。


するとでかいブルドーザーを積んだトラックが道をふさいでいる。
やたらエンジンをふかしているので、たぶんぬかるんだ道でスタックしたのだろう。
外は雨も降ってるし1時間くらいで解決するだろうとちょっと昼寝。

で、起きてみたらまだ何も変わってない。
なんか人も増えている。


バスの中にいても状況がわからないので現場に行ってみる。

現場に到着。
野次馬がたくさん。


いや~、これはもう無理でしょ。
タイヤもつるつるだし道はぐちゃぐちゃ。
しかも坂道とあっては登って抜けるのはほぼ不可能。

こんな状況の中トラックの横を自動車が無理やり抜けていこうとするが案の定スタックしてる。
ほら、言ったこっちゃない。

それを周りの野次馬が引っ張るというなんともカオスな状況。


一方当事者のトラックの運転手はというと…トラックの中でふて寝。。

現場で1時間くらい待っていたけど一向に状況が変わる様子が見えないのでバスに戻る。

ゲルさんに状況を確認してみると、近くのドゥンチェからブルドーザーを呼んだらしい。
だからゆっくり待ってようとのこと。
さすが余裕だな。

ということで周りの景色を見てみるとこれがまたステキ。


対岸の山裾には集落が広がっている。


こんなところにも人の営みがあるのか。


2時間ほどするとようやくブルドーザーが到着。


で、どうやってこの状況を打破するのか興味があったので現場に駆けつける。

まずはトラックの横の道を広げて向こう側にブルドーザーが移動。


そして、ブルドーザーのシャベルでトラックのお尻を押してトラックを脱出させる計画らしい。

おいおい、ちょっと無理があるんじゃないの??
と思いつつしばらく眺める。

すると少しずつではあるがトラックが移動し始めたではないか!

周りの野次馬が何を言っているかわからないけどワーワー騒ぎ立てる。

1mくらい動かしてはブルドーザーが移動してまた押すという作業を繰り返すこと1時間。
なんと奇跡の脱出に成功!


周りのネパール人も拍手喝采。
バスが止まってから7時間。
ようやくバスが動き出した。

ネパール人の知恵と勇気に感動!
これも旅の楽しみということで自分なりに納得させた。

ちなみにこのトラックの後ろはかなりの渋滞。
大型バスなんかもたくさんあるので、またスタックしちゃうんじゃないのと思いつつ、もう関係ないので考えないことにした。

バスとバスが何度もギリギリにすれ違う。


なかなかのドライビングスキルだ。

動き出してすぐの小さな村で遅いお昼休憩。


腹が減っていたこともあるが、ここのダルバートはめちゃくちゃうまかった。




そして日も暮れ雲海の中のカトマンズ盆地へと下っていく。


出発から約13時間。
ようやくカトマンズ到着。
バスターミナルからタクシーでホテルに移動しゲルさんと別れた。
いろいろあったけど、これもネパールらしくて楽しかった。

もう遅くなってしまったので近くの食堂で夜飯を食べる。


ちょうど空いていたお店に入ったらこれが大当たり!
店先でナンを焼いていたのでそれを注文。




ナンも色々と種類があったので大好物のチーズナンを注文。
それとベジタブルカレーも注文。
で出てきたのがこれ。


拡大




このチーズナン、いろいろなスパイスが効いていてむちゃくちゃうまい!
ベジタブルカレーもカレーと言いつつ初めて食べた味でこちらもかなり美味!
汁なしカレーだ。

いろいろと大変なことがあったけど最後は美味しいご飯にありつけて大満足。
ネパールはやっぱりやめられない。