年末年始は後輩のやざたひと甲斐駒ヶ岳へ。
もともと蝶ヶ岳に行く予定だったけど、かなり天気が荒れそうだったので天気のよさそうな南アルプスに変更した。
池袋を22時に出発し竹宇駒ケ岳神社に1時着。年末年始ということもあり駐車場には10台近く車が止まっていた。
ちょっと乾杯したあと車の中で就寝。
(31日)
朝6時起床7時半出発。
朝起きると何人かの人たちが出発の準備をしていた。
我々も準備を整え出発。
駐車場を出発すると5分ほどで竹宇駒ケ岳神社に到着。
まずは山行の無事を祈願。
神社を過ぎるとすぐに尾白川にかかる吊り橋が。

ここをすぎるとすぐに急登が始まる。
甲斐駒ケ岳の黒戸尾根は日本三大急登の一つで標高600mから頂上の2960mまでひたすら登りが続く。
いや、ほんときついんすよこの登り。
よくなんで山なんか登るの?って聞かれるけどほんとなんで登るんでしょうね。
登っているときはいつも自問自答してます。
でもこんな景色をみるとがんばれちゃうんだよね。
途中で何度か出てくる梯子。

これが雪がついてると結構怖くて緊張させられる。
写真にはとらなかったんだけど落ちたら最後みたいな90度近い梯子も出てくる。
ノーマルルートなのになかなかハードだ。
今日泊まる七丈小屋まではラッセルもあまりなくおよそ6時間半で到着した。
小屋で受付を済ませテン場へ。
テン場は昨日泊まった客が整地してくれていてすぐに張ることができた。
ラッキー。
テントを張ったらすぐに夕飯。
今日の夕飯は豚の生姜焼き丼。

山で作ったのは初めてだったんだけどホント美味かった~
そして大晦日ということもあり、年越し蕎麦も用意した。
飯を食った後は酒を飲みながらやざたひと今年1年を総括。
結局今年は何ら成果がなかったという結論に(特に自分が)。
そのあとラジオで紅白を聞く予定だったんだけど、酔いと疲労のためすぐに就寝…
(1日)
あけましておめでとうございます。
そしてさっそく寝坊しました。
3時半に起床し5時半に出発して8合目で初日の出、の予定だったのに起きたらすでに5時半。
目覚ましかけてたんだけど全く気付かなかった。
しかも昨晩かなり風が強かった模様で、周りから運ばれてきた雪がテントを覆いかぶさりテントの中がまるで雪洞状態。
2~3人用テントのはずが1人用テントのようになっていた。
ただ雪を掘り起こしている余裕はなく、狭くなったテント内ですぐに朝飯を食って出発。
テン場を出発するときにちょうど日の出を迎えた。
天気は昨日の予報よりも良く晴れ渡っていた。
やざたひと今年一年の無事を祈願して出発。
テン場を出発するといきなり膝上のラッセル。昨日の強風でトレースはほとんど埋まってしまい、新雪が積もっていた。
久々のラッセルに苦労しながらも何とかコースタイム通りに8合目御来迎場に到着。
風がめちゃめちゃ強くて、顔にあたる雪が冷た痛い。
ここはもうほんと泣きたかった(泣)
小屋の方面を見ると3人ほど登ってきているのが見えた。
8合目御来迎場からはちょっとした雪壁や鎖場もあったが、それほど雪もなく割と楽に越えられた。
そしていよいよ頂上へ。
頂上では360度のパノラマが待っていた。
昨日の予報ではあまり天気が良さそうではなかったが、着いたときは予想外に天気がもってくれた。

どうやら今年の甲斐駒ヶ岳初登頂は我々が最初のようだ。これは縁起がいい!
あまりに寒いので何枚か写真撮影をした後すぐに頂上を後にした。
苦労した登りも下山は楽チン。1時間ほどでテン場に到着。
テン場でお茶を飲んだ後テントを撤収して下山開始。
下山するころには頂上はガスってしまい見えなくなってしまった。
いや~ほんとタイミングが良かった。
下山は快調なペースで飛ばす。
これは途中の刃渡り。甲府方面は1日中天気が良かった。
最後の最後でやざたひが左ひざを負傷するアクシデントもあったが、17時に竹宇駒ヶ岳神社に到着。

神社で初詣をしてやざたひとともに今年1年の飛躍を誓った。
神社では神主さんがみかんをサービスしてくれて我々の山行を労わってくれた。
疲れた体に冷たいみかんは最高だった。
神主さんありがとう!
帰りは北杜市の明野温泉太陽館で入浴後、韮崎のデニーズで夕飯。
食後に縁起をかついで「デビルス ブラウニーサンデー」を注文。

しかし、最初はうまかったんだけど御覧の通り量がハンパない。
だんだん気持ち悪くなってきて結局敗退しました…。
その後元旦の空いてる中央道をひた走り帰京しました。
今年はいいスタートが切れたし飛躍の年にするぞ!
そしてみなさん今年もよろしくお願いします。