人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

北岳登山

2019年09月14日 | 南アルプス
子供が生まれてからようやく休みをもらって登山に行ってきました。

今回は9年ぶりの北岳登山。
2010年に山の師匠と北岳バットレスに行って以来、かなり久しぶり。
北岳山荘のキャンプ場に泊まるまったり登山です。

前夜に東京を出て芦安の無料駐車場で車中泊。
早朝起きてバス乗り場に行くと長蛇の列。
三連休の前日に休みを取って行ったにも関わらずこの混雑は想定外だった。





結局バスには乗れず乗合タクシーで広河原へ。
タクシーの方が座れるし早いし、結果的にこちらの方が正解だった。

さて、今日は北岳山荘まで登ります。
天気は曇りだけど、景色はそれなりに見える。

白根御池小屋を経由して8本歯のコルから北岳山荘を目指す。

バットレスの下部を通過。





ここを越えると一気に視界が開けてくる。





稜線に出ると後ろには富士山のシルエット。



雷鳥さんにも遭遇できていい気分。





稜線をしばらく歩くと北岳山荘到着。
久しぶりの登山で結構疲れた…

テントを張ってしばらくまったり。

夕方、雲海の上で夕陽に照らされる富士山や南アルプス、中央アルプスの峰々がすごくきれいだった。











この景色を見るために山に登ってるんだなぁとしみじみ思った。
いつかは子供を連れて山に来てみたい。

夜は疲れていたこともあり、ちょっと宴会をして早めに寝てしまった。




翌朝は雲ひとつない快晴。
朝焼けの富士山が美しすぎる。


朝ごはんを急いで食べて5時半に出発。

朝日に染まる北岳山荘。



今日は山頂からの景色も期待できそうだ。

北岳への登り、あと少し!





北岳山荘から歩いて1時間、ようやく山頂に到着。





山頂からの景色は快晴で360度の大展望。

甲斐駒ヶ岳



富士山


甲斐駒ヶ岳と八ヶ岳、眼下に北岳肩の小屋。


素晴らしい天気で大満足。

山頂で少しまったりして下山開始。

北岳肩の小屋を経由して、



広河原到着。



帰りもタクシーで芦安の駐車場に移動して、日帰り温泉に入浴して帰りました。





天気に恵まれて最高の山行になりました。
一緒に来てくれたおっくんに感謝。

子供が生まれたけど、年1回は泊まりの山行に行けるように、日々子育てと家事をがんばろう。

鳳凰三山(青木鉱泉~地蔵岳往復)

2013年05月19日 | 南アルプス
今週末は日本百名山の一つ鳳凰三山へ。
マウンテンサラリーマンのヤザキチとはせやんとともに行ってきました。
鳳凰三山には9年ほど前に沢登りで行ったことがあり、あのときはシレイ沢を登って薬師岳→観音岳→広河原のコースで登ったのだった。

鳳凰三山のハイライトは何といっても地蔵岳の頂上に屹立するオベリスク!
沢登りのときは最終バスに間に合わせるべく急いでいたためオベリスクを見ずに下山してしまった。
今回は逆側の青木鉱泉からピストンで頂上を目指す。

土曜日の22時半都庁前集合。


青木鉱泉1時半着、テントを張って就寝。

朝5時起床5時半出発。


天気は曇っているものの頂上付近は晴れ間も見える。


よしがんばろう!

途中土砂崩れ防止の工事が行われていた。


あんな危険なところで工事してるのか、怖すぎる。。

青木鉱泉からドンドコ沢沿いに登って行く。
南精進ヶ滝分岐着。


鳳凰の滝分岐着。


樹林帯の登りをひたすら登る。
百名山なのに人っ子一人出会わない。

白糸滝分岐着。


なかなか迫力あるよ。


この辺から少しずつ雪が出てくる。


この先樹林帯を抜けると遠くにオベリスクが見えてきた。


そして鳳凰小屋到着。


ちょっと休憩して出発。

ここからの登りは残雪が出てくる。


とはいえ、樹林帯を抜けると今度は砂地の登り。
振り返ると雲海が。


ようやく頂上到着~!


北岳を望むヤザキチ。


いや~、南アルプス最高!!


ここから鳳凰三山最高峰の観音岳を目指す。
ただ下山時刻のタイムリミットがせまっているので鳳凰小屋への分岐点に着いた時間を見て登るかどうか判断することにした。
結果、はせやんが遅れ始め時間的に厳しくなったのでカップラーメンを食べた後下山することにした。


ここからの下山がひどかった。
事前に下調べしたところ稜線はほとんど雪はないということで登山道にも雪はないだろうと思っていたけど、樹林帯はさすがに大量の雪があった。


雪山には行ったことがないはせやんがけっこう下山で難儀し、スリップするなどかなり体力を消耗してしまう。
なんとか鳳凰小屋に到着するものの、この時点で時間は2時。


青木鉱泉までコースタイム4時間かかるので急いで下りることにした。

とはいえ、やっぱり下山は早い。
体力の120%を使用済みと話していたはせやんもなんとか3時間で青木鉱泉に到着。
お疲れさまでした~。

(下山途中富士山が見えた)


帰りはゆーぷるにらさきで温泉に入り、やまださんおすすめの境川PAでテラカツ丼を食って帰った。


(参考コースタイム)
青木鉱泉(5:40)~南精進ヶ滝(6:50)~白糸の滝滝(8:10)~鳳凰小屋(9:45)~地蔵岳(10:45)
地蔵岳(11:15)~鳳凰小屋分岐(12:15)(12:50)~鳳凰小屋(13:30)(14:05)~青木鉱泉(17:00)

P.S
今回コースタイムをかなり甘く見ていて9時間くらいで往復できるだろうと鷹をくくっていた。
ところが、前回一緒に行った雲取山とは違って登りの勾配がかなり急!
結果的に私の甘い判断ではせやんを楽しい山行から苦行へと変えてしまったのでした。
す、すいません。。

信濃俣河内改め光岳改め下山、そして大渋滞...

2012年07月15日 | 南アルプス
3連休を利用して南アルプスに行ってきた。
と言っても本当にただ行ってきただけで結局なにもせず帰ってきた。

金曜日東京駅を9時出発。
新しく開通した新東名高速から一路静岡へ。
しかし、厚木あたりから雨が降り始めて御殿場を通過する頃には本格的な雨に。
そして静岡に近づくにつれてこれまで経験したことのないような大雨に(汗)
まぁ一時的な雨だろうと鷹をくくっていたが、高速を降りても激しい雨は止まず。。

目指す畑薙第一ダムは静岡ICから山道をひたすら上ること80km。
この大雨にビビってしまい、途中の休憩施設の駐車場で一夜を明かした。


朝起きると雨は止み曇り空。
昨日の雨で沢登りはもう無理だろうとあきらめながらも、せっかくここまできたので畑薙第一ダムまでとりあえず行ってみようということになった。

途中沢沿いを車で通るのだが、明らかに増水していて茶色い濁流になっている。
いやはやこれは完全に無理だなと、そもそも前夜に畑薙第一ダムに着いていない時点で3日間の行程を消化するのは非常に厳しい状況となっていたので半ばやけくそ気味で運転する。

畑薙第一ダムに着くと意外にもかなりたくさんの車が駐車場に止まっていた。
駐車場に設置されていた臨時の登山届の事務所で情報を聞くと、やはり昨日の雨でかなり増水しているとか。
先ほども沢登りにきたパーティーが引き返していったということだ。

沢登りは無理だけどせっかくなので行けるところまで登ってみようということになった。

荷物を背負って出発。


まずは畑薙大吊り橋




ここから2時間ほどでウソッコ小屋に到着。


ここは無人小屋で小屋の前ではたき火もできるのでここで泊まることにした。

早く着いたので昼寝したり釣りしたりたき火したりと思い思いに過ごした。
ちなみにかなり釣り師が入るようで、にわか釣り師の自分は全く釣れなかった。

夜はたき火で料理して酒飲んで寝てしまった。




次の日は朝から曇り。
まぁ時間もあるし光岳まで往復しようということになった。

快調に飛ばして茶臼小屋まで2時間で到着。
しかし、茶臼小屋に着いた頃には雨が降り出し風も強くなってきた。

とりあえず稜線まで行ってみようと行ってみたところ、更に強風に。
立っているのもやっとという強風。


光岳まで行けないこともないけど、行っても楽しくないし寒いだけなので下山することに。
こんな悪天候の中でもおばちゃんパーティーは元気に聖岳に向けて出発していった。


そんなこんなで下山。
帰りは温泉に入って帰った。

しかし、ここからが本当の核心だった。
高速に乗ったところ交通事故で御殿場IC~大井松田ICが通行止めとの情報が。
御殿場ICの出口が3kmの渋滞とのこと。

3kmくらいならまぁ大丈夫だろうと考えてしまったのが甘かった。
裾野ICを過ぎ御殿場ICに近づいたところで全く動かなくなってしまった。
よくよく考えてみると、みんな御殿場ICで降りようとするので激混みになるのは予想できたこと。

ということで、これまでに経験したことのないような大渋滞に巻き込まれ、通行止めが解除された11:20まで約4時間以上車の中に閉じ込められてしまった。
とほほ…
これからは通行止めがあったら絶対手前で降りる!!
勉強になりました。

ということでいろんな意味で本当に疲れた2日間でした。
やれやれ…

甲斐駒ケ岳

2011年01月03日 | 南アルプス
年末年始は後輩のやざたひと甲斐駒ヶ岳へ。
もともと蝶ヶ岳に行く予定だったけど、かなり天気が荒れそうだったので天気のよさそうな南アルプスに変更した。


池袋を22時に出発し竹宇駒ケ岳神社に1時着。年末年始ということもあり駐車場には10台近く車が止まっていた。
ちょっと乾杯したあと車の中で就寝。


(31日)
朝6時起床7時半出発。
朝起きると何人かの人たちが出発の準備をしていた。
我々も準備を整え出発。


駐車場を出発すると5分ほどで竹宇駒ケ岳神社に到着。
まずは山行の無事を祈願。


神社を過ぎるとすぐに尾白川にかかる吊り橋が。

ここをすぎるとすぐに急登が始まる。


甲斐駒ケ岳の黒戸尾根は日本三大急登の一つで標高600mから頂上の2960mまでひたすら登りが続く。
いや、ほんときついんすよこの登り。
よくなんで山なんか登るの?って聞かれるけどほんとなんで登るんでしょうね。
登っているときはいつも自問自答してます。


でもこんな景色をみるとがんばれちゃうんだよね。


途中で何度か出てくる梯子。

これが雪がついてると結構怖くて緊張させられる。
写真にはとらなかったんだけど落ちたら最後みたいな90度近い梯子も出てくる。
ノーマルルートなのになかなかハードだ。


今日泊まる七丈小屋まではラッセルもあまりなくおよそ6時間半で到着した。


小屋で受付を済ませテン場へ。
テン場は昨日泊まった客が整地してくれていてすぐに張ることができた。
ラッキー。


テントを張ったらすぐに夕飯。
今日の夕飯は豚の生姜焼き丼。

山で作ったのは初めてだったんだけどホント美味かった~

そして大晦日ということもあり、年越し蕎麦も用意した。


飯を食った後は酒を飲みながらやざたひと今年1年を総括。
結局今年は何ら成果がなかったという結論に(特に自分が)。

そのあとラジオで紅白を聞く予定だったんだけど、酔いと疲労のためすぐに就寝…


(1日)
 あけましておめでとうございます。
 そしてさっそく寝坊しました。

 3時半に起床し5時半に出発して8合目で初日の出、の予定だったのに起きたらすでに5時半。
 目覚ましかけてたんだけど全く気付かなかった。

 しかも昨晩かなり風が強かった模様で、周りから運ばれてきた雪がテントを覆いかぶさりテントの中がまるで雪洞状態。
 2~3人用テントのはずが1人用テントのようになっていた。
 ただ雪を掘り起こしている余裕はなく、狭くなったテント内ですぐに朝飯を食って出発。

 テン場を出発するときにちょうど日の出を迎えた。


 天気は昨日の予報よりも良く晴れ渡っていた。
 やざたひと今年一年の無事を祈願して出発。

 テン場を出発するといきなり膝上のラッセル。昨日の強風でトレースはほとんど埋まってしまい、新雪が積もっていた。


 久々のラッセルに苦労しながらも何とかコースタイム通りに8合目御来迎場に到着。
 風がめちゃめちゃ強くて、顔にあたる雪が冷た痛い。
 ここはもうほんと泣きたかった(泣)
 小屋の方面を見ると3人ほど登ってきているのが見えた。

 8合目御来迎場からはちょっとした雪壁や鎖場もあったが、それほど雪もなく割と楽に越えられた。


 そしていよいよ頂上へ。
 頂上では360度のパノラマが待っていた。
 昨日の予報ではあまり天気が良さそうではなかったが、着いたときは予想外に天気がもってくれた。

 どうやら今年の甲斐駒ヶ岳初登頂は我々が最初のようだ。これは縁起がいい!
 あまりに寒いので何枚か写真撮影をした後すぐに頂上を後にした。

 苦労した登りも下山は楽チン。1時間ほどでテン場に到着。
 テン場でお茶を飲んだ後テントを撤収して下山開始。

 下山するころには頂上はガスってしまい見えなくなってしまった。
 いや~ほんとタイミングが良かった。

 下山は快調なペースで飛ばす。
 これは途中の刃渡り。甲府方面は1日中天気が良かった。


 最後の最後でやざたひが左ひざを負傷するアクシデントもあったが、17時に竹宇駒ヶ岳神社に到着。

 神社で初詣をしてやざたひとともに今年1年の飛躍を誓った。
 
 神社では神主さんがみかんをサービスしてくれて我々の山行を労わってくれた。
 疲れた体に冷たいみかんは最高だった。
 神主さんありがとう!

 帰りは北杜市の明野温泉太陽館で入浴後、韮崎のデニーズで夕飯。
 食後に縁起をかついで「デビルス ブラウニーサンデー」を注文。

 しかし、最初はうまかったんだけど御覧の通り量がハンパない。
 だんだん気持ち悪くなってきて結局敗退しました…。

 その後元旦の空いてる中央道をひた走り帰京しました。

 今年はいいスタートが切れたし飛躍の年にするぞ!

 そしてみなさん今年もよろしくお願いします。