人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉(65kmソロ)

2018年07月15日 | トレイルランニング
先週の北丹沢に続いて、三連休は野沢温泉村のトレイルランの大会に行ってきました。

先週は最後ほとんど走れなかったので、今回は最後までなんとか走り切りたい。

ちなみに2週連続になってしまったのは、来年の熊本の阿蘇を一周するトレイルランの大会に出るため。

エントリー条件が過去2年間で60km以上の大会を完走していることになっている。

最近は大会に出ていなかったので、直近の大会を調べて、楽しそうなこの大会にエントリーしたのだ。

野沢温泉村は長野県の北部にあるスキーで有名な村。
前日入りして受付を済ます。


大会ではソロモンがスポンサーになっていて、アンケートに答えるとなんとザックを無料で貸してくれるとか。
これは借りるしかない。
ということで、無事にトレランザックをレンタル。


これで明日頑張ります!

スタートは朝7時。
会場に6時に入って準備。
この暑い中奥さんも応援に来てくれたので、テントなど応援グッズを用意。




今日も朝から気温が上がりそう。
夜まで待たせると怒られそうなので、なんとか早くゴールします。

いよいよスタート。
この大会のコースは第1セクションから第3セクションまで分かれていて、それぞれこの会場に戻ってくることになっている。


一番きついのが最後の第3セクション。
28kmの長丁場だ。
ここまでに何とか体力を残しておきたい。

いよいよスタート。


飛ばしすぎないよう、最初は最後尾から行きます。


そしてスタート。
最初の5kmは野沢温泉村の温泉街をぐるりと一周。






湯釜を通ったり、浴衣を着た観光客の応援があったり、温泉地ならではの雰囲気。

この後会場に戻って長い林道の登り。


林道が終わると毛無山に向かって登山道に入る。


登山道は木陰の中を登るので涼しい。

登山道を登りきって、毛無山山頂。


まだ顔は余裕がある。

ここからスキー場を下って


最初のエイドステーション。




まだお腹は空いていないので、水を補給して出発。

ここからはずっと下り。
北丹沢の下りでは、調子に乗って走ったら後半足が使い物にならなくなったので、今回は慎重に下る。

途中で見えた野沢温泉村の景色が素敵すぎる。


ようやく第1セクションの23kmが終了。




エイドで奥さんに用意してもらったデカビタを摂取。
身体が生き返るぜ。

水を浴びて次の第2セクション14kmに入る。
出発して5分後、ちょうど第2セクションのみの大会がスタート。
後ろから猛然と走ってくる若い衆たちにどんどん抜かされた。

スタートしてしばらくはロードと林道。
ちょっとトレイルに入ったと思ったら北竜湖に到着した。




静かな湖畔。

ここから小菅神社までの登りが長くてきつい。
ようやく登りきったところがチェックポイント。


ここで登りは終わったかと思いきやまだまだ登る。
ようやく登りきり、あとはエイドまで下るのみ。

林道とロードを走ってエイドに到着。


まだ何とか足は動くぞ。
それにしても今日は異常な暑さだ。
大会本部によると、会場の気温は40度を超えたとか!?
すでに何人かが熱中症で運ばれたらしい…

冷たいキリンレモンをもらって、びしょびしょになったシャツを取り替え、気持ちを切り替えて最後の第3セクション28kmへ向かってスタート!
何とか17時前にはゴールしたい。

第3セクションの序盤はほとんど林道。




午後になって気温もうなぎのぼり。
まさに灼熱の林道だ。

林道は遮るものがないので、直射日光を浴びながら延々と登る。
景色も変わらないのでただの苦行だ。

途中看板の矢印を見間違えて、マウンテンバイクのコースに入ってしまい30分ほど余計に時間がかかってしまった。
このおかげで余計に体力が奪われた。

灼熱の林道を登り切ると灯篭口峠のチェックポイント。


ここで水を補給。
すでに水が枯渇しかけていたので助かった。

この先少し登ったところに私設のエイドが。


何と、氷水ときゅうりと梅干しが用意されてる!
正直冷たい水を欲していたので、これは本当にありがたかった。
感謝!

梅干しときゅうりを補給して少し回復。

野沢温泉スキー場を登っていく。


スキー場を登りきって少しいくと巣鷹湖
到着。




ここから平坦な道を走って、最後のエイドステーション。


ここでおにぎりと野沢菜を食べてエネルギー補給。
この暑いのにお腹が空くのが不思議。

この先はもうゴール地点までほとんど下り。


行きに通った灯篭口峠を通過して、長いロードの下りが続く。

絶景ポイントのサンセットポイント。


最後に見えた最高の景色だった。

ここからトレイルを少し下って、最後の4kmのロード。

もう足は疲れ切ってもはやスピードは出ない。

最後の会場に向かう分岐点では、宿泊している丸中ロッジの主人がスタッフでいて、応援してくれた。
あと少し!

そして…

ゴール!!

時間は10時間16分でした。


あの道迷いがなければ10時間を切れてたかもしれないけど、これもレースなのでしょうがないね。

それでも10時間代で完走できたので良かった。

奥さんも暑い中応援してくれて感謝。

長いレースだったけど、コースは野沢温泉村の観光地や絶景ポイントを巡れる素晴らしいコースだった。
今度は普通に観光で訪れてみたいところです。

P.S
応援してくれたお礼に、野沢温泉村のブリュワリーで乾杯。


なかなかいいお店でした。

第20回北丹沢12時間耐久レース

2018年07月08日 | トレイルランニング
久しぶりにトレイルランニングの大会に出場してきました。
北丹沢12時間耐久レースは今回で20回を迎える老舗の大会。
名前に「山岳耐久」と冠している通り、コースはなかなかきつい玄人好みの好大会でした。

レースは朝6時半スタートで、家を朝出て行くのはちょっときついので、一緒に出場するたにさん宅に泊めていただいた。

横浜市内を4時発、会場に5時半着。

駐車場から会場に向かうと続々と人が集まってきてテンションが上がる。


受付でゼッケンを受け取り着替えを済ませる。





たにさんのトレイル仲間のOさんもこの大会に参加しているということで合流。
スタート前に健闘を誓う。


Oさんはなんと50代後半にしてサブスリーランナー。
レジェンド中のレジェンドだ。
こんな大人になりたいぜ。

そしてスタート地点に整列。


周りを見ると、年齢層は高めだけど、装備や服装から本気度はかなり高そう。

衆院議員の秘書のお言葉をいただいていよいよスタート。


最初はロードを走って標高差350mのトレイルの登り。
渋滞しつつもゆっくりペースなのでちょうど良い。

この後ロードに入り、立石建設のエイドステーションに到着。




すでに汗だくで、首から水をかけてもらう。

ここから800mの登り。
ここもまだ団子状態で、前の人のペースに合わせて登って行く。




登り切ると今度は一気に下り。
少し開けたところから見えた丹沢山塊の山並みがキレイだった。


この下りで一気にペースを上げる。
そしてこれが失敗の元だった…

下り切ると第一関門の神ノ川ヒュッテ。


水と塩を十分に補給する。
幸い日差しはないものの、湿度が高くて汗が止まらない。

そしてここから先、手が湿ってしまってiPhoneを起動できず写真が撮れなくなる。
そんな余裕も無くなってくるのだが…

神ノ川ヒュッテを出ると、日陰沢源頭まで登って、長い林道の下り。

この林道の下りの砂利が走りにくくて徐々に体力を奪われる。
そして、さっき一気に下った時のダメージが太ももに現れてきた。

第二関門に到着し、クリームパンとトマトに塩をかけて胃の中に放り込む。
水も1リットル補給して最後の800mの登りに備える。

第二関門から橋を渡るといよいよ登りが始まる。
そしてこの登りが思っていた以上にめちゃくちゃきつい。

もちろん、事前にコースマップを見てどのくらいの高低差があるか調べていたけど、そんなのおかまいなしにめちゃくちゃきつい。

登っている間に何回も止まって休憩してしまった。

そして、最高地点の姫次に着く前に1リットルの水が枯渇。。

コースマップだともうエイドステーションはないけど、たにさん情報だと姫次には私設のエイドがあったとか。
なかったらちょっとまずいかも。

息も絶え絶えなんとか姫次に到着。

そして、神奈川大学山岳部の幕が掲げられた私設のエイドがありました!
神大に感謝!箱根駅伝頑張れ!

しかし、それでも姫次に到着した時点で身体がちょっと痙攣しかけていて、身体のそこら中が攣りそう。

ちょっと休憩しつつ屈伸とかをして様子を見る。
とりあえず歩けそうなので先に進むことにしたけど、このまま最後まで歩くとすると、3時間はかかってしまう。
でも、ここでリタイアしても結局下界までは自力で下りないといけないのであまり考えずに歩くことにした。

15分ほど歩くと身体の痙攣もおさまってきて走れるようになってきた。
人間の身体って不思議。
ただ、急な下りは太ももが痛すぎてもはや走れない。

なんとか最後の気力を絞ってゴールを目指す。
どんどん後ろから抜かされてなんとも言えない気分だ。

ようやくロードに出てあと1km。

そして…

ゴール!


と思ったら本当のゴールはもうちょっと先で恥ずかしかった。

そして本当のゴール!


目標の6時間切りはできなかったけど、なんとか6時間半でゴールできました。

太ももがパッツパツです。

そして、たにさんはというと、なんと、年代別で入賞!


タイムも5時間とは変態…
そして優勝は4時間半だとか、もはや人間じゃない。

その後Oさんも7時間半でゴール!
さすがレジェンド。
50代後半であのコースを7時間半でゴールとは本当にすごい。

そんなこんなで無事に大会を終了。
トレイルランニングはロードよりも山で練習しないとダメだと痛感しました。

後半抜かされ続けた悔しさをバネにリベンジを誓います。