人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

トムラウシ山登山

2014年09月27日 | 北海道の山
昨年の利尻岳登山に引き続き、今年も北海道中高年登山ツアーに同行してきました。

今回の目的は東大雪のトムラウシ山登山。
トムラウシは過去2回登っていて、1回目は大学2年の時、2回目は5年前にクワウンナイ川を遡行した時。
ということでそんなに登りたいわけではないのだが、中高年だけのパーティーだと不安があるということで、同行してきた。
アミューズトラベルの事件があったからかな。

とかち帯広空港からレンタカーにて移動。


まずは明日への練習に白雲山に登る。




下から2時間ほどで登れるけど山頂からは360度の大展望で素晴らしい山だった。

この後東大雪山荘へ移動。


ここはトムラウシを最初に登った時も下山後に宿泊したところで12年ぶり。
飯もうまくて最高だった。

翌日朝3時半出発なので早めに就寝。

そして3時半起き4時出発。
短縮ルート登山口へ車で移動し、暗い中ヘッテンを付けて登り始める。

5時半、日の出を迎える。


森林限界を抜けると紅葉が広がる。


素晴らしい景色。




この後も紅葉を見ながら進む。

前トム平


トムラウシ公園


とハイライトが続く。

トムラウシ公園からの登りを登りきったところが南沼キャンプ指定地。


ここでちょっと休憩して山頂へ向かう。

30分ほどで山頂着。


結局足が速いメンバーと遅いメンバーで別れてしまい、全員集合とはなりませんでした。

それでも山頂からの景色は360度の大展望。




ただ風が強く寒いので写真を撮ってすぐ下る。

ここからの下りも長かった。

みんなでゆっくりと足を運んでいき、16:30登山口着。

朝4:30に出て16:30着。
12時間の行程でした。

お疲れさまでした。

この後は東大雪荘でもう一泊して帯広を観光して帰りました。

みなさん高齢なのに元気です。

東黒沢~ウツボギ沢~ナルミズ沢~朝日岳

2014年09月20日 | 上越の沢
谷川岳周辺にトレーニングに行ってきました。
トレランだけだと面白くないので沢から攻めて最後はトレランというスタイルで行ってみました。

朝5時半の始発で都内を出て8時半着。
今年4回目の土合駅。


今回は新しく渓流シューズを新調したので、そのテストも兼ねて行って来ます。


ちなみに今回購入したのは5.10製のウォーターテニー。
沢屋の間ではフェルトソールが一般的だが、ここ最近はラバーソールも増えつつある。
その中でもフリクションが最強と呼び声が高いアクアステルスを搭載したこのNEWシューズを履いて行って来ます!

土合駅からすぐに駐車場。
ここから入渓。


堰堤を越えて行くとまず現れるのがハナゲの滝20m。


真ん中を直登。

白毛門沢出合。


ここは右俣を行き東黒沢に入る。

東黒沢は初めてなんだけど、ナメあり滝ありでかなりステキ!


プチゴルジュ。


左壁をヘツっていたら苔むしたスタンスに足をとられ淵にドボン。
いきなり全身ずぶ濡れになってしまった。。

この先も直登できる滝やきれいなナメがたくさん出てきてかなり楽しい。






ツメた先に登山道がないので同じところに戻って来られないのが残念。
だけどナルミズ沢とセットにして1泊2日で行くならならかなり充実した沢登りができそう。

そして水が少なくなりヤブに突入。


と言っても明瞭な踏み跡があり藪漕ぎは一切なし。

鞍部を越えて沢筋を下っていったらウツボギ沢に合流。
そこからすぐにナルミズ沢。


3人組のパーティーが遡行の準備をしているところだった。

ちょっと休憩して出発。

ナルミズ沢は6年ぶりくらい。

何度も来ているが、やっぱり水がキレイで開放的で素晴らしい沢だ。
エメラルドグリーンの淵が何度も出てきて歓声をあげたくなる。


プチゴルジュ。


左壁を登って越える。

この後もきれいな淵が連続する。






大石沢出合。


昔、この淵で泳いで遊んだ記憶があるけど、今日は寒いので先を急ぐ。

それにしても魚影が濃い。
人がたくさん入っているのにこんなにイワナを見るのも珍しい。

イワナを接写。


最後のプチゴルジュ。


水量少ないため腰までの渡渉で通過。

魚止めの滝。


右を簡単に登れる。

しばらく行くと二俣。


左俣を行くとショートカットでき朝日岳直下に突き上げる。
ただ、ナルミズ沢のハイライトである草原のツメを見ることはできない。

迷わず右俣を選択。


ここからぐんぐん高度を上げていくと源頭の雰囲気に。

おぉ、草原が出てきた。




この天国のような草原をつめていくと巻機山と朝日岳の旧道に到着した。

登ってきた沢筋を振り返る。


う~ん、素晴らしい景色。

ここからは笹藪の茂る旧道をひたすら登っていくと、朝日岳へと続く縦走路に飛び出した。

朝日岳直下は池塘とかあってステキ。


朝日岳着。


土曜日なのに珍しく誰も人がいなかった。

ここで大休止。
靴をランニングシューズに履き替え下山準備完了。

朝日岳から登山口まで一気に下ってトレーニング終了。


予想外に早く下りて来られたので、15時半の電車に乗って水上駅の温泉に入って帰りました。
充実した1日だった。

ちなみに、新調したウォーターテニーの履き心地はというと…、これはかなりいい!
さすがに苔むした岩では何回かこけそうになったけど、普通の濡れた岩ではソールが吸い付くように滑らない。
アクアステルスの威力おそるべし。

(コースタイム)
土合駅(8:45)-白毛門沢出合(9:10)-鞍部(10:30)-ナルミズ沢出合(10:45)-大石沢出合(11:20)-魚止めの滝(11:45)-二俣(11:55)-旧道(12:25)-朝日岳(13:05)-笠ケ岳(13:40)-白毛門(14:00)-土合駅(15:00)

薬師峠キャンプ場にて宴会&赤木沢(2日目)

2014年09月14日 | 赤木沢
昨日は昼間から飲んでいたので8時には皆寝てしまった。
今日は朝4時起床、5時半出発。

天気はすこぶる快晴。
昨年通った道を薬師沢小屋まで下っていきます。


薬師沢小屋に7時半に着いて出発準備。


小屋の主人の話だと、今日だけで100パーティー以上赤木沢に入っているとか。
我々はかなり最後の方みたい。
沢登りってそんなに人気あったっけ?
恐ろしい。。

ちなみに黒部源流は4年前に上ノ廊下を遡行して以来。
あの時は日程の都合上赤木沢は遡行せず雲ノ平まで抜けたのだった。
なので赤木沢は今回が初めて。

小屋から赤木沢出合までは1時間ほど。
キレイな淵や滝が出て来て癒される。


赤木沢出合着。


太陽の光に照らされてエメラルドグリーンに輝く淵が素晴らしい。

赤木沢遡行開始。


赤木沢は特に難しいところもなくキレイな滝がたくさん出て来る。






2時間ほどで大滝。
右から簡単に高巻ける。
何パーティーかロープを出していて渋滞。


その脇を通過させてもらう。

大滝を超えると源頭の雰囲気。




大滝から1時間半ほどで稜線に出た。
ここからは赤木岳、北ノ俣岳を経由して薬師峠キャンプ場を目指す。






キャンプ場が見えた。


キャンプ場到着。
そして昨日に続き宴会開始。

まずはじゃがバタチーズ


おでん


ソーセージとビール


豊野さんがタン塩を焼き始める。




まさか山でタン塩が食えるとは思わなかった。

河村さん特製マイタケのバター醤油焼き


デミグラスソースハンバーグ


シシトウと小松菜とソーセージのグリル焼き


チャーシュー焼き


ベーコンとペンネとアンチョビの炒め物


そして最後のシメは焼きそば三人前


と思っていたら、さらに豊野さんのザックからタマネギとツナ缶とシソの葉とミョウガが出てきて即席サラダの完成。


これがうまかった。

ということで雲上の宴会を満喫し久しぶりに満点の星空と天の川を見つつ寝てしまった。

最終日は下山のみ。
途中で余ったビールでエネルギーを補給しつつ2時間で下山。

下山後、車で冷やしておいたビールでさっそく乾杯。


もちろんこの時点で運転するのは私に決定。

帰りは富山のタラ汁の店で打ち上げをして帰りました。




ちなみに赤木沢の遡行自体はそれほど面白くはない。
行くなら上ノ廊下とセットで行くのがベストでしょう。
もしくは宴会とセットとか笑

薬師峠キャンプ場にて宴会&赤木沢(1日目)

2014年09月13日 | 赤木沢
先週に引き続き、三連休は北アルプスへ。
豊野さんのガイド山行に同行させてもらいました。

1日目は折立から太郎小屋を経て薬師峠キャンプ場へ。
2日目は赤木沢を遡行して再び薬師峠キャンプ場。
3日目に下山
というゆったり行程。
個人的には、今回は沢登りというより宴会が主目的、酒を大量に購入して行って来ました。

前夜に折立の手前の料金所にて仮眠。
朝起きるとこの行列。


さすが三連休。

折立に到着して出発。
昨年もここから雲ノ平まで縦走したので馴染みのある光景。
豊野さんよりテン場を先に行って確保せよ、と命を受け折立から1時間50分でテン場着。
さすがに一番乗りだったので一等地を確保。


テントを張ったあとはやることがないのでみんなが来るまで昼寝。
2時間ほどして皆到着。

1時過ぎからさっそく宴会が始まります。


まずは焼きネギと餅


河村さんと豊野さんも調理開始。


ねぎまとビール


たまらん。

オクラとネギの酢の和え物


焼酎のよかいちとワイン1.5リットル


豚肉とエリンギの炒め物。


天気が良くて酒が進む。


ソーセージ&タマネギの炒め物と鶏南蛮のタルタルソース。


もつ煮込み


もうお腹いっぱいです。

そして陽は暮れていった。。

槍ヶ岳~奥穂高岳縦走(3日目)

2014年09月08日 | 北アルプス
おはようございます。
今日は最終日、奥穂高岳に登って上高地に下山します。

天気は薄曇りだけど視界良好。
朝焼けがめちゃくちゃキレイ。


準備を整え5時半出発。
奥穂高岳は穂高岳山荘から40分ほど。

山荘裏手のハシゴを登って行くと、


山頂が見えてきた。


ついに奥穂高岳に登頂!


360度の大パノラマ。

剱岳、白馬岳などなど主要な名峰が丸見え。

昨日歩いた槍ヶ岳からの稜線。


ジャンダルムと焼岳。


最後に無事に下山できることを祈って、


吊尾根に沿って前穂高岳へ。


吊尾根からは上高地が丸見え。


紀美子平着。


空身で前穂高岳を往復する。


前穂高岳着。


ここからの景色も大絶景。

12年前に来た時は必死だったので山頂からの景色をほとんど覚えていなかったけど今回はゆっくり堪能できた。

紀美子平からは重太郎新道をひたすら下る。
岳沢パノラマから見える岳沢ヒュッテ。


重太郎新道はかなりの急坂で膝にくる。

2時間ほどで岳沢小屋に到着。


上高地まであと4km!


岳沢小屋からは緩やかな下りを1時間半ほどで登山口着。


最後は遊歩道を歩いて上高地へゴール!
お土産屋さんの前で記念撮影。


最後は上高地温泉ホテルで汗を流してチーズハンバーグカレーを食ってバスで帰った。

今回は事前の天気予報は悪かったものの、結果的には天気に恵まれて素晴らしい山行でした。

次は劒岳かな、また行こう!!

槍ヶ岳~奥穂高岳縦走(2日目)

2014年09月07日 | 北アルプス
夜中雨の音で目が覚める。
昨日テン場に戻ってすぐに雨が降り出し夜半から本格的な雨に。
雨音がうるさくて起きてしまった。
今回テントのフライを忘れるという大失態を犯しそのおかげで寒くて寝れなかった。

朝4時になって飯の準備をする頃には雨も止み、出発の時はガスの中。
雨だったら大キレットは止めようと思ってたけど何とかなりそうなので通常通り出発。


まずは大喰岳。


中岳


そして南岳


まだまだガスの中。
南岳小屋が見えてきた。


南岳小屋で大休止。
ここで休んでいる間に天気が急速に回復してきた。

南岳小屋から北穂高岳までが大キレットと呼ばれる難所。
目指せ北穂高岳!


ますは鞍部に向けて下っていく。


ハシゴとクサリ場の連続、


振り返ると大岩壁。


かっこいい!

北穂高岳に続く稜線がこれまたかっこいい!


細い尾根を歩いて行くと


長谷川ピークに到着。


ここは両方切れ落ちていて高度感満点。


写真だとうまく撮れなかったけどスリリングで楽しかった。

長谷川ピークからの急な下りを通過して


A沢のコルに到着。


ちょっと休憩して急登を登る。


登っていくと通称飛騨泣きと呼ばれる箇所に到着。


ちょっとした垂壁になっているけどクサリとボルトが連打されているので安心して登れる。


この後もたくさんクサリ場が出てくるものの快適に登っていける。


かなりかっこいい!


北穂高小屋までの最後の登り。




ここを登り切ればテラスが待っている。

北穂高小屋到着。


ここのテラスからの景色が絶景!

下には涸沢ヒュッテ、正面には奥穂高岳と前穂高岳が望める最後のロケーション。
よくぞこんなところに小屋を作りました!

とりあえずオレンジーナで一服。


次は涸沢岳目指して出発。

まずは北穂高岳。


目指す穂高岳山荘はガスの中。


大キレットよりも険しくないけどそれなりにクサリ場やアップダウンがある。




最後の急なルンゼの鎖場を越えると


前方に涸沢岳が見えてきた。


涸沢岳到着。


ここまで来ると人がたくさん。

すぐ下には穂高岳山荘。


疲れたので写真を撮ってすぐに下山。

涸沢岳から穂高岳山荘まではほんの一瞬。

穂高岳山荘到着。


念願の穂高岳山荘で記念撮影。


ここはもう山荘というよりホテルですな。
素晴らしいホスピタリティ。

山荘前のテラスから。


絶景です。

受付を済ませテント設営。


テン場からの景色も絶景過ぎて贅沢。

夕陽に照らされる前穂高岳。


素晴らしいの一言。

この後疲労のため飯食って就寝…
お疲れさまでした。

槍ヶ岳~奥穂高岳縦走(1日目)

2014年09月06日 | 北アルプス
夏休み第二弾!
今回は念願の槍穂縦走にかねてから一緒に計画を立ててきたおっくんとともに行ってきました。

コースは上高地から槍ヶ岳山荘で1泊。翌日は大キレットを通過して穂高岳山荘で2泊目。最終日は奥穂高岳から吊尾根→重太郎新道を経由して上高地に下山するというゴールデンコース。

ちなみに槍ヶ岳は学生の時に3回登った。
これはフジテレビのSM○P×SM○Pという某番組で槍ヶ岳の山頂でアルプス一万尺を踊るというしょうもない企画のお手伝いに駆り出されて行ったもの。

あと前穂高岳は大学一年生の時の新歓合宿でケツをピッケルで叩かれながら苦労して登ったという懐かしい山。

ということでこの山域に来たのは10年以上振りなのです。


新宿の京王バスターミナルから上高地への直通バスに乗車、さすがに金曜日夜発のバスターミナルは激混み。

上高地バスターミナルに5時着。


準備を整えいざ出発!


まずは横尾山荘までの長い平坦なトレイル。
横尾山荘に到着。


涸沢に行く人たちとはここでお別れ。

ここからは槍沢沿いに少しずつ高度を上げていく。

途中槍見平から見えた槍の穂先。


写真だとちょっと分かりにくいけどまだまだ遠い。

槍沢ロッジに到着。


槍沢ロッジから少し登ると森林限界を越える。


ここからのダラダラ登りが辛い。

猿とか現れて癒される。


人馴れしてるのかな、近づいても逃げない。

急な登りを超えるとようやく槍ヶ岳の全貌が見えた。


見えてからが長い。。

殺生ヒュッテを通過し、


つづら折りの道をひたすら登って行くと…


槍ヶ岳山荘にようやく到着した。


あ~疲れた。。

とりあえずテン場を確保しちょっと休憩。


バックには槍の穂先が見える最高のロケーション。

今日は天気が良いので、山頂を往復することにした。

空身になってメットをかぶって出発!


ちなみに昔はメットをかぶって登っている人なんて皆無だったのに、ここ最近はメットの装着を推奨している。
事故が多発しているからだろうけど、個人的には良い傾向だと思います。

で、登り始めてちょっと行くと渋滞発生。


順番を待ちつつ少しずつ登って行く。


それにしても単独初心者の多いこと。
槍ヶ岳山荘から山頂まではほんの20分くらいなんだけどやたら時間をかけて登ってる。
足がすくんでて下から見ててもちょっと怖い。
山荘があるから簡単に来れてしまうけどそれだけに事故が多いのも納得。

ということで山頂着!


薄曇りだけど大展望。


槍ヶ岳はやっぱり良き山ですな。

この後はテントに戻って飯を食う。
今日のラインナップ。


山はやっぱり肉ですな。

たくさん食べて眠くなって寝てしまった。