人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

岩手山登山

2016年03月26日 | 岩手県の山
岩手県を代表する山と言えば誰もが認める岩手山。
過去に2度登ってはいるけど、今年度はまだ登っていない。
岩手に住んでいるなら一度は登っておかなければ!
ということで、最後の最後に岩手山に登ってきました。

帰る直前になってしまったけど、登るチャンスができたことに感謝。
今回は馬返しからのコースを往復します。

朝5時自宅発、5時40分馬返し着。
なんて気軽にアプローチできる山なんだ…
改めて岩手は山が身近にあることを実感。

馬返しまではすでに雪もなく問題なく車で来れた。
土曜日ということもあり、駐車場にはたくさんの車が。


みんなもう登り始めたのかな。

姫神山から昇る朝日を拝む。


今日も良い登山ができそう。

これから向かう山頂。


ちょっとガスに隠れているけど、今日は高気圧に覆われるはずなのでガスも取れるはず!

登山口にある案内板。


今日は馬返しから柳沢コースというのを登ります。

しばらく登ると山頂までの道標。


あと4.2kmだ。
でもあと1,000m登らないと…

段々と開けてきて


下界がバッチリ見えてきた。




すごい天気だ。
岩手山は独立峰で遮るものがないからどこまでも見通せる。

四合目到着。


夏だと道が分かれるらしいけど、雪のあるところをぐんぐん直登していく。

六合目到着。


まだまだ行くぞー。

七合目通過。


あと2.1km。

あそこまで登り切れば傾斜が緩くなるはず。


ようやく小屋が見えてきた。


よしゃー、八合目避難小屋到着。


冬季用の裏口から中に入り休憩。
最近の山でのマイブーム。


ドリップコーヒーとチョコレート。
これがうまいのなんのって。

少し休憩して山頂を目指す。
しかし小屋を出たら天気は急変してガスに覆われ始めていた。

八合目避難小屋からすぐの不動平避難小屋到着。


山頂は一面ガスに覆われていて何も見えない。


ガスの中山頂に行っても面白くないので小屋の中で天気の回復をつ。

20分くらい待ったけどガスが取れる気配がないので思い切って出発。
山頂まではあと1.2km。


ガスの中を登っていく。


稜線に出ると、少しガスが取れてきた。




晴れることを期待して山頂を目指す。




そして、ようやく山頂到着!
見事なエビのしっぽ。


風もそれほど強くないので、しばらく様子を見ていたら、少しだけガスが晴れた。




ラッキー!
と言っても、ほんの一瞬だった。

そのあと20分くらい待ったけど晴れる気配がなかったので下山することに。
ただ、一瞬でも山頂から青空が見えて良かった。

下山途中にもエビのしっぽがたくさん。


さすが岩手山、他の山に比べるとよっぽど風が強くて寒いんだろうな。

帰りは夏道をショートカットしてダイレクトに八合目避難小屋を目指す。


小屋でカップラーメンを食べてエネルギー補給完了。
小屋を出たら山頂のガスが取れ始めていた。


残念!

小屋からは同じ道を下山。

盛岡盆地を見下ろす絶景を見ながらの下山。


遠くにはよく通った繋温泉と御所湖も見える。


小屋を出てすぐのところで出会った単独行の高齢の男性。


二言三言言葉を交わしたけど、なかなかダンディーだった。
あんな風に歳をとりたい。

このあとは駐車場まで一気に下山。




小屋から1時間で着いてしまった。

このあと網張温泉で温泉に入って帰りました。


最後の最後で滑り込みセーフで岩手山に登れて本当に良かった。
岩手ライフの最高の締めくくりでした。

五葉山登山(大沢登山口コース)

2016年03月21日 | 岩手県の山
岩手にいる間に一度は登っておくべき山!と職場の方にお勧めされた山。

五葉山は大船渡市と釜石市にまたがってそびえる、標高1,351mの三陸沿岸最高峰の山。
山頂からは絶景が広がり三陸海岸が広く見渡せるらしい。

ちょうど陸前高田に来たし、このまま帰るのはもったいないと思い五葉山にも登ってきました。

前日は大船渡市赤崎にあるフレアイランド尾崎岬のキャンプ場泊。
このキャンプ場は、目の前に大船渡湾が広がるなかなかのロケーション。




木が生えているため絶景とまではいかないけど芝生のサイトは快適だった。

五葉山はシーズンであれば赤坂峠という標高700mまで車で入ることができるが、この時期は冬季通行止めにより途中までしか入れない。

そのため、今回は大沢登山口から入山。


登山口6時到着。
準備をして出発。
天気はこれでもかというくらいの快晴。

登り始めは巨大な太陽光パネルが設置されている脇を登っていく。


やがて樹林帯に入り


大沢小屋。


こんなところに小屋が!?と思ってしまうけど、中にはストーブも設置されていて快適。
ここに泊まる人っているのかなぁ。

大沢小屋を過ぎてまずは畳石まで1.7km。


この鳥居から登りが始まる。


ぐんぐん登っていくと、段々と雪が出てきた。


朝早いことと昨日の冷え込みから雪は締まってて快適。
この前の虎毛山の方がぐずぐずだったくらいだ。

あと200m。


登山口から休むことなく1時間ほどで畳石到着。


ベンチなどが設置されていて休憩できる。
なんだかんだ結構寒いのでそのまま進む。

ここから先は緩やかな雪上の登りとなるが、ここも雪が締まっていて登りやすい。

6合目付近だったかな?


あと1.4km。

9合目通過。


ようやく小屋が見えてきた。


しゃくなげ荘に到着。


眼下に三陸の海を望めるしゃくなげ荘はまさに絶景!




これほどの絶景がこの歩行時間2時間程度で得られるとはえらくコストパフォーマンスの高い山だ。

小屋の鐘を鳴らして一人この景色に乾杯。
この上ない贅沢を満喫だ。

しかし、五葉山の絶景はこんなものでは終わらなかった…

小屋を後にして五葉神社へ向かって登る。
五葉神社到着。


こんな天気にしていただきありがとうございます。

ここから山頂までは10分ほど。


そしてそして…

山頂到着!


驚愕の絶景!!




なんと遠く早池峰山から岩手山、それに焼石連峰までが望めるという絶景中の絶景。

もう言うことない、間違いない絶景。天気も快晴で空気も澄み渡っているものだからどこまでも見える。

東には三陸の海。

西には早池峰山から焼石連峰。

そして山頂には自分一人。

至福の瞬間。

かつてこれほどの絶景があっただろうか。

先日登った神室山からの景色も絶景だった。
ただ、この五葉山から見る景色は何か解放感のレベルが違う気がする。
海が見えるからかなぁ。
とにかく心が解放される感じ。
いや~、すばらしい!!

岩手山と焼石連峰をズーム。




すごい。。

せっかくなので少し先にある日ノ出岩まで足を伸ばす。


日ノ出岩まで来ると釜石方面の海も見渡すことができる。


これは山頂。


本当にすごい景色だ。

これで200名山にすら入っていないとは摩訶不思議。
北上山地と言えば百名山ハンターからすれば早池峰山くらいしか登らないだろうけど、ぜひこの五葉山にも足を運んでほしい。
夏にかけては高山植物も咲き乱れるみたいなので、関東から来るだけの価値がある山だと思う。

山頂からの景色を大満喫しルンルン気分で下山。

小屋に向かう道も絶景を見下ろしながらの下山。


この小屋、泊まったらすごい星空が見えるだろうな。
一泊したかった。

樹林帯に入った後は下山パワー全開で一気に登山口へ。


しゃくなげ荘から登山口まで1時間で下山してしまった。

このあとは登山口近くにある五葉温泉で汗を流して帰りました。


五葉山恐るべし。

八幡平山頂往復(御在所~八幡平山頂)

2016年03月05日 | 岩手県の山
先週に引き続き八幡平へ。
今回の目的は山頂近くで樹氷を見ること。

樹氷といえば蔵王が有名だけど、この八幡平においてもかなり立派な樹氷が見られるというのだ。
ただ、今年は2月も雨が降るなど異常な暖冬。
すでに3月になってしまったし果たして見られるのか??

前日天気予報を見たら、移動性高気圧に覆われ間違いなく天気が良さそう。
このチャンスを逃すわけにはいかない!
ということで思い切って行ってきました。

冬の八幡平山頂へのルートは秋田側と岩手側から登れるのだが、秋田側の方が距離は短いらしい。
といっても、登山口の秋田八幡平スキー場まで鹿角の方から遠回りして行かなきゃならないので結局岩手側から登ることにした。

朝6時半、御在所に到着。


準備をして早速出発。
天気予報の通り青空が広がる。

先週来た時は旧八幡平スキー場から茶臼小屋に行くルートで登ったけど、今回は途中までアスピーテラインを通って途中から茶臼岳へ続く尾根に入ることにした。

昨日降ったどか雪でラッセルになるか心配だったけど、朝は雪が締まってて快適。

振り返れば朝焼けの八幡平の街並み。


素晴らしくきれい。

道路は完全に埋まっていて、途中からどこが道路かわからなくなる。
地形図を見て緩やかな尾根に入る。


あの尾根を茶臼岳まで登ります。


朝焼けの岩手山。


ため息が出るほどの美しさ。
遠くには姫神山のシルエットも。
こんな贅沢を1人で満喫していて申し訳ないくらいだ。

登ること2時間で茶臼岳登山口に到着。


ピョコっとしているピークが畚岳。

あともうひと登り!


登ってきた尾根を振り返る。


まっさらな雪面にラインを残すのは気持ちいい。

ようやく茶臼小屋が見えてきた。


茶臼小屋到着。


御在所から3時間かかった。
茶臼小屋前からの景色。


ここから見る夜景は絶対きれいに違いない。

小屋で少し休憩して山頂を目指す。


八幡平は本当に平だなぁ。


山頂まではスキーツアー用の看板がこんな感じに付いていて道に迷うことはない。


陽が昇って気温が上がってくると雪が重くなってきた。

段々ラッセルがきつくなってきたけど、遠く見える山頂付近の景色を見るとワクワクしてきた。


黒谷地湿原を越えて源太森に入ると樹氷の面影が少し見えてきた。


例年だとこの辺りから樹氷が見られるみたいだけど、今年はすでに小さくなっていた。

源太森を抜けると大雪原。




この景色にはさすがに興奮!

山頂直下の陵雲荘までもう少しだ。

陵雲荘到着。


いや~、長かった。
御在所からここまで5時間もかかった。
靴擦れも痛くて満身創痍。

下山のことを考えるとあまりゆっくりもできないので少し休憩して出発。

小屋から山頂までは目印が立てられているのでホワイトアウトでも迷わない。


今日はピーカンなのでそんな心配はないけど。

山頂に近づくにつれてようやく樹氷も見られるようになってきた。


かなり小さくなってしまっているけどちゃんと樹氷になっていた。

そして小屋から10分ほどで山頂到着。


山頂には秋田側から登ってきた方がいたので写真を撮ってもらった。


今日の天気はこれ以上ない!っていうくらい最高の天気。
360度の大パノラマを暫し堪能。






小さいながら樹氷も楽しめ大満喫。




滞在時間わずか10分ほどだったけど、最後のチャンスで冬の八幡平山頂に来られて本当に良かった。

時間も押しているのですぐに下山開始。

帰りは岩手山を望みながらの歩行。


陵雲荘を過ぎて大雪原を通過。


ここから茶臼岳までは休憩もせず写真も撮らず黙々と歩く。
帰りは雪がグズグズになっていてスキーも進まずまさに苦行。。
自分のトレースに感謝しつつ茶臼小屋を目指す。

ヘロヘロになりながらもなんとか1時間半で到着。


行きも見たけど、山荘前からの景色に癒される。


いつかここに泊まりたい。

小屋で休憩して一服。
ここまでくればとりあえず一安心。
あとは駐車場まで一気にすべり降りるだけなので楽ちんだ。

今日は先週滑ったコースではなくて、旧八幡平スキー場を滑ることした。
1人なので安全を考慮して初心者コースにしたのだ。

恵比寿森まで少し登り返して、そこでシールを取って滑走準備。

ここから一気にへなちょこ滑走で駐車場へ。
それでも恵比寿森から駐車場まで30分で下ってしまった。


旧八幡平スキー場は緩やかな斜面が続いていて初心者には最高のコースだった。

今回は1日中天気に恵まれ本当に素晴らしい会心の山行でした。
春夏秋冬と全ての時期に八幡平に来たけど、どの時期もそれぞれ魅力が詰まった本当に素晴らしい山域です。
八幡平大好き!八幡平ありがとう!

(コースタイム)
御在所6:40~茶臼小屋9:20~陵雲荘11:00~八幡平山頂11:30~茶臼小屋13:00~駐車場14:00

八幡平バックカントリー(御在所~茶臼岳)

2016年02月28日 | 岩手県の山
山の師匠が一関で用事があるということで、帰りに盛岡に寄っていただけることになった。

せっかくなので、スキーにでも行きましょうということになり、久々にバックカントリーに行ってきました。

今回行ったのは、バックカントリーではメッカの八幡平。
御在所に車を置いてそこから茶臼岳まで登り南の斜面を滑走して御在所に戻る計画。

前日遅くまで飲んだせいか朝8時起床。
かなり寝坊したけど御在所に9時半到着。
岩手は山が近くて最高。

昨日の予報だと曇り時々雪、しかし現在は青空が見える最高のコンディション。


抜けるような青空とはこのことか。

昨日盛岡でも久しぶりに30cm積もったこともあり、八幡平もかなり積雪が増えていた。

準備をしてさっそく出発。




先行パーティーのトレースが山の斜面に続いており、そのトレースを追って茶臼岳を目指す。


それにしても気温が暑い。
まるで春山。
上着を脱いで毛下着だけで登る。


雪もパウダーと言うよりベチャ雪。
トレースを外れると一気にスピードが落ちる。
先行パーティーに感謝。

少し登ると背後には岩手山の雄姿。


八幡平から見る岩手山の姿は本当にきれい。
この景色をいつまでも楽しみたい気分になる。

目指す茶臼岳が見えてきた。


急斜面を登りきったところで先行パーティーに追いついた。


総勢10名程の大集団。
東北弁で話していたので地元のスキー仲間なのかな。

ラッセルに感謝しつつ、我々もラッセルを手伝う。
しかし、いざラッセルとなると雪が重くてなかなか進まない。


スキーでもかなり沈むので、スノーシューだったらここまで来るのは絶対無理。
ここまでラッセルしていただいた先行パーティーには本当に感謝。
というか、このトレースが無かったら茶臼岳まで行けなかったと思う。

重い雪に苦戦しながらなんとか茶臼山荘に到着。


今年は雪が少ないのか大部分が地上に出ていた。


小屋の中でレーションを食いつつ休憩。
これから滑るというのにかなり緊張。

というのもテレマークはスキー場では何度も滑っているけど、本チャンはこれが2回目なのだ。

休憩後茶臼岳山頂直下を目指す。


山頂直下の滑走地点まで移動し、シールをとって滑走準備。

先ほどのパーティーも茶臼岳山頂直下から滑るみたいですぐ隣で準備。

私は初心者なので、アスピーテライン沿いの傾斜の緩やかな斜面を滑ることにした。

スタート前の師匠。


まずは師匠がスタート。


純白の斜面にシュプールを描いて気持ちよく滑っていく。

自分もそれに続いて滑走。

テレマークターンはほとんどできず直滑降。
それでも昨日積もった雪の影響で、板が浮いている感覚を少し味わうことができた。
そして、誰も滑っていない斜面を滑るこの感覚は何とも言えない気持ちよさ!


途中で先行パーティーの滑走を見ていたけど、皆さんベテランで山頂直下の急斜面を気持ちよさそうに滑っていた。
いつかあんな風に滑れるようになりたい!

この後もなるべく谷を避けて尾根上の緩やかな斜面を滑っていく。


師匠のベストショット。


かっこいい。

最後はアスピーテラインに合流して終了。


登りはトレースを使いつつ3時間かかったものの、下りはわずか30分。

あっという間だったけど、あまりの気持ちよさに御在所に到着後はしばらく余韻に浸ってしまいました。
もう少しレベルを上げて、ぜひまた行きたい。
一緒に来てくれたのに師匠に感謝です。

七時雨山

2015年11月19日 | 岩手県の山
姫神山の次は七時雨山へ。

七時雨山は奥中山高原の先にあり、裾野に広大な牧場を抱える牧歌的な山。

岩崎元郎の新日本百名山に選定されたり、トレイルランニングの大会も行われるなど、年々人気が高まっている、らしい。

そもそも、ネーミングがステキなので前から登りたい山の一つだった。

次はいつ登れるかわからないので、姫神山とセットで行ってきました。

姫神山の駐車場を下りて、国道4号を北上し、県道から八幡平方面に向かい1時間ほどで田代平登山口の駐車場に到着。


駐車場から見える七時雨山は完全にガスの中。


う~ん、この状況で登って楽しいだろうか。。

と、車の中でうだうだすること30分。

コースタイムだと往復4時間弱。

何も見えなかったら走って戻ってこようと気持ちを切り替えて出発。

七時雨山のスタート地点は牧場の中。




ここは私有地になっているらしく、ありがたく通らせていただきました。

しばらく平坦な道をてくてく歩く。

さすが牧場、いたるところにう○こが点在。

さすがに今の時期は馬も放牧されていなくて、う○こも乾燥しているので踏み抜くことはない。
初夏の時期とかはけっこう臭うんだろうな。

1合目。


1合目を過ぎて草原の緩やかな登りを登っていく。


振り替えると、壮大な草原が広がる。


天気が良かったら最高の景色のはず!

登山道に到着。


山頂まであと2km。

ここからは樹林帯の登りをひたすら登る。
5合目。


開けてきた。


1時間ほどで北峰に到着。


完全にガスの中だけど、風もなく意外に寒くない。

せっかくなので南峰も踏んでおく。


やっぱり何も見えない。

北峰に戻ってお昼ご飯。

持ってきた白米おにぎりとキムチチゲスープを混ぜて即席クッパ。

最近の山でのマイブームだけど、これは超絶うまい。
ぜひお試しあれ。

おなかを満たして下山開始。
草原を駆け抜けて


駐車場に1時間ほどで到着。

ガスってしまって残念な結果だったけど、下部の牧場の景色は何とも言えず、またリベンジしたいと思った。

帰りは奥中山高原の温泉に入って、隣接するジェラート屋さんでジェラートを食べて帰りました。


ここは天体観測所があるくらい星もきれいに見えるらしいので、次はぜひ晴れた日にリベンジを!

姫神山

2015年11月19日 | 岩手県の山
岩手の名峰、姫神山に行ってきました。

姫神山は岩手山、早池峰山とともに岩手三山に数えられる名峰。

盛岡市内からもよく見えるそのピラミダルな山容はとてもきれいで美しいのだ。

そんな姫神山は高校の林間学校で登ったことのある思い出深い山。
実に16年ぶりに登ってきました。

自宅から姫神山登山口までは40分ほど。


今回は高校の時と同じく一本杉コースから登る。




登山口到着時の天気は晴れ。

山頂付近はガスに覆われていたけど、登るにつれて晴れてくるだろうと予想して出発。


出発時刻は8時。

この時点で登山口駐車場には自分の車以外に登山者はいなかった。

出発してすぐのところで振り返ると、雪を被った岩手山の雄姿が。




素晴らしい絶景!

これは山頂からの景色が期待できる。

一本杉コースの由来となった一本杉。




確かに立派な杉の木。

すぐ脇には水場があり、水分補給。
これがものすごくうまかった。

一本杉を越えると山頂まではひたすら単調な登り。

五合目。


八合目


8合目付近からはガスの中に突入。

昨日降った雨が木々の枝についてそれがちょっとした樹氷となってなんとも幻想的な雰囲気。






樹林帯を充けると岩場の登り。
振り返ると樹氷の尾根が見えた。


ちょっとの登りで山頂到着。


ゆっくり登ったけど、わずか1時間の道のりだった。

16年ぶりの山頂だったけど、ガスの中で少し残念。

ガスが抜けるかなぁと20分ほど待っていたら、一瞬だけガスが抜けて岩手山が見えた!


何も見えないかと思ったけど、一瞬だけでも景色が見えて良かった。

帰りも同じコースをたどって40分ほどで駐車場に到着した。

姫神山は難しいところもないので、今度はよく晴れた冬の日に登りに来たい。

栗駒山登山

2015年10月15日 | 岩手県の山
焼石岳のあとは栗駒山へ移動。

栗駒山は須川高原温泉が登山口。
8月に来た時は整備の為閉鎖中であったおろせ広場から先の道が9月に開通。
この道を通って行くと30分ほどの短縮となる。

途中、岩手宮城内陸地震で崩壊した橋を遠望。


このときの地震は人的被害が少なかったからあまり話題にならなかったけど、インフラの被害はかなりのものだったみたい。
ちなみに、栗駒山へ突きあげる名渓産女川も、上部は遡行できるけど、下部は完全に埋まってしまったとか、残念。

つぶ沼キャンプ場から須川高原温泉まで1時間かからずに到着。
さすが観光地、駐車場は激込み。


ただ、この時間から山に登る人は少ないみたいで下山してきている人がほとんどだった。
12時半に登山口を出発。


今回は秘湯須川高原温泉の入浴も目的の一つなので、受付終了の16時までには絶対下山する。

最初は温泉の脇を登っていく。


硫黄臭がする中てくてく歩いていく。
このにおい、温泉観光地に来てるって感じがして大好き。

紅葉の中を歩く。




しばらく行くと名残ヶ原。


ここはすばらしい湿原が広がっている。
なんかいい!!
正面には目指す栗駒山の頂上。

湿原を抜けると火山礫の登り。


少し行くと昭和湖。


なんか静かで神秘的な雰囲気。

ここからひたすら登ると天狗平。


眼下には宮城県側の栗原市の景色。


登ってきた方面。


遠くに鳥海山が見えたけどもう雪化粧してた。


天気も回復!

いや~来てよかった。
焼石岳方面も天気が良くなってる。

天狗平から山頂までは20分ほど。


稜線の両側はステキな眺望。


山頂到着。


山頂からも360度の大展望。




大展望を目の前にしてお昼休憩。

チゲスープに持ってきたおにぎりを入れて即席クッパ。
これがめちゃくちゃうまかった。

贅沢な時間を堪能して下山。
次は初夏に来たいな。


下山は別のルートから。

産沼を経由して、




最初の登山道と合流。


てくてく歩いて、名残ヶ原を通って


登山口に到着した。




15時に着いたので温泉の受付終了まではまだ余裕。
さっそく須川高原温泉に入ります。


ちょうどお客さんも帰る時間なのか、自分が入る頃には温泉が貸し切り状態。

広い露天風呂を存分に満喫。
白濁した硫黄の温泉は体も温まって最高の湯加減だった。


東北の名山、名湯は本当にすばらしい!!

焼石岳登山

2015年10月15日 | 岩手県の山
マラソンも終わり、これからは山登りシーズン。
まずは紅葉真っ盛りの焼石岳と栗駒山に行ってきました。

焼石岳は岩手県の中部にある焼石連峰の主峰。
今回はつぶ沼コースから登ることにした。

つぶ沼キャンプ場の駐車場に6時半着。


駐車場にはちらほらと登山客の姿が。
ここは、8月の沢登りで来たことがある。

まずは銀明水までの5.5kmをてくてく歩いていく。


紅葉は真っ盛りで素晴らしい。






気温も歩いていると暑いくらい。

石沼到着。
ここの水はすごくきれいで、不思議な色をしている。


先日行った白神山地の十二湖のような透明感。

遠くには北上市街も見渡せる。


う~ん、いい景色だなぁ。

ここから樹林帯の中をしばらく行くと銀明水避難小屋。


中はストーブもあって快適そう。


避難小屋のすぐ下にベンチが置かれていて休憩できる。
すぐ脇に銀明水の湧き口があってコップですくって飲んでみる。


うん、うまい、これはまろやかな味わい!?なのかな^^;
でも確かにおいしかった。

銀明水避難小屋を過ぎると樹林帯を抜ける。


樹林帯を抜けると風が強くなってきてけっこう寒い。

北上市街方面は晴れていて遠くまで見渡せるけど、山頂付近はガスがかかっていて残念ながら見えない。




姥石平に到着。


ここは完全にガスの中。


ううう、かなり寒い。

泉水沼到着。


風がビュンビュン吹いてくる。

泉水沼からは稜線に向かって登り。
そして稜線に出ると西側からの突風が。。

激寒っっっ!!

フリースとダウンを着込んで頂上までの道を急ぐ。
立ち止まっていると息もできないくらいの突風。

山頂直下で長靴を履いた中年の単独行のおばさんとすれ違う。

「どごがら来た?」

と聞かれたので、

「つぶ沼からです。」

と答えたら。

「だば同じだね。」

と言い残して軽やかな足取りであっという間に見えなくなってしまった。
何だか女性忍者のくノ一のような身のこなしだった。

山頂到着。


山頂の標識には海老のしっぽが付き始めていた。


あまりの寒さで写真だけ撮ってそそくさと下る。

少し下まで下ると西側のガスが晴れて一瞬だけ景色が見えた。




ものすごい紅葉で真っ赤な景色。
晴れていたらすごい景色だったんだろうな、残念。

泉水沼まで着くと風も一段落。
山頂付近も一瞬だけガスが晴れて見えた。



帰りは下りなので楽ちん。

同じ道をひたすら下ってつぶ沼登山口に到着した。

今回はガスってしまって山頂からの景色が楽しめなかったので、次は天気の良い時に再訪したいな。

早池峰山登山

2015年06月24日 | 岩手県の山
平日に休みをいただいたので念願だった初夏の早池峰山と秋田駒ケ岳に行ってきた。

この二つの山の魅力は何と言っても高山植物。
花の百名山にも数えられるこの二つの山は、6月~8月が高山植物の最盛期。
土日は激込み必至なので、せっかくいただいた平日を有効活用すべく2つの山をセットで行くことにした。

ちなみに早池峰山は3年前に沢登りで1度来たことがある。
この時はガスと雨で何も見えずひそかにリベンジする機会を狙っていた。

朝4時半発早池峰山登山口5時半着。


6月~8月まではマイカー規制で登山口までは途中からシャトルバスに乗ることになるが、平日は規制が解除されていて登山口まで乗り入れることができる。

出発準備を整え出発。
今回は小田越登山口から登って河原の坊に下るルート。
この方が駐車場に直接下山できるので。

河原の坊から30分ほど道路を歩いて小田越登山口へ。


ここから30分ほど歩くとすぐに樹林帯を抜ける。


抜けるような青空で気持ちがいい!

振り返れば向かいの薬師岳と登山口が見える。


頂上まではまだまだ。

途中から高山植物が咲き始める。

ミヤマオダマキ


ミヤマアズマギク


ハヤチネウスユキソウ


ちなみに、ハヤチネウスユキソウは早池峰山のみで見ることができる固有種。
見られて良かった~。

ミヤマヤマブキショウマ


ミヤマシオガマ


う~ん、素晴らしい!

天気も最高!!




今日は絶好の登山日和で気持ちも高まる。

山頂直下はちょっと急。


梯子も出てきて高度感がある。


この梯子を越えるとすぐに稜線。


山頂はあと少し。


山頂到着。


山頂からは360度の大展望。






雲海も見れてラッキー。


写真だとわかりにくいけど、遠く栗駒山、焼石連峰も見える。


本当に素晴らしい天気。

山頂でおにぎりを食べて30分ほど休憩。

休憩後は河原の坊登山口へ下山開始


こちらのコースはとにかく急。
下の駐車場まで丸見え。


振り返るとこんな感じ。


下山中も高山植物を撮りながら下る。

チングルマ


ミヤマキンバイ


ハクサンチドリ


ヒメイソツツジ


ミヤマカラマツ


急な坂道をひたすら下る。

高山植物もなくなり沢筋の道となったところで駐車場に到着した。


時間は8時50分。

割とゆったり登ったつもりだったけど意外と早く戻れてしまった。

この後は秋田駒ケ岳の国見温泉登山口へと移動した。

女神山~真昼岳

2015年06月07日 | 岩手県の山
先週に引き続き西和賀町へ。
今回は前から気になっていた真昼山地の女神山~真昼岳のコースを登ってきた。

このコースは秋田県側と岩手県側の両方からルートがあるけど、今回は岩手県側の女神山登山口から。

朝5時に家を出て6時半登山口着。


自分一人かと思いきや、秋田ナンバーの夫婦も同じく到着。
けっこう人気の山なのかな。

登山口から女神山に向けて一気に登る。






新緑の登山道が気持ちいい!

わずか30分で女神山に到着。


女神山から真昼岳を目指す。
目指す真昼岳。


けっこう遠いいなぁ。

しばらく行くと分岐点。
秋田側からの登山道と岩手県側の登山道との合流地点。


この辺から見晴らしも良くなってきて最高のトレイル!






向かって左手は美郷町の街並み、というか田んぼ。


景色最高!

最後の急登を登りきると真昼岳まであと少し。


真昼岳到着。


山頂には避難小屋?神社?がある。


それにしても360度の大展望。




行動食を食べて来た道を戻る。

帰りは高山植物を撮りながら。






女神山からはブナ見平経由で下山。


ブナ見平というだけあって、ブナの原生林が美しい。




途中、この登山道のハイライト白糸の滝を見物。






確かにこの滝は一見の価値あり!

登山口に10時半着。
初夏の真昼山地は爽やかで快適なコースだった。

帰りは砂ゆっこで砂風呂に入る。


ステキな砂かけレディがお待ちしてます。

その後職場でオススメされたイベント、湯川温泉の山菜フェスタへ。


このお祭りは西和賀町産の西ワラビ料理がたらふく食べられる。
これは行くっきゃない!

山菜フェスタ会場。


めちゃ盛り上がってる!

さて何を食べようかな。


山菜焼きそばと山菜ピザを注文。


これが激ウマ!
どちらも作りたてなので熱々。

最後は利きワラビに参加。


4種類のワラビの産地を当てるクイズだったけど一つも当てることができず終了。。

それでも山菜の料理とワラビの試食を大量に食べて大満足で帰った。

もう西和賀町の虜です。