人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

第1回富士山マラソン

2012年11月25日 | フルマラソン
いよいよ大会当日。
朝はスパゲティーを作り炭水化物を摂取。

着替えを済ませ7時にキャンプ場を出発。
富士山、ため息が出るほど美しい!


と、キャンプ場を出ようとしたところで管理人のおばちゃんが会場まで車で乗せていってくれるとのこと。
も、もちろんお願いします!

実は前日、バンガローに泊まっているお客さんを6時20分に送っていくので一緒に乗るならどうぞと言われていたのだ。
ただ、そんなに早く会場に行っても寒いだけなので丁重にお断りしたのだった。

そんなこんなで途中まで乗せてもらえることに感謝!
テントも車もそのまま置いておいていいということだし、いろいろありがとうございましたm(_ _)m

会場近くに下ろしてもらいまずは河口湖駅に設置されたブースで参加賞を交換。




この大会、参加賞が豪華でサングラスにTシャツがもらえる。
さらにゴールすると富士山の形をした完走メダルまで。


サングラスもたいしたことないかと思っていたけど意外に使えそうだ。


そして会場へ移動。
おぉ、盛り上がってる!


スタート前に健闘を称えて記念写真。


がんばります!!

そしていよいよ整列。


スタートゲートは目標タイム3時間未満から30分ごとに並ぶ位置が設けられていて、申し込み時の自己申告でA~Eゾーンに分けられている。
自分は3時間切りを目指しBゾーン(陸連登録者がA)に並ぶ予定だったけど、八ヶ岳の100kmレースで足を痛めてしまい断念。
どうせ3時間切りは無理なので適当に並ぶことにした。
とはいえ、結局はA~Eなんて関係なくて早いもの順になってた(笑)

そしていよいよ号砲!
花火と煙が立ち上がりテンションが上がる。


スタート開始直後はもう人ひとヒトで走ることもままならない。
しかもスタートゲートには菅原文太、佐々木則夫監督、サンプラザ中野など豪華キャストがずらり!


みんな写真を撮りながらなのでなかなか進まない。
スタートゲートをくぐるまでに4分ほどかかり、そこから1km付近までも7分もかかった。
スタート直後でトダが「シモダ」コールを連発しているのに気づいたものの、あまりのヒトの多さで反応することができなかった。
ゴメン!

スタートしてすぐに目の前に富士山が。


天気は快晴で申し分ない。

11kmほどで河口湖大橋。
振り返ると富士山の絶景が!!


本当に気持ちいいコース。

河口湖大橋を渡ると湖畔の紅葉がきれいなロード。


走っていて楽しくなってくる。

そして1時間40分ほどで中間地点。


体が温まってきていいペースになってきた。

途中のエイドではバナナ、チョコレートが山盛りになっていてたくさん食べる。

そしていよいよこのコース最大の難所西湖へ続く2kmの登り。


みんなスピードが落ちてくるのでがんばって抜かしていく。

登りきると今度は西湖の湖畔を走る。


ここも紅葉がきれいで楽しい。

そして西湖を一周して先ほど登った坂を今度は一気に下る。
下りの途中で35km地点。


やっぱり下りの方が足にダメージがきて、下り終わって平地に入ったところでガクンとペースが落ちる。

それでも最後の2kmでペースを上げていよいよゴールへ。
なんとゴール直前でトダがカメラを構えていてくれてベストショットが!


そしてゴール!!
記録は自分の時計で計ったところ3時間21分でした。
最初のペースだとかなり遅いかなと思ったけど割と良いタイムが出せて満足。
終わった後の完走メダルも意外としっかりしていてこれまた満足。
タイムについては後日グロスタイム、ネットタイム、5kmごとの通過タイムが掲載されるそうなのでこれも楽しみ。
なんだかんだで至れり尽くせりの大会だった。
来年もぜひ参加したい!

ゴール地点では「アントキノイノキ」がトークショウをしていた。


マラソン終了後はキャンプ場へ移動。
行きは車ですぐだったけど、意外と遠くて30分もかかってしまった。

帰りはもちろん富士吉田うどん!
2件ほど行ったものの、閉店時間前なのにうどんがなくなってしまったとのことで跳ね返される。
3件でようやくうどんにありつけた。

入ったお店は「はうす」という店でまさに名前のとおり外見は「家」


ここは3月にも行ったことがありかなり美味しかった印象が。
しかも漬け物が食べ放題ということもあり、うどんが出てくるまでひたすら漬け物を食う。

ようやく運ばれてきたうどんはこれ


「肉玉大」
めちゃくちゃうまい。
マラソンの後は吉田うどん、これを定番にしたい。

うどんを腹一杯食べて、大渋滞に巻き込まれながら帰京した。

急な誘いにも関わらず応援に来てくれたO谷さん、タロウ、トダ、ありがとう!!

P.S
ちなみにあとで知ったことだけど、今回のマラソンで5000人ほどが大渋滞に巻き込まれ出走できなかったらしい。
どうやら新宿発着のツアーに参加した人たちが主に被害者のようだ。
中には車から降りて高速道路を走って会場に駆けつけた人もいるとかなんとか…
確かに河口湖周辺の宿泊施設はキャパに限界があるので当日発着のツアーに参加せざるを得なくなったヒトは多いと思うけど悲惨過ぎます。。

第1回富士山マラソン前夜祭in河口湖オートキャンプ場

2012年11月24日 | 富士山マラソン
今年最後のレースは富士山マラソン。
去年までは河口湖マラソンという名称で河口湖を2周するコースだったが、富士山の世界遺産登録へ向けた機運を高めるため今年からコース・名称ともにリニューアルして第1回目が開催された。
今回の大会はエントリー数が2万を超えていることもあり、河口湖周辺の宿はどこも満員。
もちろん宿なんて予約していないのでどうしよう。
当日新宿発着のツアーとかもあったけど、河口湖までせっかく行くのにそんな野暮なことはしたくない。

ということで前日は近くのオートキャンプ場で前夜祭決定!
急なお誘いにも関わらず、O谷さん、タロウ、トダという最高のメンバーが参加してくれた。

土曜日の朝の大渋滞を避けて金曜夜に出発。
山中湖畔にテントを張って寝る。
夜はずっと雨が降っていた。

朝起きるとまだ雨が降っている。


でもせっかくなので近くの超ゆる山に登ろうと車で移動。
登山口に着くと青空が出てきてちょっと期待できそう。

そしてゆるやかな登山道を登ると15分ほどで頂上へ。


この山、三国山という山に続く尾根の途中のピークで鉄砲木ノ頭と呼ばれている。
ここから見る山中湖と富士山は絶景!


タロウと記念撮影。


まだ雲がかかっていたけど青空が出てきて最高だった。
頂上にある神社で明日の完走を祈る。


このあとは紅富士の湯でサウナに入って英気を養う。


明日はやるぞ!


腹が減ったので富士吉田名物、吉田うどんの店へ。
富士吉田うどんはもう何度食ったかわからない。
それくらい大好きです。

今日行ったところは「くれちうどん」


相変わらず繁盛していて満席だ。


ようやく席に着いて注文したのは
「全部入大盛り」


さっそく食す、うまい。
薄味のつゆ、コシ、馬肉、どれをとっても一級品。
何度食ってもうまい、それが吉田うどんだ。
いやはや大満足。

腹が満たされたところで河口湖オートキャンプ場へ移動。
途中買い出しをして2時に到着。
事前に予約して行ったものの、キャンプ場でキャンプをするのは我々だけだった。


さっそく買い出した酒で乾杯!
地ビールの富士山ビールとともに日頃のストレスを発散する。


日が暮れたらテントの中に入ってくだらない話をひたすらして8時に寝た。
夜トイレに出たときに見た星空がきれいだった。

初冬の金峰山afterほったらかし温泉

2012年11月19日 | 山梨県の山
エリートサラリーマンのはせがわくんと金峰山へ。
最後の秋山のつもりで行ったものの実際にはもう初冬の様相だった。

先日渋谷で飲み会をしたときに店に手帳を置き忘れるという失態をおかし、渋谷集合&出発。
前日の8時半に出発し道の駅牧丘にテントを張って寝る。
土曜日は午後からずっと雨が降っていたが、道の駅に着いた頃には晴れて星がきれいだった。

6時に起きて大弛峠へ。
途中から見えた金峰山頂上。


おぉ~、よく見える。


天気もよくて紅葉もきれいだなぁ~なんて鼻歌を歌いながらドライブしていたら、なんと標高2,000m付近からちらほらと雪が。
嫌な予感がしていたところ案の定途中から雪道に。。。
大弛峠の2.5km手前の坂道で車がスリップして登れずそこから歩くことに。


ここからは完全な雪道。
陽の当たるところは雪が少ないものの日陰はごらんのとおり。


駐車地点から30分ほどで登山口に着いた。
それでも登山口にはけっこうな数の車が駐車していた。




登山口からは雪道。




とはいえ足首程度の雪なのでアプローチシューズで問題なし。

途中開けたところでの写真。


ちょっとガスってきた。

朝日岳を9時半に通過。
最初は晴れていたのにけっこう雲が出てきた。


雪の付いた急な下り。


10時半に樹林帯を抜けて最後の稜線。


ここに来ると待っていたかのように晴れてきた。


それと同時に北からの強い風が。
さっさむい!!
もう鼻水止まらず垂れ流し状態。
指先もチリチリ痛い。

それでも何とか頂上に到着~。
金峰山の標識にはエビの尻尾が付き始めていた。



頂上からの景色はもう最高!
富士山から南アルプス、そして先々週走った八ヶ岳も全部見えた。





頂上からちょっとおりた五丈岩の陰で風を避けて休憩。
お湯を沸かしてカップヌードルを食う。
うひょ~、うますぎ。
「富士山とカップヌードル」


これ最強です。

カップヌードルを食ったら寒いのでさっさと撤収。
だいぶ気温が上がってきたのか雪が溶け始めていた。

駐車場に1時半、車に2時に到着した。
雪が積もっていたのは予想外だったけど、返って秋山よりも楽しい山行だった。


山の帰りは温泉。
勝沼の温泉といえばもちろんここ!!


ほったらかし温泉。
今年の5月以来2回目。
この温泉、とにかく風呂場からの眺望がヤバすぎる。
さすがに風呂で写真撮ったらまずいよなと思っていたら、みんな風呂場に携帯持ってきてパシャパシャ撮ってる。
ということで自分もやりました。
それではどうぞ。







この写真を見たあなた、ぜひ行って体験してください。
今まで行った温泉の中でも最高ランクの温泉です。

ちなみにこの温泉、「あっちの湯」と「こっちの湯」の二つがありそれぞれ別料金(両方とも700円)。
前回「あっちの湯」に入ったので今回は「こっちの湯」に入った。
「あっちの湯」の方が2倍広いけどどちらも良し!

風呂のあとはほうとう味くらべ大会2連覇中のお店でほうとうを食って大渋滞に巻き込まれながら帰った。




朝日連峰全山、飯豊連峰全山トレランコース

2012年11月11日 | 朝日連峰トレイルラン
こんなトレランコースがあったらいいなということでトレランコースを2つ作ってみた。

①朝日連峰全山トレランコース(全長29.8km,累積標高差4,370m)


②飯豊連峰全山トレランコース(全長63.9km,累積標高差5,869m)


①は今年の夏、②は大学2年の冬に縦走したけど、どちらもすばらしいコースだった。
特に②はラッセル&強風&停滞など縦走するのに1週間かかったという思い出のコース。
でもトレランなら1日でゴールできるかな。
どちらもゴール地点に荷物をデポ&宿確保が必要になろうかと思うけど、コースからの景色そしてゴールした後の達成感はかなりすごそう。

水の確保、天候への対応など難しそうだけど来年できたら挑戦してみたいコースです。
だれか興味のある方がいたら一緒に走りましょう!

八ヶ岳スーパートレイル100マイル(100kmの部)

2012年11月04日 | 八ヶ岳スーパートレイル100マイル
トレイルランニングを始めて6ヶ月。
ついに100km超の大会に挑戦してきました。
極寒のロード、夜間のトレイル、そして107kmという未知の領域でしたが、何とか制限時間17時間の10分前にゴールできました。

今回出場したのはOSJが企画しているトレイルランニングの大会。
蓼科湖を起点に八ヶ岳を1周する160kmの部、清里から蓼科湖までの100kmの部(実際は107km)、そして松原湖から蓼科湖までの60kmの部の3つの部門があり、それぞれ600人、300人、100人が出場した。

前日の金曜日に白馬国際トレランに一緒に出場した谷さんとおっくんが清里のペンションで合流。
今回は谷さんとおっくんが60kmの部に出場だったが、おっくんがサッカーの試合で腰を痛め今回は欠場。
サポート役に回ってくれることになった(これが完走の成否を分けた!)。

朝7時半、100kmの部のスタート地点清里駅へ。
おぉいるいる変人たちが(笑)


スタート前に記念撮影。


ゴール後にはどんな状態になっているか不安です。

朝8時いよいよスタート。
そしてスタート直後にありえない事態が!
清里駅からまっすぐのびるメインストリートをみんなまっすぐ進んでいく。
なんと1分ほどたったところで係員から道を間違えていることを伝えられるという大失態。
本来はスタートしてすぐに左に曲がるところを目印の矢印をトップが見落としそれにつられてみんな付いていってしまったようだ。
戻ってみると確かに矢印があったけどこれは気づかない。
係員、曲がるところで立っててよ。

と、いきなり時間をロスしたけど、自分は最後尾にいたのでそんなに影響はなかった。
今回の作戦は最初はとにかくスピードを抑えて後半まで体力を温存しておこうという計画。
特にトレイルの下りでスピードを出すのは禁物。
前回の白馬トレランでは下りでスピードを出し過ぎ後半膝と太ももに過度の負担をかけてしまった。
しかも今回は100kmなのでとにかく足に負担のこない走り方でひたすらいこうと考えていた。

まず最初は飯盛山(めしもりやま)への登り。
ここは道が一本道なので数珠つなぎのように登っていく。


そして登りきるとこの景色!!




こんなに良い天気は久しぶりというくらい本当に良い天気。
抜けるような青空ってこういうのを言うんだね。

そして登りきるとちょっとした尾根上のトレイル。


ここからの景色も最高!


そして降りてきて最初のエイド。
ここのエイドがひどかった。
なんとテントとテーブルしかない(笑)
交通誘導のおじさんが一人立ってて、
「ここはトイレしかありませんよ~」って。
あれ??事前の概要だとそれぞれのエイドにチョコ、飴、水、”地元のもてなし”があるんじゃなかったっけ??

そういや谷さんからOSJの企画する大会はエイドは期待できないよと聞かされていたけどここまでひどいとは。。
まぁエイド頼みで走ってるようではだめなので気にせず進む。

JR最高地点を通過。


ここからはひたすらロード。


こんな牧歌的な風景も。


そして今度は南八ヶ岳林道という長い林道が続く。


第6エイド着。

ここのエイドも期待を裏切らない内容だ。

ここから更に林道を進む。


途中ホルンを吹いているおじさんに遭遇。


この大会のために来てくれていたのか、それともただ練習していたのか不明だけどなかなか良い音色だったよ!

林道が終わると松原湖までまたまた長いロード。


この大会、トレランの大会と標榜しているけど、実際にはウルトラマラソンにちょっとトレイルを足した大会といった感じ。
ほとんどがロードと林道で占められている。

ようやく42km地点の松原湖到着。


ここは関門になっていて制限時間がスタートから6時間の14時。
到着が13時10分だったのでとりあえず計画通りにここまで来れた。
ここではサポート役に回ってくれていたおっくんと合流。


紅葉がきれいで素敵なところだった。


持ってきてもらっていた補給ゼリーをもらいドンタコスを食べる。
塩分が足りていなかったのでここでのドンタコスは最高だった。
コーラをがぶ飲みしおっくんと分かれる。
次の合流地点は女神湖。
女神湖までまだ50kmもある。。

松原湖からはひたすらロードの登り。


夕暮れも迫り、紅葉と夕日のコントラストがきれい。


松原湖から15kmで第7エイドの八千穂レイクタウンに到着。


ここでは事前にデポしていた道具を受け取れる。
自分は荷物になるだろうと雨具、ダウンベストをデポしておいたのでここで回収。
これもここにデポしておいて正解だった。
ここまでは陽が当たっていたので暖かかったけど、日が暮れて急速に冷えてきた。

体も冷えていたので温かいものを補給しようとしたところキノコ汁の提供が。
これが地元のもてなしか~と思いきや、見てびっくり!
なんと200円って有料かい!!


他のランナーも、
「キノコ汁って無料じゃないんスか?」
「はい、200円になります」
と笑顔であしらわれてた。

しかし、高いエントリーフィーを払っているのにこのおもてなしはどうなんだろう。
まぁ温かい麦茶の提供があったので良しとしよう。
その麦茶を3杯ほど飲んで出発。

ここからは本当に寒くなってきた。
7kmほどで第8エイド着。ここで約60km地点。


ここでは係員からあることを告げられる。
ここから16km先にあるエイドが設置されなくなり、次のエイドは大河原峠までないとのこと。
ということは、25km先までは何もないってことか。
はぁ~!?
別にエイドにはすでに期待してないけど、大会運営としてそもそもどうなってんのって感じ。
自分はいいけど、100マイルの人たちは疲れきった体で到着して次のエイドは25km先かい。
だったら最初から設置するって言わなきゃよかったのに。

とまぁそんなことを思いながら出発。
するとここで後ろから猛然と走ってくる野獣を目撃。
その決定的瞬間をカメラは捉えていた。


奥のオレンジ色のウインドブレーカーを来ている人。
何と100マイル出場のトップランナー。
エイドで休むこともなく颯爽と抜き去っていった。
えっ、この人ここまで117km走ってるんだよね?
と疑うくらい早かった。たぶん5分/kmは出てたんじゃないだろうか。
ここまでくるともう人間じゃない。
結局160kmを18時間半でゴールしたそうな。
超人過ぎます。。

そんなこんなでここからはトレイルに入る。


ロードよりも足に負担がこないのでトレイルに入って少しペースが上がった。

そして本来であればエイドがあった117km地点に到着。
ここですでに日が暮れて真っ暗。
ここからは大河原峠まで標高差800mをひたすら登らなければならない。
黄色い雨具を着たおじさんが良いペースメーカーとなり、お互い先頭を譲りながらひたすら登る。

登りきって平坦な道に入ったところでおっくんから電話が。
谷さんがゴールして女神湖で待っているとのこと。
おぉ、さすが谷さん、この電話で元気が出た!

2100mまでくるとかなり冷え込む。体感温度で0度くらいか。
大河原峠までもう少しだけど、あまりの寒さにユニクロのダウンベストを装着。
このダウン、持ってなかったら絶対完走できなかったです。
心から本当に持ってきてよかったと思った道具だった。

そして大河原峠に19時20分着。
計画では19時半だったのでなんとか計画通りにここまできている。

大河原峠ではみそ汁の提供が!
ここで初めてエイドのありがたみを受けた。
しかも暖房付きのテントが張られていて休憩できる。
とにかく暖をとって冷えた体を回復させる。
スタッフの話だと大河原峠の現在の気温は氷点下5度。
そりゃ寒いわな。
ちなみに防寒具をあまり携帯していないランナーがここで低体温症になってけっこうリタイアしたらしい。

ここからは女神湖までひたすら下り。
動かなくなってきた足を何とか動かし女神湖を目指す。
途中スキー場のゲレンデを通るんだけど草つきが滑って大変だった。

女神湖21時半着。
ここは第2関門になっていて制限時間は22時。
計画だと21時半着を予定していたのでなんとか予定通り。

入り口ではゴールした谷さんとおっくんだ出迎えてくれた。
そしてここのエイドはこれまでにないくらい充実!
おにぎりから豚汁、パワーバー、そしてコーヒーやお茶まで用意されていた。
おにぎりと豚汁をいただき食す。


うまい!
冷えた体に染み渡っていく。
これでなんとか完走できる体制が整った。

ここで谷さんから最後のルートの説明。
ここから白樺湖まで下り、そしてそこから3kmの登り、2kmのトレイル、5kmの下りとのこと。
谷さんの足で1時間40分かかったとのこと。
ということは今の自分の足だと2時間ちょいはかかるか。
んんっ、制限時間まであと2時間半しかない!
ゆっくり飯食ってる場合じゃない。
ということで5分ほどの休憩ですぐに出発。
このやりとりと隣に座っていたお兄さんがガン聞きしていた。

ここまでくると足が相当疲労している。
幸い膝は痛くないので何とか行けるけどスネが痛くてどうしようもない。
でも歩きのペースだと制限時間をオーバーしてしまうのでなんとかジョグで進む。

そして白樺湖の最後のエイドに到着。
ここで事前に連絡しておいたストックを調達し最後のトレイルに突入。
最初ストック使うか迷っていたんだけど、白樺湖への下りでいろいろ考えた末登りではストック必要との結論に達し連絡したのだ。

ここからはスキー場のゲレンデをひたすら登る。
稜線に出ると満天の星空。
日中も景色はきれいなんだろうけど、夜の尾根道もなかなか良かった。

そしてそして最後の下りへ。
もうここからは時間との勝負。
トレイルの下りはけっこうな山道で夜は下りにくくてスピードが出ない。
トレイルが終了しロードに出たところですでに0時35分。
ここでは本当に焦った。

疲労困憊の体にむち打ち最後の走り。

そしてそしてようやくゴーーール!!


結果16時間50分29秒でした。
制限時間10分前のゴール。
ほんとギリギリだった。

とにかくゴールできたので言うことなしです。

そして翌日。


なんと年代別で2位ということで表彰されてしまいました!


総合だと53位だったけどね(笑)
そもそも20代で参加している人が23人&完走者が3人なので完走者は全員表彰なんですが、それでも表彰されるというのはうれしいこと。
茅野市町と握手しちゃいました。

そして60kmの部に出場していた谷さんはというと


総合4位!!
凄すぎます。。
トレランスピリッツを見せてもらいました。

そんなこんなでいろいろありましたが、総じて楽しい大会でした(ゴールできなかったら180度変わっていると思うけど)。
谷さん、おっくんサポートありがとう!
そして寒い中エイドでサポートしてくださったボランティアや関係スタッフの方々、本当にありがとうございました!!


P.S
ちなみに、今回の大会おそらくUTMF(ウルトラトレイルマウントフジ)の流れに乗って開催されたんだろうけど、以下の点で改善が必要かと思われた。
○事前に送付された大会概要のエイドの説明と実際のエイドの内容が違う。
○当初の説明の距離と実際の距離が違う(事前送付資料だと103kmだが実際は107km、最後の4kmの違いは致命的になる)
○関門時間がシビアすぎる(100kmの部の完走率はなんと30%)
○極寒の林道でほとんどスタッフに会わなかったので途中で動けなくなったら死ぬ危険あり、しかも電話は圏外(特に急遽エイドがなくなった60km~大河原峠付近までの間)

関門時間は事前に分かっていたことなのでやむを得ないとして、事前説明なくエイドが急遽なくなっていたり、無人でテーブルしかなかったりはちょっとひどい。もちろんエイドなどなくても完走できるような準備をしていないといけないけど。
ボランティアが集まらなかったり、地元の協力が得られなかったりで対応が後手後手になってしまったのか。
安全対策だけはしっかりしてほしい。
次回開催されるなら上記のようなことが改善されてほしいです。