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山登りと旅行の雑記帳です。

三国川ダム〜丹後山途中敗退

2017年03月17日 | 上越の山
久しぶりに上越に行ってきました。
が、新雪ラッセルに苦しめられて途中敗退。
この時期の雪の状況判断はなかなか難しい。。

前日の夜に六日町入り。
1階のスペースでは高齢単独行の先客がいてしばし歓談。
明日は八海山方面に行くとか。
お互い頑張りましょう。

朝、野中行きのバスに乗車。


終点まで私ひとり。

バス停で準備を整えて出発。


まずは遠くに見える三国川ダムまで道路を歩く。


三国川ダムは冬季も管理人が常駐しているみたいで除雪はバッチリ。

1時間ほどで三国川ダムに到着。


ここでスノーシューに履き替えて丹後山登山口を目指す。

トンネルを3回ほど通過。
どこのトンネルも入り口付近は雪崩によるブロックで半分以上埋まってる。


これにやられたらひとたまりもない…

てくてく歩いて十字峡到着。


そしてここからが核心だった。

十字峡までは谷も開けていて道路の上に積もった平らな雪の上を歩けば良かったんだけど、ここから先は谷も狭まり左岸の道路は形跡すらなし。

今考えるとここで引き返していれば良かったんだけど、元々道路がある道だからなんとかなるだろうということで出発。

微妙なトラバースや谷筋からの雪崩を何度も通過。


スノーシューだと沢に落ちかねないのでアイゼンに履き替えたものの、膝下ラッセルとなり体力消耗。。
通常なら50分のコースタイムを2時間半かけてようやく登山口に到着。

登山口に架かる橋は雪で埋まってた。


すでにこの時点で山頂まで行くのは厳しいかなぁと思いつつも、とりあえず行けるところまで行くことにした。

スノーシューに履き替えて登り始めるとスノーシューが予想以上に沈んで体力を奪われる。






そして標高が上がるにつれて膝上のラッセルとなり体力の限界を感じ始める。

なんとか頑張って、山頂まで残り200m付近の1,600m地点まで登るも時間切れでビバーク。

少しだけ見えた南魚沼の街並みがとてもキレイだった。


ツェルトを張って飯食ってすぐ寝てしまった。


翌朝、夜半にさらに雪が降り積もり戦意喪失。
山頂付近もガスに覆われもう登る気は起きない。


撤収準備をして下山開始。

今日の予報は昨日よりも気温が上がるみたいなので、気温の低いうちにあの十字峡までの恐怖のトラバースルートを抜けたい。

ということで下山パワー全開で一気に下山。
雪が降り積もったとはいえ下山は楽チン。
昨日4時間かけたところを1時間で下ってしまった。

登山口から十字峡までは気が抜けず、十字峡の橋が見えた時は安堵感からかどっと疲れてしまった。


このあと、野中のバス停に戻り新幹線で帰京しました。


いやはや、前回のGWと同様のつもりで来てしまったけど、3月と5月では山は全く違う。
おそらくこの1ヶ月で雪も一気に締まって歩きやすくなるだろうし、登山口までの道路に積もった雪も解けるんだろうな。

とにかく、今回は反省点の多い山行となりました。