人生山あり旅あり休みあり♪

山登りと旅行の雑記帳です。

朝日連峰全山縦走トレイルラン

2015年08月01日 | 朝日連峰トレイルラン
久しぶりにトレランに行ってきました。

今回のコースは山形県の朝日連峰縦走コース。
4年前に縦走した時に見たあのたおやかな稜線をいつか駆け抜けたい!と前々から思っていたのだ。
そして、飯豊連峰全山縦走コースと並んでぜひトレランで1度走ってみたかったコース。

朝日連峰を全山縦走するとなると、鶴岡市の泡滝ダムから入って朝日町の朝日鉱泉に下山するルートとなる。
全行程約33kmのロングコース。


前回飯豊連峰を走ったおっくんを誘ってみたところ、距離が短いから行かないと言われてしまい1人で行くことになった、残念。

ところで、飯豊の時もそうだったが、このコースもどうやって車を回収するかが問題となる。
前回は後輩に頼んで下山口まで車を運んでもらったが、今回は1人なのでそれはできない。
いろいろと調べた結果、高速バスと自転車を使えばなんとかなりそう。
ということで、問題もたぶん解決し、朝日連峰全山縦走トレイルランに行くことにした。

前夜、高速バスの降り口となる庄内あさひバスストップに自転車をデポ。
その後泡滝ダムに移動し仮眠。

朝3時半起床、4時スタート。
準備をしていたら、隣に車を停めていたおじさんも同じ時間に出発するらしく、声をかけられた。
もう一組の夫婦もいて、朝ごはんを食べていた。
みんな朝早いなぁ。

スタート時の天気は曇り。
まだ薄暗い中ヘッテンをつけて走り始める。
闇夜に光る泡滝ダムがなんか怖い。


ここから登山道がスタート。




夜が明けて来た。


吊り橋を渡ってその後ジグザグの道を登って行ったら大鳥池に到着。




ここはタキタロウ伝説のあるロマン溢れる池なのだ。

そしてタキタロウ山荘。


ここから以東岳に向かって登りが始まる。

前回来た時は直登コースを選んだので、今回はオツボ峰経由のコースを選択。

高度を上げていくと段々とガスってきた。


そして1400m付近で完全にガスの中。
残念。。


でも高山植物とか咲いていてきれい。


以東岳到着。


想定したタイムよりかなり早くて順調。
しかし稜線に出ると海側からの強風で一気に寒くなる。
景色が見えれば楽しみながらゆっくりと走りたかったけど、これじゃあ何も見えないので休憩もそこそこに走り続ける。

でも走れる箇所が多いので快適に走っていく。




狐穴小屋到着。


外で行動食を食べていたら小屋の管理人から話しかけられた。
最近の天気を聞いたところ、7月はほとんどガスの中で完全に晴れたのは数日しかなかったとか。
下の方は晴れても上の方はガスってしまうことが多いらしい。

ちなみに朝日連峰は去年の沢登りも含めて3回目だけど、主稜線ではまだ晴れたことがない。
今回もダメかなぁ。

狐穴小屋を過ぎて寒江山。


寒江山からの稜線では少しガスが晴れて下の方がちょっと見えた。


下界は天気良さそう。太陽が当たってるもの。

こんな雪渓も。


まだまだ雪は多そう。

竜門小屋はそのまま通り過ぎる。


西朝日岳までの稜線では少しガスが晴れてきたぞ。


これは期待できるかも。

西朝日岳を過ぎて


大朝日岳へと向かう。

そして段々とガスが晴れてきた。


おっ、


おぉっ、


おぉぉっ!!


ついに大朝日岳の全貌が。
ここに来てまさかの晴れ男ぶりを発揮!

そして西側はガスも晴れて素晴らしい景色。


いいぞ、いいぞぉ~。

向かって走ってきた以東岳方面はガスの中。


こんなに違うもんなのね。

こういうの、いいね~。






そして朝日岳直下の避難小屋も見えてきた。


あと少し。


避難小屋到着。


避難小屋の前は高山植物の宝庫。




なんて素晴らしいところなんだ。

先週の五色ケ原も天国だったけど、こちらも天国。
天国あり過ぎだな。

避難小屋前でちょっと休憩。

高山植物がたくさん咲いていたので少し写真を撮る。













避難小屋を後にして、大朝日岳へ。


大朝日岳は避難小屋の目の前。
大朝日岳到着。


素晴らしい!!

360度の大展望とまではいかないけど、ガスの合間を縫って大展望を満喫。




大朝日岳では三度目の正直でようやく晴れてくれた。

朝日連峰はいいところだな~。

この後は中ツル尾根を下る。


なかなかのスカイトレイル。


遠くにはこれから下る朝日鉱泉も見える。


遠いなぁ。

振り返って大朝日岳。


良い山だった、また来るよ!

沢筋まで一気に下る。
いくつか吊り橋を渡ったら




朝日鉱泉に到着した。


そして、なんと予定よりもかなり早く、12時に着いてしまった。
泡滝ダムより8時間。
前半休まずに走ったから想定していたよりも早くなったのかな。

とりあえず2時半のバスまで時間があるから朝日鉱泉で休むことに。

朝日鉱泉ではタクシーを待つ人のために休憩場所が用意されている。
二階の畳の部屋と外のテラス。

まずお腹が空いたのでぶっかけそばをいただく。
看板が出ててやたらうまそうだったから絶対食べようと思ってた。

そしてこれがぶっかけそば。


そばにゴマだれをかけていただく。

う、うまいー!
山の中にあってかなりのクオリティー。
お腹が満たされたところで畳の部屋でお昼寝。


その後テラスでまったり。


テラスは大朝日岳が望める絶好のビューポイント。

そんなこんなで乗り合いタクシーに乗って左沢駅に向かった。

左沢駅からはタクシーで寒河江バスストップへ。


左沢駅から7kmほど。
タクシーで2100円。

寒河江バスストップから庄内交通の山形線に乗って庄内あさひバスストップ下車。

ここで昨日デポした自転車を回収。


泡滝ダムに向かう。
ここから約33km。
33kmって今日走った距離だけど。。

まず荒沢ダムまでプチヒルクライム。

そして、大鳥自然の家からは途中まで舗装されて残りがオフロード。

庄内あさひバスストップから走り始めて約2時間。
泡滝ダムに到着。


ようやく車を回収し盛岡に帰りました。
はっきり言って、この自転車の33kmが一番きつかった。
(何がきついって、オフロードに入ってからアブの大群に終始襲われ続けたこと…)

とっても疲れたけどとっても充実した1日だった。
こんなアホなことをするのもそろそろ終わりかな。


(コースタイム)
泡滝ダム(4:00)~大鳥小屋(5:10)~以東岳(6:40)~寒江山(8:00)~竜門小屋(8:30)~西朝日岳(9:05)~朝日岳避難小屋(9:50)~朝日岳(10:10)~朝日鉱泉(12:10)

朝日連峰全山、飯豊連峰全山トレランコース

2012年11月11日 | 朝日連峰トレイルラン
こんなトレランコースがあったらいいなということでトレランコースを2つ作ってみた。

①朝日連峰全山トレランコース(全長29.8km,累積標高差4,370m)


②飯豊連峰全山トレランコース(全長63.9km,累積標高差5,869m)


①は今年の夏、②は大学2年の冬に縦走したけど、どちらもすばらしいコースだった。
特に②はラッセル&強風&停滞など縦走するのに1週間かかったという思い出のコース。
でもトレランなら1日でゴールできるかな。
どちらもゴール地点に荷物をデポ&宿確保が必要になろうかと思うけど、コースからの景色そしてゴールした後の達成感はかなりすごそう。

水の確保、天候への対応など難しそうだけど来年できたら挑戦してみたいコースです。
だれか興味のある方がいたら一緒に走りましょう!