ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




ワーズワース。千葉県香取市佐原イ491。2003(平成15)年7月20日

小野川の忠敬橋の下流(北)の次の橋が共栄橋で、写真手前右のフレーム外にその橋がある。つまり写真手前は橋詰広場のような場所で、写真左のフレーム外に「カメラの三越」の廃ビルが目立っている。写真右に二階建ての町家が3棟並んでいる。そのうちの左の家と写真中央の平屋の家とが、店名が分からないが元材木商だった。モルタル壁の平屋は材木商を廃業した後、貸店舗として建てたものではないかと思う。昔は材木置き場だったのだろう。
材木商だった家は2012年に「ワーズワース」というイタリアンのレストランに替わった。東日本大震災で家を修復する際、レストランとして改装したのだろうか。モルタル壁の平屋は取り払われて、その裏にあった小さな土蔵(下の写真、左奥の瓦屋根)が表面に出てきた。電柱後ろのトタン屋根の家は建て直されたのかもしれない。
橋詰広場が整備されたことによって、新宿地区の諏訪神社の秋祭りで、山車や踊りの見物には格好の場所になったようだ。



ワーズワースになる前の元材木商。2003(平成15)年7月20日

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