ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




紙屋木工所。台東区日本堤2-37。2011(平成23)年9月10日

土手通りの三ノ輪一丁目交差点辺りの1本東の裏通り。古く見える家は、戦後、焼跡にいち早く建った家ではないかと思う。この家並みの向かい側(土手通り沿いの38・39番地)は戦災では焼け残った地区である。茶色に塗った2棟(そのうちの右の建物は3階建てのビル)が1966(昭和41)年の住宅地図で「紙屋木工所」となっている。
写真右に写っている消火器には「東三ノ輪町会」とあり、写真左奥の四つ角にある台東区掲示板にも同じ町会の名前が入っている。「日本堤」の町名は1966年10月から実施されたが、写真の辺りの旧町名は「三ノ輪町」だった。



中村化工。日本堤2-22。2011(平成23)年9月10日

明治通りの南千住二交差点から南へ入って90mほどのところ。旧町名だと「浅草日本堤4丁目」。写真の平屋の家は硝子戸に「中村化工」とある。1966年の地図で「中村屋パン」となっている。今では4階建ての共同住宅に建て替わった。その先の戦後まもなく建ったと思われる2棟は今もそのままだ。

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