ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 





根本時計店。千葉県香取市佐原イ471
2003(平成15)年7月20日

佐原銀座商店会の通りの北よりのところ。上の写真手前右は「柳湯入口」の路地。この辺りの通りの両側に、料亭風の和食の店が集まっている。懐石・ふぐの「そう馬」、割烹の「寿茂登(すもと)」、寿し・天ぷらの「香取屋本店」、天ぷら・うなぎの「天清(てんせい)」など。小野川沿いの運送業・卸業の旦那方が商用で使ったのかと想像してしまうが、営業している時代が合わないかもしれない。
写真の看板建築は「根本時計店」だった建物。『日本近代建築総覧』に「根本時計店、佐原市佐原(現・香取市佐原)、構造=木、施工=地元大工、いわゆる看板建築」で載っている。
千葉県の近代産業遺跡>旧根本時計店』によると、昭和13年に建てられた。向かいの「石毛たばこ店」が倉庫として借りるようになってだいぶ経つそうだ。2013・14年頃に改装されてレンガ風の壁に替わり、今は写真の面影はない。

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