ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




旧魚網問屋。神奈川県小田原市本町3-6。1991(平成3)年8月22日

国道1号線が直角に曲がって西へ向かう角にある旧商家。この辺りは東海道小田原宿の中心だったようだ。現在は下の写真のように「小田原宿なりわい交流館」と称する「お休み処」や観光案内所の施設として活用されている。平成13年9月の開館。
小田原市>なりわい交流館』によると、建物は関東大震災で壊れた商家を昭和7年に再建したもの。その壊れた家の木材などを再利用して、ほぼ同様の家を建てたのかも知れない。小田原の古い商家に多い出桁造りの家。魚網の問屋を営んでいたという。


小田原宿なりわい交流館。2010(平成22)年7月9日


交流館の後ろにある民家
2010(平成22)年7月9日

この辺りは小田原名物の蒲鉾の店やその製造所が集中している。また昔は、すぐ近くの浜辺に魚が陸揚げされて魚市場もあった場所である。写真の、反り返った屋根が特徴的な出桁造りの家も漁業か魚の加工業に関わった家なのだろうか。

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