ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




芙蓉書房。中央区月島3-28。2001(平成5)年10月20日

清澄通りに面した区立月島第一小学校の向かい側。柱の上のレリーフの模様や軒の飾り帯を目立つように濃い色で塗った洋風看板建築だ。建物は健在だが、2005年2月に「二ノ酉」という居酒屋に変わった。
下の写真では清澄通り沿いの隣は空地と日本家屋だが、現在はそれぞれの敷地に2棟のビルが建っている。この並びは、昭和20年代の火保図では月島通5-8の住所で「月島印刷KK、岩城クスリ、杉森」。また、昭和10年頃の火保図の住民の記憶による書き込みでは「江島印刷、東雲堂パン屋、杉森ソバ屋」、芙蓉堂書店の後ろが「今川焼」という記載だ。印刷屋として建った家なのだろうか?


1988(昭和63)年1月17日

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