るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

平城山

2018-10-01 07:19:00 | 歌曲への取組み
9月で締切の仕事が多くて、ブログはなかなか手を付けられず・・・

日本歌曲といえば、季節や風景を歌った曲が多くて、本番に出す際は、季節感というのを意識せざるを得ない。
通年、問題なく歌える曲はないか・・・と悩んでいて探したのがこの曲。
作曲者は平井康三郎氏。かなり長生きされたらしくて、まだ著作権保護期間である。

原調の音域も低めだし、「つまにこいつつ」という歌があるから、男性向きの歌と見られがちなのだけど、昔は「夫」と書いて「つま」と読んだらしいし、作詞者だって女性だ。
作詞者は、人妻でありながら海外へ留学した夫の弟子への思いを古代の皇后に重ねて詠んだという短歌が2つ。
この曲は「渋い」と言われつつも、何度も歌っている。
去年はフルートとファゴットのトリオで演奏して、「休みが一つもない」と管楽器のメンバーに怒られたが、今年はヴァイオリンとチェロの伴奏だったら「弦楽器の方が向いているね」と言われた。
あと、関西人でもなければこれを「ならやま」と読める人はなかなかいなく、「ピョンヤンやま」とか「へいじょうざん」とか読まれてしまうこともよくある。


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