るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

同業者コンサート終わりました!

2019-09-15 12:29:00 | 声楽(レッスン)
昨日は1年半に1回の同業者コンサートであった。
演奏者は前回よりも3人減った。前回は前々回のお客様の半分、今年は演奏者よりもお客様の方が少なく、しかも殆どが私の関係者だった。更に同業者は私の大先生1人だけ。

おそらく、集客力の強いバイオリンさんとソプラノ同業者は互いに仲が悪く、バイオリンさんは今回不参加。ソプラノ同業者は残ったが、これまでの人間関係からか、ソプラノ同業者は集客したいという気持ちがなくなった。
他のメンバーは、「馴染みのある人と一緒に練習を楽しみたい」というつもりだったので、集客は大して意識せず、ということだったのだろう。
打上げの際、この問題について提起したが、皆「時期と曜日が良くなかった」「ブランディングを見直す」「マーケティング戦略を立て直す」「販促方法を工夫する」とか言っているものの、そもそも身内に声をかけていたのかすごく疑問。
「来年もまたやりたいね~」なんて言っていたが、誰にも勧める気がないというのに、どうして参加しようと思うんだろう。
と、思いつつ、集客しようがない本番はこれまで私自身、何回かあったから仕方ないのだけど。


私の演奏についてのそれぞれの反省点
●ビゼー「神の子羊(Agnus dei)」
「アルルの女」に歌詞をつけた歌なので、器楽やっている人の方がこの曲、詳しい。
ずっと「アニュス・デイ」と読んでいたが、ウィーン宮廷歌手からは「『アグヌス・デイ』」と発音しなさい」と言われた。
歌詞覚えるのラクだし、レパートリーになるね。ただ、発声のアラが目立ちやすいかも。
●ブラームス「聖なる子守歌Op92-2(Gesichete Wiegenlied)」
本当はアルトが歌う曲だが、音域的には全然問題なく、丁度良いくらい。
ピアノがステージから離れている会場のレイアウトからなかなかピアノの音が聞こえないのが厳しい。
●マロッテ「主の祈り(Load's prayer)」
ミッションスクール出身でしかもクリスチャンだから、もう何万回もこの歌詞唱えている。
アメリカのWASPの家庭の少女をイメージしながら、ほわぁ~んと歌おうとするんだけど、最後で盛り上がる所で汚くならないか気になる。
●ヴェルディ 「トロヴァトーレ」より「静かな夜(Tacea la notte)」
バリトンの先生からもL先生からも勧められていた曲だったが、ウィーン宮廷歌手は「あなたの声に合っていない」と言っていた。
ヨーロッパの人から見ると、日本人の声は皆レジェロに聞こえるのかも。
リハーサルで前半カヴァティーナ間違えたのに、本番は無事だったから後半のカバレッタまで調子が良かった。
●團伊玖磨「マレー乙女の歌へる」より「どこやらで」「白い雲」「黒い羽根」
日本語なんだけど、無調音楽で、現在楽譜は廃版。要するに誰も他に歌う人は今後まず出てこないし、間違っても気づかれない。
良かれ悪かれ印象度は大きい。
●ペルゴレージ「スタバート・マーテル(Stabat Mater)」より3曲
珍しくソプラノ同業者と志向性が合った。
私はアルトを歌ったけど、とにかくテンポが遅すぎて、ブレス大変な箇所が多い。

さて、次はウィーン宮廷歌手の講習会終了コンサート。