原口と柴崎

原口は最終的にヘルタに残留し、契約期間が終わる来年6月まで飼い殺しにされる可能性がある。EPLに行きたいという希望からヘルタからの契約延長を拒否して、移籍先を探していたわけだが見つからずに残留するという最悪のケースである。大抵このような場合は、ポジションが取れずにベンチかベンチ外。それでもまだベンチに入れればいいほうだろう。

原口はたしかに守備には貢献できるがウインガーとしては迫力不足。左ウィングをカルーに取られていじけだした。それでも代わりに与えられた右ウイングで頑張ればいいものの、適性がないのかどうかは知らないが、シーズンが終わってみればゴールはわずかに１。

この程度の選手に契約を延長してやったのに、それを拒否されてヘルタのフロントも面白くないはず。契約延長は絶対にないと明言されて残り１年は宙ぶらりんである。クラブで試合に出れない原口と試合に出る乾とハリルはどちらを起用するだろうか。

柴崎のヘタフェ加入が決まった。昇格プレーオフを争ったヘタフェに加入するとは皮肉なものだ。テネリフェのような離島よりもマドリッドにあるヘタフェのほうがよかったのか。これからポジション争いをしなければならないが、代表に呼ばれるくらいの活躍を期待したい。